鳥類・哺乳類ロシア語辞典

これは,鳥類学・哺乳類学の用語やロシアの主要な鳥類・哺乳類についての解説です.ロシアの古い著書や文献を読む場合を想定し,分布の記述については,旧ソ連領も含めました.分布域の狭い種や稀な種については,ロシア名,学名,和名だけを記しました.鳥類については,日本で記録のある種の学名は,日本鳥類目録改訂6版にしたがい,日本で記録されていない種の和名についてはおもに山階鳥類研究所(1981)「世界の鳥の和名VIIソビェト連邦の鳥,改定版」にしたがっています.哺乳類については,「日本の哺乳類」(阿部ほか 1994)に,日本に生息していないネズミ類の和名は金子(2006)の「ネズミ類の分類学」にしたがいました.体の形や色については,野外観察で識別を目的とするわけではないので,種によっては細かい記述を省略しました.

この辞典の使い方: 調べたい用語または鳥類・哺乳類のロシア名の頭文字のアルファベットをクリックすると,その頭文字からはじまる用語または種名のグループにジャンプします.「=」は「同種異名」を,「→」は「その右側の用語を参照」を意味します.

(哺乳類の「С」以降については「哺乳類ロシア語辞典」のページを見てください)

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АБВГДЕ,ЁЖЗИКЛМНО
ПРСТУФХЦЧШЩЮЯ

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А

авдотка,Burhinus oedicnemus
イシチドリ(チドリ目イシチドリ科).全長45cm.体は灰色で暗色の縦縞があり,腹側は白っぽい.眼は大きく黄色い.ヨーロッパ地方南部,カザフスタンの砂漠,ステップ,森林ステップに生息する.昆虫,小型の爬虫類や哺乳類を食べる.地面に浅い窪みをつくり,4〜5月に産卵する.繁殖期にはつがいでいるが,秋には群れとなる.夜行性.冬には南に渡る.

авдотковые,Burhinidae イシチドリ科

аист
コウノトリ類.コウノトリ科(Ciconidae)鳥類の総称.

аист белый,Ciconia ciconia
シュバシコウ(コウノトリ目コウノトリ科).全長110cm.白色で,翼の大部分が黒く,嘴が赤い.ヨーロッパ地方南西部,中央アジアに分布し,水辺,農耕地などに生息する.高木の上や屋根の上に大きな巣をつくり,4月に3〜5卵を産む.鳴き声をださず,上下の嘴を打合せて「カタカタ」という音を出す.繁殖期には頭を背につけるようにして嘴を打ちならす.カエル,ヘビ,ネズミ,魚類,昆虫などを食べる.
近縁のдальневосточный аист (Ciconia boyciana,コウノトリ)がロシア極東南部に分布する.белый аистに似ているが,嘴が黒い.かつては日本でも繁殖していた.

аист дальневосточный → белый аист

аист чёрный,Ciconia nigra
ナベコウ(コウノトリ目コウノトリ科).全長100cm.胸と腹は白く,その他は黒色.高地や山地の森林帯に生息し,川沿い,湿地,湖沼近くの樹上に巣を造り,4月に3〜5卵を産む.鳴き声を出さない.非繁殖期には単独で生活する.食性はシュバシコウに似る.ロシア南西部を除き北緯60度以南に分布する.渡り鳥で,冬にはアジア南部,アフリカに渡る.日本にも冬鳥としてまれに渡来する.

аистовые,Ciconidae コウノトリ科

аистообразные = голенастые

акиба = кольчатая нерпа

альбатрос белоспинный,Phoebastria albatrus アホウドリ

альбатрос темноспинный,Phoebastria immutabilis コアホウドリ

альбатрос черноногий,Phoebastria nigripes クロアシアホウドリ

альбатросовые (= альбатросы,Diomedeidae アホウドリ科

антилопа
レイヨウ類.ウシ科の中の1グループ.джейран,дэеренなどがいる.

антур = обыкновенный тюлень

аптерия 裸域,裸区(apteria).鳥類で皮膚の羽毛の生えない部分.→ птерилия

аргали = архар

ареал 分布圏,分布域

архар (= аргали,аркар,горный баран,качкар),Ovis ammon
アリガリ(ウシ目ウシ科).野生ヒツジのうち最大で,体高1.2m,体重200kgに達する.体色は灰色を帯びた茶色で,尻,脚は白色.角は雄で非常に大きく巻いているが,雌にはないか,あっても小さい.中央アジア,モンゴル東部の山岳地帯に生息する.夏には小群でいるが,秋,冬には大群となる.発情期は秋で,翌春1〜2頭の子を産む.草食性で,草や潅木の葉を食べる.

афалина,Tursiops truncatus
バンドウイルカ(クジラ目マイルカ科).体長2〜3m,背側は黒色,腹側は白い.バルト海,黒海に生息し,沿岸部で数頭〜十数頭の群れで生活する.魚類,エビなどを食べる.かなり深くまで潜ることができる.繁殖期は3〜5月.日本近海にも生息する.

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Б

базар птичий 繁殖コロニー.
同種または数種の海鳥が集団で繁殖する営巣地のこと.このような営巣地をもつ種には,баклан, кайра,крачка,тупик,чайкаなどがいる.

байбак (= степной сурок),Marmota bobac
ステップマーモット(ネズミ目リス科).体長50〜60cm.体色は黄褐色で,尾は短い.ヨーロッパ地方南東部,カザフスタン北部のステップに生息する.かつては広く分布していたが,農耕地に住めないため,現在分布域は狭くなっている.地中に穴を掘り,数頭がコロニーで生活をする.日中に活動する.草食性.冬に貯食せず,10〜3月には深さ1mくらいの巣穴で冬眠する.冬眠からさめると,繁殖を始め,4〜5頭の子を産む.

баклан  ウ類.ウ科(Phalacrocoracidae)の水鳥の総称.

баклан-берингов (= баклан бериигий- ский),Phalacrocorax pelagicus
ヒメウ(ペリカン目ウ科).全長73cm.体全体が金属光沢のある黒色.夏羽の成鳥では頭に冠羽があり,頚と腰に白い羽毛がある.眼の周囲は皮膚が裸出し朱色.ベーリング海,オホーツク海の沿岸,カムチャツカ半島,サハリン,千島列島の海岸の岸壁の岩棚に集団で巣を造って繁殖する.潜水して魚類や甲殻類をとって食べる.日本では本州北部と北海道で繁殖する.
同属のкраснолицый баклан (Phalacro- corax urile,チシマウガラス)がコマンドル諸島,千島列島で繁殖しており,日本では北海道東部の島で繁殖する.

баклан бериигийский =берингов-баклан

баклан большой,Phalacrocorax carbo
カワウ(ペリカン目ウ科).全長82cm.全体に金属光沢のある緑色がかった黒色.喉は白く,腰に白斑がある.眼の周囲は皮膚が裸出し黄色.黒海,カスピ海沿岸,西シベリア,カザフスタンの大きな湖,沿海地方に分布する.海,湖沼,川に生息し,岩壁や樹上に巣を造って繁殖する.潜水して魚類をとって食べる.
同属のуссурийский баклан (= японский баклан,Phalacrocorax capillatus,ウミウ)がロシア沿海地方に生息する.これら2種は日本にも生息する.

баклан краснолицый → баклан- берингов

баклан малый,Phalacrocorax pygmaeus
ピグミーウ(ペリカン目ウ科).全長60cm.体は黒褐色で,淡色の斑がある.カスピ海,アラル海沿岸やその周辺の河川,クリミアに分布し,一部は季節的に渡る.水辺のヨシ(тростник)原の中や樹上に巣を造る.おもに小型の魚類を食べる.

баклан очковый (= Стеллеров баклан),Phalacrocorax perspicillatus ベーリングシマウ

баклан уссурийский → большой баклан

баклан хохлатый,Phalacrocorax aristotelis ヨーロッパヒメウ

баклан японский → большой баклан

баклановые,Phalacrocoracidae ウ科

бактриан = дувгорбый верблюд

балобан,Falco cherrug
ワキスジハヤブサ(タカ目ハヤブサ科).カラスより大きく,翼を開くと130cmはある.背側は黄褐色,胸と腹は淡色で,褐色斑がある.ヨーロッパ地方,西シベリア,カザフスタン,カフカス,ザカフカス,中央アジア,ザバイカルのステップ,森林ステップ,山地に生息する.岩壁や樹上に巣を造り,繁殖する.空中から急降下してノネズミ,ハタリスなどの小型哺乳類,小・中型の鳥類を捕らえて食べる.鷹狩に使われることがある.冬にはインドやアフリカに渡る.

балобан индийский = лаггар

балобан рыжеголовый (= средиземно- морский сокол),Falco biarmicus ラナーハヤブサ

баран,Ovis
ヒツジ属.баранのほかмуфлонもヒツジ属である.→ муфлон

баран горный = архар

баран снежный (=толсторог,толсторогий баран,чубук),Ovis nivicola
ユキヒツジ(ウシ目ウシ科).体高1m,体重130kg.体色は灰褐色で,尻と腹は白い.雄の角は大きく巻いているが,雌の角は小さい.シベリア北東部,カムチャツカ,チュコト半島の高山帯に生息する.夏は小群で高山の所々に草地のある岩場にいるが,秋から20〜30頭の群れとなり,冬には雪の少ない地域に移動してくる.発情期は11〜12月で,5〜6月に出産する.草,漿果,木の葉などを食べる.

このヒツジを北アメリカのオオツノヒツジOvis canadensisと同種とする見解がある.
баран толсторогий = снежный баран

барс = ирбис,снежный барсまたは= леопард)
Большая советская энциклопедия第2版ではбарс (=ирбис)となっているが,同じく第3版ではбарс (=леопард)となっている.哺乳類関係の著書では,大体1970年頃までに出版されたものは前者であるが,それ以降では後者である.→ снежный барс,леопард

барс снежный (= барс,ирбис) ,Panthera (=Uncia) uncia
ユキヒョウ(食肉目ネコ科).体長130cm,尾は長く90cm.体は灰白色で,梅花状の黒斑がり,毛は長く柔らかい.中央アジア,カザフスタン,アルタイの高山帯の岩の多い山腹にすみ,洞窟や岩の隙間を巣とする.夜行性で,野生のヤギ,ヒツジ,イノシシなどを襲う.冬が終わるころに繁殖が始まり,4〜5月に2〜4頭の子を産む.

барсук,Meles meles
アナグマ(食肉目イタチ科).体長60〜90cm.体つきはずんぐりしており,背側は灰褐色,腹,足は黒色であるが,毛色は地方によって多少異なる.ヨーロッパ地方,カフカス,カザフスタン,中央アジア,シベリア南部,極東に分布し,森林からステップにいたるまで,さまざまの環境に生息する.出入口の沢山ある穴を掘り,地下2〜3mに巣を造る.夜行性.雑食で,ノネズミ,鳥の雛や卵,カエル,昆虫,木の実などを食べる.北部では秋から翌春まで冬眠する.日本にも生息する.

барсук лысый = медоед

барсучок = камышевка-барсучок

бегунок,Cursorius cursor スナバシリ(ツバメチドリ科)

бекас
タシギ類.タシギ属(Gallinago)のシギ類の総称,またはбекас обыкновенныйのこと.このほか,дупельもタシギ属である.→дупель

бекас азиатский,Gallinago stenura
ハリオシギ(チドリ目シギ科).大きさや色はбекасによく似る.北ウラルからアナジール地方にいたる森林ツンドラ,山地では森林帯,高山帯に生息する.湿地や湿潤な草地に巣を造り,6月上旬から産卵する.ミミズや昆虫の幼虫などを食べる.繁殖期には空高く上がり,羽音をたてながら急降下を繰り返す.冬には南に渡る.日本にも旅鳥として渡来するが,少ない.

бекас лесной = лесной дупель

бекас обыкновенный (= бекас),Gallinago gallinago
タシギ(チドリ目シギ科).全長27cm.嘴が長い.背側は褐色,淡黄色,黒色のまだらで,腹は白い.カフカス,ザカフカス,カザフスタン南部,中央アジア,極東南部を除く旧ソ連領全域に分布する.ツンドラからステップにいたる環境に生息し,湿地や湿潤な草地を好む.地上に巣を造り,5〜6月に産卵する.土中に嘴を入れ,ミミズや昆虫の幼虫などを食べる.繁殖期には空高く上がり,羽音をたてながら急降下(токовый полётまたはбрачный полёт)を繰り返す.冬には南に渡る.日本にも旅鳥または冬鳥として数多く渡来する.→ токовый полёт

бекас цветной,Rostratula benghalensis タマシギ

бекас японский,Gallinago hardwickii オオジシギ

бекасовые,Scolopacidae シギ科

бекасы цветные,Rostratulidae タマシギ科

белёк → пёстрая нерпа

беличьи,Sciuridae リス科

белка
リス類.リス属(Sciurus)のげっ歯類の総称.

белка-летяга = обыкновенная летяга

белка обыкновенная,Sciurus vulgaris
キタリス(ネズミ目リス科).体長20〜28cmで,尾が大きい.腹は白く,それ以外は褐色であるが,地方により多少異なる.ヨーロッパ地方,シベリア,極東に分布し,森林に生息する.日中活動し,木から木へ身軽に跳び移る.針葉樹の種子,ドングリ,クルミ,キノコ,漿果などを食べる.秋に貯食する.樹上に木の枝やコケで巣を造ったり,樹洞を巣とする.5〜10頭の子を年に2回産む.毛皮獣として重要.日本では北海道に生息する.

белка персиская,Sciurus persicus ペルシャリス

белобочка = дельфин-белобочка

белобровик (=дрозд-белобровик),Turdus iliacus
ワキアカツグミ(スズメ目ツグミ科).全長23cm.背側は黄褐色,腹側は白く,胸から横腹に黄褐色斑がある.ヨーロッパ地方から東はコリマ地方,バイカル地方まで分布し,川沿いの森林に生息する.5〜6月に樹上に巣を造り,子育てする.おもに昆虫やミミズ,また秋には漿果も食べる.繁殖期以外は群れで生活する。渡り鳥で,冬には南下する.

белобрюшка,Aethia psittacula ウミオウム

белоглазка буробокая (= обыкновенная белоглазка),Zosterops erythropleura
チョウセンメジロ(スズメ目メジロ科).全長11cm.体上面は暗黄緑色,下面は泥白色,脇腹は赤褐色で,目の周囲が白い.ロシア極東南部の森林に生息し,6月に樹上に巣を造り産卵する.昆虫を食べたり花に密を吸う.

белоглазка японская,Zosterops japonica メジロ

белоглазковые (= белоглазки),Zosteropidae メジロ科

белодушка = каменная куница

белозубка
ジネズミ類.ジネズミ属(Crocidura)の小型食虫類の総称.吻部は尖り,眼は小さく,尾は先になるにつれて細くなり,長い毛がまばらに生える.体側にある臭腺からジャコウの臭いのある分泌物を出す.トガリネズミ科の中で,ジネズミ類の歯が白いところから,この名がある.一部のジャコウネズミ属(Suncus)は外見ではジネズミに似ており,белозубкаと言われる.

белозубка белобрюхая,Crocidura leucodon
シロハラジネズミ(モグラ目トガリネズミ科).体長5〜6cm.背側は暗褐色,胸と腹は白い.ヨーロッパ地方南部,カフカス,カザフスタン,シベリア南部,中央アジア東部の森林,森林ステップ,ステップに生息する.おもに昆虫を食べる.

белозубка белохвостая,Crocidura pergrisea オジロジネズミ

белозубка большая,Crocidura lasiura オオジネズミ

белозубка бурая (= длиннохвастая бело- зубка),Crocidura russula タイリクジネズミ

белозубка карликовая (= белозубка- малютка,многозубка-малютка),Suncus etruscus
コビトジャコウネズミ(モグラ目トガリネズミ科).体長4cm,体重1.5gで,世界最小の哺乳類.背側は赤褐色または灰褐色,腹は灰色.ザカフカス,トルクメン,タジキスタンの山地に生息する.

ондатраが「ジャコウネズミ」または「アメリカジャコウネズミ」と訳されることがあるが,ондатраはげっ歯類の1種で,ジャコウネズミとは別種である.→ ондатра

белозубка малая,Crocidura suaveolens
コジネズミ(モグラ目トガリネズミ科).体長5〜7cm.背側は灰褐色で,腹はやや淡色.ヨーロッパ地方南部,中央アジア,カザフスタン,沿海地方に分布する.森林,森林ステップ,ステップに生息し,庭や農耕地にもいる.地下に穴を掘って巣を造る.おもに昆虫を食べる.日本では対馬に生息する.

белозубка-малютка = карликовая бело- зубка

белозубка серая,Crocidura lasia ハイイロジネズミ

белоножка,Enicurus scouleri シロクロヒタキ

белошей,Anser canagicus ミカドガン

белуха (= белуга),Delphinapterus leucas
シロイルカ(クジラ目イッカク科).体長4〜5m.成体は白いが,若い個体では暗青色〜灰青色である.北氷洋に生息し,普通10頭以下の家族群でいるが,ときにはこれらが集まって数百頭の大群となる.エニセイ,レナ,アムールのような大きな川にも入ることがある.聴覚が発達しており,氷の下を泳いで開水面に出ることができる.おもにタラやニシンなどの魚類を食べる.

берардиус Бэрда = северный плавун

береговушка = береговая ласточка

беркут,Aquila chrysaetos
イヌワシ(タカ目タカ科).全長85cm.翼を開くと190cmはある.黒褐色で,尾の付け根は白っぽい.ツンドラ帯,ウクライナのステップ,シベリア南部を除き,旧ソ連領全域に分布し,山地,森林,砂漠地帯に生息する.人が近寄れないような崖の岩棚や大木の上に,太枝を積み重ねて大きな巣を造る.3〜4月に産卵する.ウサギ,キツネ,マーモット,中型の鳥類などを捕らえて食べる.カザフスタン,中央アジアではキツネやウサギの猟に使う.日本にも生息する.

бивень 切歯.前歯のこと.

бигамия 一夫二妻

блювал = синий кит

бляшка 額板 → лысуха

бобр,Castor fiber
ビーバー(ネズミ目ビーバー科).体長75〜100cm,げっ歯では最大.体はずんぐりしており,色は赤褐色から黒色まで様々である.尾は扁平で幅広い.後足の指の間には水かきがある.ヨーロッパ地方のほかシベリアの一部の地方の川や湖沼に生息する.川岸の急斜面に巣穴を掘ったり,浅瀬に木の枝を積み重ねて高さ1〜2m,直径3mくらいの円錐形の「小屋(хатка)」を造る.入口は水面下にある.生息地の水位を保つため,強大な切歯で木をかじり倒し,枝や石で土を固めて堤を造る.夜行性.草,木の葉や樹皮などを食べる.

бобр болотный = нутрия

бобр камчатский,бобр морский = калан

бобровые (= бобры),Castoridae ビーバー科

бормотушка,Hippolais caligata
ヒメウタムシクイ(スズメ目ウグイス科).スズメより一まわり小さい.体は灰褐色で,腹側は白っぽい.ヨーロッパ地方の東半分,シベリアのアンガラ川まで,カザフスタン,中央アジアに分布する.林縁の潅木林,伐採跡など潅木のある所に生息する.公園や庭にも飛来するが,やぶに潜んでいてなかなか姿を現さない.地上や潅木に巣を造る.
北部のものをсеверная бормотушка,Hippolais caligata,南部のものをюжная бормотушка,Hippolais ramaと2種に分ける見解がある.

бормотушка северная,бормотушка южная → бормотушка

бородач (= ягнятник),Gypaetus barbatus
ヒゲワシ(タカ目タカ科).全長110cm,翼を開くと270cmの大きさ.体は灰褐色で,翼と尾は黒褐色.嘴の基部に黒く長い羽毛の束があり,髭のように見える.カフカス,中央アジア,アルタイ,サヤンの山地に生息するが,数は多くない.崖の岩棚に巣を造る.おもに動物の死体を食べる.

бровь 眉斑.多くの種で眼上に眉状の斑があり,白色やクリーム色など顔の他の部分と異なった色をしている.

брюшко 脇腹

бугорок 咬頭.歯の歯冠部表面の突起部.

бургомистр (= большая полярная чайка),Larus hyperboreus
シロカモメ(チドリ目カモメ科).全長73cm,翼を開くと170cm.体は白く,翼が灰白色.北極海の沿岸部や島に生息し,沿岸の岸壁,ツンドラでは湖中の島に他のカモメ類とコロニーで繁殖する.5月下旬〜6月に地上に草を敷いて巣をつくり,産卵する.魚類,他の海鳥の卵や雛,レミング類を捕らえて食べる.冬に南に渡る.冬には日本にも渡来する.

буревестник
ミズナギドリ類.ミズナギドリ属(Puffinus)とオオミズナギドリ属(Calonectris)の海鳥の総称.

буревестник белолицый = пестроголовый буревестник

буревестник бледноногий,Puffinus carneipes アカアシミズナギドリ

буревестник Буллеров (=сероспинный буревестник),Puffinus bulleri ミナミオナガミズナギドリ

буревестник малый,Puffinus puffinus マンクスコミズナギドリ

буревестник пестроголовый (= пегий буревестник,пестролицый буревестник,поросатый буревестник,белолицый буревестник),Calonectris leucomelas オオミズナギドリ

буревестник сероспинный = буревестник Буллеров

буревестник серый,Puffinus griseus ハイイロミズナギドリ

буревестник тонкоклювый,Puffinus tenuirostris ハシボソミズナギドリ

буревестники = трубконосые

буревестниковые,Procellariidae ミズナギドリ科

бурозубка
トガリネズミ類.トガリネズミ属(Sorex)の食虫類の総称.耳介と眼は小さく,吻部は尖る.体毛はビロード状で,体側にある臭腺からジャコウの臭いのある分泌物を出す.歯の先端が赤褐色であることから,この名がある.絶えず動きまわり,1日に自分の体重と同じくらいの餌を食べる.

бурозубка альпийская,Sorex alpinus アルプストガリネズミ

бурозубка арктическая,Sorex arcticus ホッキョクトガリネズミ

бурозубка бухарская,Sorex bucharensis ブハラトガリネズミ

бурозубка когтистая,Sorex unguiculatus オオアシトガリネズミ

бурозубка крошечная (=бурозубка- крошка),Sorex minutissumus チビトガリネズミ

бурозубка малая,Sorex minutus
ヨーロッパヒメトガリネズミ(モグラ目トガリネズミ科).体長4〜6cm.背側は灰褐色,腹側は灰白色.ヨーロッパ地方に分布する.さまざまな環境に生息するが,乾燥した所より湿潤な所を好む.木の根の間,積み重なった枝条の下などに巣を造る.おもに地表で生活し,昆虫,クモなどを食べる.

бурозубка обыкновенная,Sorex araneus
ヨーロッパトガリネズミ(モグラ目トガリネズミ科).体長6〜9cm.体色はмалая бурозубкаに似る.中央アジア,極北を除く旧ソ連全域に分布する.ツンドラからステップまでさまざまの環境に生息し,トガリネズミ類のなかでは最も普通の種である.森林では落葉層の多い所を好む.地中の穴い枯草などで球型の巣を造り,1回に4〜10頭の子を産む.落葉層の下やモグラの穴を動きまわり,昆虫などを食べる.

бурозубка парамуширская,Sorex leucogaster ヤマシナトガリネズミ

бурозубка равнозубая,Sorex isodon タイガトガリネズミ.обыкновенная буро- зубкаの1亜種とする見解もある.

бурозубка Радде,Sorex raddei ラッデトガリネズミ

бурозубка средняя,Sorex caecutiens
トガリネズミ(モグラ目トガリネズミ科).体長5〜7cm.背側は灰褐色,腹側は灰色.ヨーロッパ地方南部と中央アジアを除く旧ソ連全域に分布する.ツンドラからステップまでさまざまの環境に生息する普通の種である.川沿いや森林の落葉層の多い湿潤な所を好む.おもに昆虫やクモを食べる.1回に7〜8頭の子を産む.日本にも生息する.

бурозубка темнозувая (= темнолапая бурозубка),Sorex daphenodon オオトガリネズミ

бурозубка тонконосая,Sorex gracillimus ヒメトガリネズミ

бурундук (= азиатский бурундук),Tamias sibiricus
シマリス(ネズミ目リス科).体長13〜16cm.頭は茶色,背側は黄土色で5本の黒い縦縞があり,腹側は黄白色.尾が長い.ヨーロッパ地方北東部,極北を除くシベリアと極東に分布し,森林,森林ツンドラ,ステップ内の林に生息する.木の根の間,岩の隙間などに巣を造る.日中に活動し,おもに地上で生活する.木や草の種子,漿果,キノコ,昆虫などを食べる.頬袋(защёчный мешок)があり,餌をこれに詰め込んで運ぶ.秋には巣穴に貯食する.冬眠するが,ときどき目覚めては餌を食べる.日本では北海道に生息する.

бутан → суслик

бутылконос высоколобый,Hyperoodon ampullatus
キタトックリクジラ(クジラ目アカボウクジラ科).体長8〜9m.歯鯨の1種で,体は紡錘型,額は高く,老齢個体では前方に突き出るようになる.背側は灰黒色,腹側は灰色.バレンツ海に生息し,10〜20頭の群れで生活しており,冬には大西洋南部に回遊する.1時間近く潜水でき,他のクジラ類より深く潜る.軟体動物や魚類などを食べる.

бюльбюлевые (= бюль-бюли),Pycnonotidae ヒヨドリ科

бюль-бюль белощекий,Pycnonotus leucogenys ホオジロヒヨドリ

бюль-бюль рыжеухий (= короткопалый бюль-бюль),Hypsipetes amaurotis ヒヨドリ

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В

валик клювный 嘴峰.鳥類の上嘴の背部.

вальдшнеп,Scolopax rusticola
ヤマシギ(チドリ目シギ科).全長35cm.体はずんぐりし,嘴が長い.背側は赤褐色で黒色斑があり,腹側は黄褐色.ヨーロッパ地方からオホーツク海沿岸にいたる地域の北緯63〜64度以南,サハリンの森林帯に生息する.倒木や潅木の陰の地上に巣を造り,4月〜6月上旬に産卵する.雌だけが抱卵する.繁殖期には日没からしばらくの間と明け方に森林の上を鳴きながら飛ぶ(тяга).ミミズ,昆虫の幼虫などを食べる.冬には南に渡り,日本にも生息する.

варакушка,Luscinia svecica
オガワコマドリ(スズメ目ツグミ科).全長15cm.背側は黄褐色,尾は赤黄色で黒帯がある.雄の喉は青く,その下に赤褐色の斑がある.雌の喉は白い.ヨーロッパ地方からチュコト半島にかけて分布するが,クリミア,カフカス,中央アジアの砂漠,東シベリアの森林帯にはいない.湿地や水辺の潅木林に生息する.昆虫や漿果を食べる.渡り鳥で,北アフリカや南アジアで越冬し,日本には迷鳥として渡来したことがある.

вепрь = кабан

верблюд,Camelus ラクダ属

верблюд двугорбый (= бактриан),Camelus bactrianus
フタコブラクダ(ウシ目ラクダ科).体長2.5〜3.6m,肩部での体高約2m.背に二つの瘤がある.体は暗褐色.現在,野生種は中央アジアの砂漠に生息する.鼻孔を随意に閉じることができ,まつ毛や耳のまわりの毛が長く砂埃を防ぐなど,砂漠の生活に適応している.бактрианは異名で,家畜化されたものをとくに指す場合がある.この名は中央アジアの古代国家Бактрияに由来する.

верблюд одногорбый (= дромадер,дромедар),Camelus dromedarius
ヒトコブラクダ(ウシ目ラクダ科).体の大きさや色はодногорбый верблюдとほぼ同じであるが,背の瘤は一つ.野生種はすでに絶滅し,現在は家畜化されたものが残っている.

веретенник азиатский бекасовидный,Limnodromus semipalmatus シベリアオオハシシギ

веретенник американский бекасо- видный,Limnodromus scolopaceus
オオハシシギ(チドリ目シギ科).全長29cm.夏羽では背側が黒褐色で,腰は白い.胸と腹は赤褐色で.黒い横斑がある.冬羽では全体に灰褐色.嘴は真っ直ぐで長い.レナ川下流部付近からチュコト半島までのツンドラ帯に分布する.湿潤なツンドラや森林ツンドラに生息し,乾いた所に巣を造り,6月上旬から産卵する.昆虫や腹足類などを食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本にも冬鳥または旅鳥として少数渡来する.

веретенник большой,Limosa limosa
オグロシギ(チドリ目シギ科).全長39cm.夏羽では頭,頚,胸が赤褐色,背は黒褐色で,腹は白く,脇胸に黒い横縞がある.尾の先端は黒い.冬には頭,頚,胸は淡褐色となる.エストニアから東はアルタイ,東シベリア,チュコト,ウスリー地方に分布する.おもに森林ステップに生息し,湿原,湖沼周辺の低地に巣を造り,5〜6月に産卵する.おもに昆虫を食べ,秋には浅瀬で水生昆虫などを食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.
同属のмалый веретенник (Limosa lapponica,オオソリハシシギ)がコラ半島からチュコトにいたるツンドラ帯に生息する.両種とも日本には旅鳥として渡来する.

веретенник малый → большой веретенник

вертишейка,Jynx torquilla
アリスイ(キツツキ目キツツキ科).全長18cm.体は灰褐色で,暗褐色の細斑があり,頭と頚に黒い縦縞がある.ヨーロッパ地方からオホーツク海沿岸まで,サハリンの北緯65度以南に分布し,林縁部や疎林に生息する.木や切株の洞に巣を造り,5〜6月に産卵する.他のキツキ類とは異なり,樹幹をつついて餌をとることはなく,樹上や地上でおもにアリを食べる.巣にいるときに天敵が近づくと,頚を伸ばしねじって脅す習性があり,ロシア名はこの習性に由来する.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本にも夏鳥として渡来する.

весничка = пеночка-весничка

весничка = пеночка-весничка

веслоногие,Pelecaniformes
ペリカン目.趾4本の間にみずかきがあり,全蹼目ともいわれる.湖岸,海岸,大きな川の岸に営巣し,大きなコロニーを形成する.ペリカン科(пеликановые),カツオドリ科(олушевые),ウ科(баклановые),グンカンドリ科(фрегата)がいる.

вечерница
ヤマコウモリ類.ヤマコウモリ属(Nyctalus)のコウモリの総称.コウモリ類の中では中型ないしは大型で,翼を開くと25〜30cmにもなる.おもに広葉樹林に生息し,樹洞を巣やねぐらにする.

вечерница гигантская,Nyctalus siculus オオヤマコウモリ

вечерница малая,Nyctalus leisleri ヒメヤマコウモリ

вечерница рыжая,Nyctalus noctula
ヨーロッパコヤマコウモリ(コウモリ目ヒナコウモリ科).全長8cm前後.体は暗褐色で,毛は柔らかく絹状.ヨーロッパ地方西部と南西部,カフカス,カザフスタン,中央アジア,アルタイに分布し,森林に生息する.樹洞を巣とし,群れで生活する.6月に2〜3頭の子を産む.日没後と明け方に飛び回り,ガや甲虫などを捕らえて食べる.

вид-двойник = викариат

вид залётный 迷鳥.本来の分布域以外に飛来してくる鳥.→ залёт

вид-индикатор 指標種(indicator species)

вид оседлый = оседлая птица

вид перелётный,вид пролётный = перелётная птица

викариат (= вид-двойник) 姉妹種(vicariat)

витютень = вяхирь

вихлий (= джёк,дрофа-красотка),Chlamydotis undulata
フサエリショウノガン(ツル目ノガン科).全長65〜80cm.背側は黄灰色で暗色斑があり,腹は白い.頭に冠羽があり,頚に黒と白の長い羽毛の束(воротник)がある.ザカフカス東部,カザフスタン南部,中央アジア,アルタイ南東部の砂漠・半砂漠に小群で生息する.地上に浅い穴を掘って巣を造る.雌だけが抱卵する.高く飛ぶことは少なく,走ることが多い.植物の根,芽,種子,昆虫などを食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.

водоплавающие 水鳥.カイツブリ類,ハクチョウ・ガン・カモ類など水域を主要な生息場所とする鳥類をさす.

водорез ハミアジサシ亜科(Rhychopinae)の鳥類の総称.

волк (= серый волк),Canis lupus
オオカミ(ネコ目イヌ科).体長1〜1.6m.体は褐色,灰色を帯びたものさまざまである.肢はすらりと細く長い.旧ソ連領全域のツンドラ帯から砂漠まで分布は広い.春〜夏には家族単位で生活するが,冬に10〜30頭の群れとなる.自分で巣穴を掘ったり,巣にアナグマやキツネの巣穴,岩の裂目を利用する.発情期は10〜3月で,3〜4月に3〜8頭の子を産む.おもに夜行性で,シカ,ヘラジカ,ウサギなどを追跡して捕らえる.

волк красный,Cyon alpinus
ドールまたはアカオオカミ(ネコ目イヌ科).体長1m.体は黄褐色で,毛は長い.中央アジア,シベリア南部,極東の山地の森林,岩の多い環境に生息する.冬には雪の少ない地方に移動する.数頭〜30頭の群れで,おもにイノシシ,シカなどの有蹄類を追跡して捕らえる.

волчок = малая выпь

волчок амурский,волчок китайский →малая выпь

воробей
スズメ類.一般にスズメ属(Passer)の小鳥の総称.普通雌雄で色が異なる.広義では,外見がスズメ類に似た他属(Petroniaなど)の小鳥も含む.

воробей афганский земляной,Montifringilla theresae テレザユキスズメ

воробей домовый,Passer domestics
イエスズメ(スズメ目ハタオリドリ科).全長15cm.雄では背と翼は茶色で,頭は灰色,喉と胸上部は黒く,頬と腹は白っぽい.雌は灰褐色.沿海地方,サハリン,千島列島を除く全域に分布し,留鳥であるが,分布域北部では冬に少し南下する.人家付近に生息し,巣を屋根や壁の隙間などに造るが,中央アジアでは谷沿いの崖につくることもある.4〜7月に産卵する.種子などの植物質の食物を食べるが,春には昆虫も食べる.日本には迷鳥として飛来したことがある.

воробей каменный,Petronia petronia イワスズメ

воробей короткопалый,Petronia brachydactyla ウスイロイワスズメ

воробей монгольский земляной,Montifringilla davidiana モウコユキスズメ

воробей полевой,Passer montanus

スズメ(スズメ目ハタオリドリ科).全長14cm.雌雄同色で,背側は茶褐色,腹側は白っぽく,頬に黒色斑があり,喉は黒い.北千島を除くほぼ全域に分布し,公園,農耕地,牧舎付近に生息する.4〜7月に樹洞や屋根の隙間に巣を造り,産卵する.種子などの植物質の食物を食べるが,春には昆虫も食べる.留鳥.
同属のрыжий воробей (Passer rutilans,ニュウナイスズメ)が,サハリン南部に生息する.これら2種とも日本に生息するが,前者は留鳥,後者は夏鳥である.

воробей пустынный,Passer simplex サバクスズメ

воробей рыжий → полевой воробей

воробей саксаульный,Passer ammodendri ノウメンスズメ

воробей снежный (= снежный вьюрок),Montifringilla nivalis ユキスズメ

воробей черногрудый,Passer hispanio- lensis スペインスズメ

воробьиные,Passeriformes
スズメ目.小型〜中型の鳥で,大型種ではカラス類がいる.鳥類の目の中では最も種数が多く,ロシアには約300種いる.非スズメ目の鳥類に比べて囀りが発達している.おもに森林,潅木林,草原など陸域に生息し,水域に生息する種は非常に少ない.俗にпевчие птицы (鳴禽類)とも言う.→ не- воробьиные

ворон,Corvus corax
ワタリガラス(スズメ目カラス科).全長60〜65cm.全身青緑色の光沢がある黒色.嘴が大きい.極北を除き,旧ソ連領のほぼ全域に分布し,森林,川沿い,海岸,山地に生息する.冬には小群で人家近くにも現れる.樹上,崖の岩棚に巣を造る.小型げっ歯類,昆虫,動物の死体などを食べる.冬鳥として北海道に渡来する.

ворон пустынный,Corvus ruficollis チャクビガラス ворона,Corvus corone
ハシボソガラス(スズメ目カラス科).全長45〜55cm.極北を除き,旧ソ連領のほぼ全域に分布するが,ヨーロッパ地方から東はエニセイ川まで,南は中央アジアまで生息するものでは,頭,翼,尾が黒く,それ以外は灰色であるが(серая форма),それ以外の地域では全身黒い(чёрная форма).森林,公園,人家近くの樹上に巣を造り,4〜6月に繁殖する.冬には都市にも飛来する.雑食性で,人家付近でごみあさりもする.留鳥であるが,分布域北部のものは冬に南に移動する.
серая формаを別種とする見解がある.その場合,чёрная формаはчёрная ворона (Corvus corone,ハシボソガラス),серая формаはсерая ворона (Corvus cornix,ズキンガラス)である.前者は日本に生息する.

ворона большеклювая,Corvus macro- rhynchos
ハシブトガラス(スズメ目カラス科).全長57cm.全身青緑色光沢のある黒色で,嘴が太い.極東南部とサハリンに分布し,森林に生息するが,冬には都市にも飛来する.樹上に巣を造り,4〜5月に産卵する.雑食性.留鳥.日本にも生息する.

ворона серая,ворона чёрная→ ворона

воронок = городская ласточка

воронок восточный → городская ласточка

воротник 飾羽.чогма(カンムリカイツブリ)の頬の飾羽,мандаринка(オシドリ)の銀杏羽,вихлий(フサエリショウノガン)の頚の飾羽,гриф(クロハゲワシ)やтурухтан (エリマキシギ)の襟の羽毛など,広義の飾羽をさし,украшающие перьяを含む.→украшающие перья

восковица 蝋膜.タカ類やハト類などの上嘴基部を覆う柔らかな皮膚で,やや肥厚する.

врановые,Corvidae カラス科

выводимость 孵化率

выводка 一腹雛,一腹幼鳥

выводковый 早成性,離巣性.孵化したとき体は羽毛で覆われており,眼が開き,歩きまわる能力をそなえていること.→ птенцовые

выдра,Lutra lutra
カワウソ(ネコ目イタチ科).体長70cm.体は細長く,指の間に水かきがあるなど,泳ぐのに適した体型をしていて,泳ぎがうまい.背側は暗褐色,腹側は銀色.極北,クリミア,中央アジア,カザフスタンを除く旧ソ連領全域に分布し,川や湖沼に生息する.川岸に巣穴を掘ったり,自然にできた隙間に巣を造る.繁殖期は2〜4月で,4〜6月に2〜4頭の子を産む.おもに夜行性.魚,カエルなどを食べる.

выдра морская = калан

вылет 巣立ち(鳥類)

вылупление 孵化

выпь (= большая выпь),Botaurus stellaris
サンカノゴイ(コウノトリ目サギ科).全長70cm.体は黄褐色で頭は黒く,全身に黒色と褐色の斑がある.嘴と脚は黄緑色.大体北緯60度以南に分布し,水辺の草むらに生息する.草の茎や葉で巣を造り,6月に産卵する.春に雄のなく声はウシの声に似ている.夜行性.危険を感じると,嘴と頚を上方に伸ばし,体を細くして擬態をする.小魚,カエル,水生昆虫などを食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本には少数渡来する.

выпь малая (= волчок),Ixobrychus minutes
コヨシゴイ(コウノトリ目サギ科).全長40cm.頭と背は黒く,頚と胸は黄褐色,腹は白っぽい.ヨーロッパ地方の北は北緯60度まで,西シベリア,カザフスタン,中央アジアに分布し,水辺のヨシ原に生息する.草や小枝で巣を造り,5月ごろ産卵する.夕方と明け方に活動し,小魚,カエル,昆虫などを食べる.天敵が近づくと,頭と頚を上に伸ばし嘴を上に向けて体を細くし,敵が動くにつれて体の腹側をその方向に動かす擬態の習性がある.
同属のамурская выпь (=амурский волчок, Ixobrychus eurhythmus,オオヨシゴイ)が極東南部とサハリンに,китайская выпь (= китайский волчок,Ixobrychus sinensis,ヨシゴイ)がサハリンに分布する.これらの2種は日本にも生息する.

выпь амурская,выпь китайская → выпь малая

выпь японская (= японская кваква),Gorsachius goisagi ミゾゴイ

вырост кожистый 鼻葉 → подковонос

высота черепа 脳函高(哺乳類)

выстилка = лоток

выхухоль (= русская выхухоль),Desmana moschata
ロシアデスマン(モグラ目モグラ科).体長18〜22cm.吻部は尖り,眼は小さく,尾は長く,縦に扁平.指の間に水かきがある.背側は赤褐色,腹側は灰色で,全身銀色の光沢がある.ヴォルガ川やドン川の水の流れの緩い所や湖沼に生息する.川岸に巣穴を掘る.朝夕に活動し,水生昆虫,軟体動物,カエル,水生植物の茎などを食べる.尾の付け根にジャコウの臭いのある分泌物を出す腺がある.

вьюрок (= юрок),Fringilla monti- fringilla
アトリ(スズメ目アトリ科).全長16cm.雄では頭,背,翼,尾が黒く,胸と肩がオレンジ色,腹は白い.雌の頭,背,尾は灰褐色.ヨーロッパ地方からオホーツク海沿岸,カムチャツカ,サハリンまでの北は森林帯の北限まで,南はヨーロッパ地方とウラル地方では北緯55度まで,シベリアではトムスクやバイカル湖まで,極東ではアムール川河口部くらいまで分布する.森林に生息し,5〜6月に樹上に巣を造って,産卵する.種子や昆虫を食べる.渡り鳥で,冬には南下する.日本には冬鳥として多数渡来する.

вьюрок буланый,Rhodopechys obsoleta サバクナキマシコ

вьюрок гималайский,Leucosticte nemoricola ハイイロマシコ

вьюрок жемчужрый горный (= жемчужрый вьюрок),Leucosticte brandti シンジュマシコ

вьюрок европейский (= канареечный вьюрок),Serinus serinus
セリン(スズメ目アトリ科).全長13cm.雄は黄緑色で暗色斑があり,頭と腹は黄色.雌は雄よりくすんだ色である.ヨーロッパ地方西部に分布し,公園,庭,低山帯の森林に生息する.樹上に巣を造って5〜6月に産卵する.おもに種子を食べる.

вьюрок корольковый (= красно- шапочный вьюрок),Serinus pusillus アジアカナリア

вьюрок красный,Caprodacus puniceus ムネアカマシコ

вьюрок сибирский горный (= сибирский вюрок),Leucosticte arctoa
ハギマシコ(スズメ目アトリ科).全長16cm.背は黒褐色,翼,腰,腹は紫赤色,後頭部は灰黄色.雌は全体に淡色.アルタイ,サヤン,ヤブロノイ山脈,スタノボイ山脈,ベルホヤンスク山脈,カムチャツカ,千島列島に分布する.岩石の堆積のある環境に生息し,岩の裂目や石の隙間に巣を造り,6〜7月に産卵する.昆虫や種子などを食べる.日本には冬鳥として渡来するが,北海道の高山では少数が繁殖する.

вьюрок снежный = снежный воробей

вьюрок толстоклювый пустынный = пустынный снегирь

вьюрковые,Fringillidae アトリ科

вяхирь (=витютень),Columba palumbus
モリバト(ハト目ハト科).全長40cm.体は灰青色で,胸は赤紫色を帯び,頚の両側に白斑がある.脚は赤い.ヨーロッパ地方から東はチュメニまで,北は北緯61〜62度から南はウクナイナ,ヴォルガ川下流域,クリミア,カフカスに分布する.森林に生息し,樹上に小枝を積み重ねて巣を造る.繁殖を終えると群れ生活となる.おもに種子を食べるほか,昆虫,ミミズ,漿果なども食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.

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Г

гага
ケワタガモ類.ケワタガモ属(Somateria)とコケワタガモ属(Polysticta)のカモ類の総称.頚は短く,頭と嘴が大きい.4種がいる.

гага(= гага обыкновенная),Somateria mollissima
ホンケワタガモ(カモ目カモ科).ケワタガモより大きい.雄では頭の上部,腹,尾は黒く,それ以外は白い.雌は褐色で,全体に細い黒縞がある.バレンツ海,白海,東シベリア海,チュコト海,ベーリング海の沿岸部,ノヴァヤ.ゼムリャの岩の多い海岸に生息する.5月下旬から岸壁の上になどに巣を造り,産卵する.おもに雌が抱卵し,雌は腹や胸の綿羽を抜いて巣に敷く.羽毛は1巣から17〜20g採取でき,防寒服などに使われる.繁殖期以外は海上生活をし,潜水して軟体動物などを捕らえて食べる.日本には冬鳥としてまれに渡来する.

гага-гребенушка,Somateria spectabilis
ケワタガモ(カモ目カモ科).全長55cm.雄の背と腹は黒く,頚と胸は灰白色.嘴はオレンジ色で,基部でふくらんでいる.雌は全身褐色.カラ海からベーリング海峡にいたる沿岸部のツンドラに生息する.6月下旬から地上に巣を造り,産卵する.夏にはおもに湖沼で餌をとるが,繁殖期以外は海上生活をし,潜水して軟体動物などを捕らえて食べる.日本には冬鳥としてまれに渡来する.

гага обыкновенная = гага

гага очковая,Somateria fischeri メガネケワタガモ

гага сибирская,Polysticta stelleri
コケワタガモ(カモ目カモ科).全長46cm.雄では頭部が白く,背側と尾は黒色,胸と腹は橙褐色.翼の前部は白く,風切羽は黒い.雌は全体に褐色で,黒褐色斑がある.ラプチェフ海,東シベリア海,チュコト海の沿岸部のツンドラに生息する.6月末から乾燥した所に巣を造り,産卵する.繁殖期以外は海上生活をし,昆虫の幼虫,甲殻類,腹足類などを食べる.日本には冬鳥としてまれに渡来する.

гагара белоклювая (= белоносая гагара),Gavia adamsii ハシジロアビ

гагара белошейная (= берингийская гагара),Gavia pacifica シロエリオオハム

гагара краснозовая,Gavia stellata
アビ(アビ目アビ科).全長63cm.頭と頚は灰色,背は灰褐色で,腹は白い.頚の後部に白い縞があり,喉に栗色の斑がある.北極圏から南はラトビア,イリメニ湖,バイカル湖,カムチャツカ,千島列島までのツンドラ帯,森林帯の湖沼に生息する.水辺近くに巣を造り,6月上旬から産卵する.繁殖期以外は海上生活をし,おもに魚類,甲殻類を潜水して食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本には冬鳥として渡来し,瀬戸内海では「平家鳥」とも呼ばれる.

гагара полярная = черноклювая гагара

гагара чернозовая,Gavia arctica
オオハム(アビ目アビ科).全長72cm.頭と頚は灰色,背は黒色で白い縞があり,腹は白い.頚の側面と前面に白い縦縞があり,喉に黒色斑がある.北極圏から南はリトアニア,バルハシ湖,アルタイ,バイカル湖,カムチャツカ,千島列島までのツンドラ帯,森林ステップ帯の湖沼に生息する.水辺近くに巣を造る.食性などの生態はアビに似る,渡り鳥で,冬には南に渡る.日本には冬鳥として渡来する.

гагара черноклювая (= гагара гагара),Gavia immer ハシグロアビ

гагарка,Alca torda
オオハシウミガラス(チドリ目ウミスズメ科).全長41〜48cm.嘴が大きく,頭と背側は黒く,腹側は白い.コラ半島,白海のカンダラクシャからオネガ湾にいたる沿岸部に生息する.崖の岩棚や裂目に巣を造る.海で魚類を食べる.冬には不凍海域で生活する.

гагаровые,Gaviidae
アビ科.全長65〜70cmで,体つきはほっそりし,嘴は細長く鋭い.前趾の間に水かきがあり,泳いだり潜水するのに適している.ロシアには5種がおり,このうち3種が北極圏で繁殖する.

гагарообразные (= гагары),Gaviiformes アビ目

газель зобатая = дзерен

гаичка シジュウカラ属(Parus)の小鳥のうち,コガラやハシブトガラなど小型のカラ類の総称.

гаичка большая (= среднеземноморская гаичка),Parus lugubris バルカンコガラ

гаичка буроголовая (= пухляк),Parus montanus
コガラ(スズメ目シジュウカラ科).全長13cm.背側は灰褐色,腹側は灰白色で,頭上と喉がやや褐色を帯びた黒色.ヨーロッパ地方からカムチャツカまでとサハリンの森林ツンドラ帯から森林帯,森林ステップ帯にいたる地域のに生息する.繁殖期は4〜6月で,樹洞に巣を造る.おもに昆虫を食べる.繁殖期以外は他のカラ類と群れとなり,森林内で生活する.留鳥.日本にも生息する.

гаичка сероголовая,Parus cinctus
シベリアガラ(スズメ目シジュウカラ科).全長14cm.背側は灰褐色で頭は暗褐色,腹側は白く,脇腹は淡褐色.喉が黒褐色.ヨーロッパ地方からオホーツク海沿岸,カムチャツカまでの針葉樹林帯に生息する.樹洞に巣を造り,5〜6月に産卵する.おもに昆虫を食べる.留鳥.

гаичка среднеземноморская = большая гаичка

гаичка черноголовая,Parus palustris
ハシブトガラ(スズメ目シジュウカラ科).全長13cm.体の色はбуроголовая гаичкаに似るが,頭は真っ黒で,嘴がやや太い.アルタイから極東南部までの地域,サハリン,ヨーロッパ地方南西部の森林に生息する.繁殖期は4〜6月で,樹洞に巣を造る.おもに昆虫を食べ,秋には種子も食べる.繁殖期以外は他のカラ類と群れとなり,森林内で生活する.留鳥.日本では北海道に生息する.

галка,Corvus monedula

コクマルガラス(スズメ目カラス科).全長30cm.後頭部と頚が灰色で,その他は黒いが,体の色は地域によって異なる.ヨーロッパ地方では北緯65度以南,シベリアでは北緯60度以南,沿海地方に分布する.農耕地,疎林に生息する.樹洞,人家の軒下,崖の裂目などに巣を造る.雑食性で,人家近くではごみあさりもする.繁殖期以外は,他のカラス類と一緒に群れとなる.日本にも迷鳥として渡来する.
ザバイカルと極東に生息するものには暗色型と淡色型があり,前者では頚が灰色でそれ以外が黒く,後者では頭,翼,尾が黒く,それ以外は白い.この両者をそれぞれ独立種とする見解がある.その場合,前者がгалка (Corvus monedula,ニシコクマルガラス) ,後者がдаурская галка (Corvus dauuricus,コクマルガラス)となる.

галка альпийская → клушница

галка даурская → галка

галстук 鳥類の喉の斑または縞

галстучник (= галстушник),Charadrius hinticula
ハジロコチドリ(チドリ目チドリ科).全長18cm.背側は灰色,腹側は白く,眼の下と額に黒色斑があり,頚には首環のような黒帯(галстук)がある.コラ半島からタイミール,アナジールにいたるツンドラ帯,森林帯北部,バルト海沿岸に分布する.海岸,湖沼,川沿いの砂礫地に生息する.6月に地上に浅い窪みを掘って巣とし,産卵する.昆虫,ミミズ,トビムシなどを食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本には冬鳥として少数渡来する.

галстучник перепончатопалый,Charadrius semipalmatus ミズカキチドリ

гаршнеп,Lymnocryptes minimus
コシギ(チドリ目チドリ科).全長19〜22cm.背側は金属光沢のある黒褐色で,黄土色の斑があり,胸はやや淡く,腹は白い.森林帯,森林ツンドラ帯に広く分布する.湿潤地に生息し,乾いた所に巣を造り,6〜7月に産卵する.雌だけが抱卵する.昆虫,ミミズなどを食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本には旅鳥または冬鳥としてまれに渡来する.

гастролит 胃石.現生の鳥類には歯がなく,そのかわりに胃(筋胃)に小石を呑み込み,胃の運動で食べた食物を砕く.

гепард,Acinoyx jubatus
チーター(ネコ目ネコ科).体長130cm.頭は小さく,脚が長く,走るのに適した体型をしている.体色は黄褐色の地に小さな黒斑がある.毛は短い.トルクメニアの砂漠帯に生息する.5月から1月の間2〜3頭の子を産む.鳥類,ウサギ,げっ歯類,小型レイヨウ類などを急に飛び出したり,時速120km近いスピードで追跡して捕らえて食べる.

гиена полосатая,Hyaena hyaena
シマハイエナ(ネコ目ハイエナ科).体長110〜120cm.体は黄褐色または灰褐色で,鼻づらは黒い.ときには体側と肢に縞がある.毛は長く,肩と背の毛はたてがみ状となる.耳は大きい.中央アジア,ザカフカスの砂漠や低山帯に生息する.岩穴や他の動物の巣穴を隠れ場とする.4〜5月に2〜4頭の子を産む.性質はおとなしく,おもに死肉を食べるが,げっ歯類や漿果も食べる.おもに夜行性.

гиеновые (= гиены),Hyaenidae ハイエナ科

гладконосые = обыкновенные летучие мыши

глазница 眼窩(orbit).頭骨の眼球が入る空間.

глупыш,Fulmarus glacialis
フルマカモメ(ミズナギドリ目ミズナギドリ科).全長50cm,翼を開くと110cm.体の色に2型あり,暗色型は全体灰褐色,淡色型では背から腰にかけて青灰色,頭,頚,胸,腰は白い.ゼムリャ・フランツヨシフ,ノヴァヤ・ゼムリャ,ベーリング海峡沿岸部に分布する.崖の上に集団で巣を造り,産卵する.繁殖期以外は海上生活をする.魚類,甲殻類,軟体動物などを食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本では夏でも北海道東部の海上でみられるほか,冬には本州中部以北の海上に渡来する.

глухарь,Tetrao urogallus
ヨーロッパオオライチョウ(キジ目ライチョウ科).全長90cmで,雌は小さい.雄は黒褐色で灰色の細かい模様があり,翼は褐色,胸は金属光沢のある青緑色,腹には白斑があり,喉に長い羽毛がある.雌は赤褐色で暗色の縞がある.コラ半島から東はバイカルまで,北は北緯65度まで,南はウラル南部,アルタイ,サヤンまでに分布し,針葉樹のある森林に生息する.繁殖期に雄はアリーナ(токовище)に集まり,ディスプレー(токование)をして雌を誘引する.潅木林の中や倒木の陰に巣を造り,5月上旬から産卵する.雌だけが抱卵する.芽,種子,昆虫,漿果などを食べる.
近縁のкаменный глухарь(Tetrao parviro- stris,オオライチョウ)が東シベリア,カムチャツカ,極東南部,サハリンに生息する.

глухарь каменный → глухарь

гнездо плавучее 浮き巣 → поганка

гнездование кооперативное 協同繁殖.親以外の個体が雛の養育を手伝う繁殖.手伝う個体をпомощиник(ヘルパー)という.→ помощиник

гнездование сдвоенное 重複繁殖.つがいが産卵を終え,雌が抱卵を始めると,雄は他の雌とつがいになり,別の場所に巣を造って繁殖する.

говорушка красноногая (= говорушка,красноногая моёвка),Rissa brevirostris アカアシミツユビカモメ

гоголь (= обвыкновенный гоголь),Bucephala clanagula
ホオジロガモ(カモ目カモ科).全長40cm.雄の背側は黒褐色,胸と腹は白く,頭は光沢のある緑黒色,嘴の基部に白斑がある.雌は灰褐色.コラ半島からカムチャツカ半島にいたる大部分の森林帯に分布し,湖沼や川沿いに生息する.樹洞に巣を造り,4月下旬から産卵する.繁殖期以外は,大きな湖沼や海で生活する.潜水して軟体動物,昆虫,魚類,水生植物の種子などを食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本にも冬鳥として渡来する.

гоголь-головастик (= малый гоголь),Bucephala albeola ヒメハジロ

гоголь исландский,Bucephala islandica キタホオジロガモ

гоголь малый = гоголь-головастик

голенастые (= аистообразные),Ciconiiformes
コウノトリ目.中・大型の水辺の鳥で,一般に嘴,頚,脚が長い.湖沼,川,湿原など水辺に生息する.аист,выпь,волчок,ибис,кваква,цапля,фламингоがいる.

голень 脛(鳥類)

голубеобразные,Columbiformes ハト目

голубиные,Columbidae ハト科

голубок морской,Larus genei ハシボソカモメ

голубь
ハト類.ハト科(Columbidae)または狭義ではおもにカワラバト属(Columba)の中型の鳥の総称.そ嚢内に出るハト乳(голубиное молочко,птичье молоко)で雛を育てる.ハト科の中でも比較的小型ものをгорлицаという.このほか,вяхирь,клинтухもハト科である.→вяхирь,горлица,клинтух

голубь белогрудый,Columba leuconota ユキバト

голубь бурый,Columba eversmanni ヒガシハタケバト

голубь зелёный,Sphenurus sieboldii アオバト

голубь сизый,Columba livia
カワラバト(ハト目ハト科).全長37cm.体は暗灰青色,翼は灰色で黒い横縞が2本ある.カフカス,ザカフカス,中央アジア,カザフスタン南部,アルタイに分布し,この外ヨーロッパ地方,クリミア,ウラル南部にも少数分布する.山地,ステップ帯に生息し,集団で崖の隙間や岩棚に巣を造り,2〜3月から産卵する.普通は群れ生活をする.種子を食べる.家禽化された後野生化し,都市などに生息するようになったものがドバトである.

голубь скалистый,Columba rupestris コウライバト

горал (= амурский горал,китайский горал),Nemorhaedus goral
ゴーラル(ウシ目ウシ科).体長110cm.カモシカの1種.雌雄とも後方に曲がる角があるが,雌では小さい.体は灰色または赤褐色で,毛は長く柔らかく,尾は短い.極東南部の山岳地帯に分布し,岩の多い森林,草のある急斜面に生息する.発情期は9〜10月で,5〜6月に1子を産む.夏は草や木の葉,冬には芽,地衣類,針葉樹の葉などを食べる.子連れの雌以外は群れ生活をする.

горбач (= горбатый кит,длиннорукий кит),Megaptera novaeangliae
ザトウクジラ(クジラ目ナガスクジラ科).体長11〜16m.髭鯨の1種.頭部が大きく,体はずんぐりしており,胸鰭は非常に長い.背側は黒く,胸と腹には縦縞がある.バレンツ海,日本海,オホーツク海沿岸におり,冬は暖かい海域にいる.おもに魚類を食べる.子を1年おきに1頭産む.

горихвостка
ジョウビタキ類.一般にジョウビタキ属(Phoenicurus)の小鳥の総称であるが,一部他属(гималайская горихвостка,Chaimarrornisなど)も含む.

горихвостка гималайская (= водяная горихвостка),Chaimarrornis leucocephala シロボウシジョウビタキ

горихвостка краснобрюхая,Phoenicurus erythrogaster シロガシラジョウビタキ

горихвостка красноспинная,Phoenicurus erythronotus セアカジョウビタキ

горихвостка-лысушка = садовая горихвостка

горихвостка садовая (= обыкновенная горихвостка,горихвостка-лысушка) ,Phoenicurus phoenicurus
シロビタイジョウビタキ(スズメ目ツグミ科).全長16cm.雄では頭の上部,頚,背が灰色,額は白色,喉は黒色,翼は褐色,腹側と尾は赤褐色.雌は灰褐色で,尾が赤褐色.ヨーロッパ地方,クリミア,カフカス,中央アジア南東部,シベリアのバイカルまでの森林や小さな林に生息するほか,公園や庭にもいる.繁殖期には尾を震わせながらよく囀る.この時,尾の赤褐色が火の燃える(гореть)ように目立つことがロシア名の由来である.昆虫や漿果などを食べる.樹洞などに巣を造り,5〜7月に産卵する.
同属のсибирская горихвостка (Phoeni- curus auroreus,ジョウビタキ)がバイカル周辺から極東南部にかけて分布し,日本には冬鳥として渡来する.

горихвостка седоголовая,Phoenicurus caeruleocephala ズアオジョウビタキ

горихвостка сибирская → садовая гори- хвостка

горихвостка сизая,Rhyacornis fuliginosa カワビタキ

горихвостка-чернушка,Phoenicurus ochruros クロジョウビタキ

горлица
ハト科の中でもголубьより小型のハト類の総称.キジバト属(Streptoperia)が含まれる.→ голубь

горлица большая → обыкновенная горлица

горлица кольчатая,Streptoperia decaocto
シラコバト(ハト目ハト科).全長28cm.頭,頚,胸は赤味のある灰色,背側は灰褐色,後頚に黒く細い半輪がある.脚は赤い.イリ川流域とトルクメン南部に分布するほか,ヨーロッパでは放鳥されたものが増え,エストニア,ウクライナ西部,ベラルーシにも分布する.都市など人家近くに小群で生息し,樹木に小枝を積み重ねて巣を造る.おもに草や木の種子を食べる.日本では関東地方の一部に生息している.

горлица короткохвостая,Streptoperia tranquebarica ベニバト

горлица малая,Streptoperia senegalen- sis ワライバト

горлица обыкновенная,Streptoperia turtur
コキジバト(ハト目ハト科).全長28cm.背側は灰褐色,腹側は赤味のある灰色.頚の側面に黒色と灰青色の斑がある.ヨーロッパ地方南部,西シベリア,カザフスタン,中央アジアの森林に生息する.林縁部,公園などの樹上や潅木の上に小枝を積み重ねて巣を造り,5月から産卵する.夏から秋にはよく群れ生活をする.地上で草や木の種子を食べる. 同属のбольшая горлица(Streptoperia orientalis,キジバト)がシベリアや極東の南部,サハリン,カザフスタン,中央アジアに生息する.日本にも生息する.

горло 喉

горностай,Mustela erminea
オコジョ(ネコ目イタチ科).体長16〜38cm.体は細長く,尾もかなり長い.背側は褐色,腹側は白く,尾の先端は黒い,冬には尾先端以外は全身白くなる.北氷洋の島,中央アジアの砂漠,クリミア,ザカフカスを除く旧ソ連全域に分布し,さまざまな環境に生息する.繁殖期は春〜初夏で,木の根の下などの自然の空間に巣を造り,8〜9子を産む.小型げっ歯類,小鳥,カエル,昆虫などを食べる.おもに夜行性.日本にも生息する.

грач,Corvus frugilegus
ミヤマガラス(スズメ目カラス科).全長44cm.体は光沢のある黒色で,成鳥では嘴の基部が裸出している.アルハンゲリスク,ペルミ,クラスノヤルスク,ヤクーツクを結ぶ線以南の地域(カフカスの山地と中央アジアを除く),アムール川下流域以南に分布し,おもに農耕地に生息する.集団で樹上に巣を造り,4〜6月に産卵する.おもに地上で昆虫や穀類を食べる.渡り鳥で冬には南に渡る.日本には冬鳥として渡来する.

гринда (= обыкновенная гринда),Globicephala melaena マゴンドウ

гриф бурый = чёрный гриф

гриф гималайский = кумай

гриф индийский,Gyps bengalensis ベンガルハゲワシ

гриф серый = чёрный гриф

гриф снежный = кумай

гриф чёрный (= бурый гриф,серый гриф),Aegypius monachus
クロハゲワシ(タカ目タカ科).全長110cm.体は黒褐色.頭は褐色の短い綿羽で被われ,後頚には羽毛がない.頚には褐色の羽毛(воротник)があり,襟巻のように見える.クリミア,カフカス,中央アジア,アルタイの山地に生息する.翼は幅広くて長く,長時間帆翔する.樹上や崖に大きな巣を造り,産卵する.おもに大型動物の死体や鳥類を食べる.日本には迷鳥として飛来する.

грудь 胸

грызуны
げっ歯類.ネズミ目(Rodentia)の哺乳類.切歯は上下1対で,一生伸び続ける.犬歯はなく,切歯と臼歯の間は隙間となる.белка,бобр,бурундук,крыса,летяга,мышь,полёвка,соня,сурок,суслик,хомякなどがいる.

грязовик,Limicola falcinellus
キリアイ(チドリ目シギ科).全長17cm.夏羽では背側が黒褐色で,淡色の縞があり,腹は白い.冬羽では背側の色は淡くなる.嘴は長くやや下方にまがる.コラ半島からアナージールにいたるツンドラ帯,森林ツンドラ帯に生息する.乾燥した所に巣を造り,6月に産卵する.おもに昆虫を食べる.渡り鳥で,冬には北アフリカ,アジア,オーストラリアまで渡り,日本には旅鳥として渡来する.

гуменник,Anser fabalis
ヒシクイ(カモ目カモ科).ガンの1種で全長83cm.背側は暗褐色,腹側は灰白色.嘴は黒く,先端部に黄色の帯がある.ツンドラ帯,森林ツンドラ帯,東シベリアの森林帯の川沿いや湖沼周辺に生息する.水辺近くに巣を造り,産卵する.草,漿果,種子などを食べる.渡り鳥で冬には南に渡る.日本には冬鳥として渡来する.

гусеобразные (= пластичатоклювые),Anseriformes
カモ目.лебедь,гусь,казарка,утка,гага,нырок,крохальなどがいる.繁殖後に換羽するが,翼の風切羽が一度に抜けるため,一時期飛べなくなる.

гусь
マガン類.マガン属(Anser)のガン類の総称.このほか,белошей,гуменник,пискулька,сухоносもマガン属である.

гусь белолобый (= белолобая казарка),Anser albifrons
マガン(カモ目カモ科).全長70cm.体は褐色で,腹に不規則な黒い横斑がある.嘴の基部と額は白い.白海沿岸からチュコト半島までのツンドラ帯,ノヴァヤ・ゼムリャに分布する.湖沼や川の近くに巣を造り,6月から産卵する.おもに草,種子,昆虫などを食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本には冬鳥として渡来する.

гусь белый,Anser caerulescens ハクガン

гусь горный,Anser indicus インドガン

гусь серый,Anser anser
ハイイロガン(カモ目カモ科).全長75cm.体は灰褐色で,腹に不規則な黒色斑がある.ヨーロッパ地方のカレリアからドナウ川,ヴォルガ川下流域まで,西シベリア,カザフスタン,東シベリア南部の湖沼や河口部に生息する.水辺に巣を造り,4〜6月に産卵する.草,種子などを食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本には迷鳥としての記録がある.

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Д

даниэль = лань

движение комфортное 慰安行動.休息のときに行う羽つくろい,伸び,翼のウオーミングアップなどの行動.

дельфин マイルカ類.クジラ目のうち,一般に小型の歯鯨類であるマイルカ科(Delphinidae)の哺乳類の総称.体は流線型をしている.

дельфин белобокий,Lagenorhynchus acutus タイセイヨウカマイルカ

дельфин-белобочка (= белобочка,обыкновенный дельфин),Delphinus delphis
マイルカ(クジラ目マイルカ科).体長2m前後で,マイルカ類の中では小型.背側は黒く,腹側は白い.バルト海,北海,黒海,オホーツク海,日本海に生息する.おもに魚類を食べる.クジラ類の中でも泳ぐ速度は速く,よく船の後を追いかけたりする.聴覚が発達し,水中ではなき声で相互に連絡できる.

дельфин беломордый,Lagenorhynchus albirostris ハナジロカマイルカ

дельфин китовидный,Lissodelphis borealis セミイルカ

дельфин обыкновенный = дельфин- белобочка

дельфин серый,Grampus griseus ハナゴンドウ

дельфин тихоокеанский коротко- головый (= полосатый дельфин),Lagenorhynchus obliquidens
カマイルカ(クジラ目マイルカ科).体長2m前後.背側は黒色で,腹側は白く,体側前部に大きな白斑がある.背鰭は高く,鎌のような形をしている.太平洋北部に生息する.おもに魚類を食べる.数百〜1000頭の大群となることがある.

дельфиновые (= дельфины),Delphinidaeマイルカ科.дельфинのほかにафалина,гринда,косаткаなどがいる

дентин 歯質

демонстрация (=рекламное поведение,токование)  誇示(ディスプレイ).求愛や威嚇のときに示す行動・姿勢.

дербник,Falco columbarius
コチョウゲンボウ(タカ目ハヤブサ科).全長30cm.雄の頭と背は灰青色,後頭部は赤褐色,腹側は黄白色で赤褐色斑がある.雌では背側も赤褐色.森林ツンドラ帯,森林帯に広く分布し,所々に樹木のある比較的開けた環境に生息する.崖や地上に巣を造り,まれに樹上のカラスの古巣を使って,5月から産卵する.小鳥類を捕らえて食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本へは冬鳥として渡来する.

дергач = коростель

деряба,Turdus viscivorus
ヤドリギツグミ(スズメ目ツグミ科).全長27cm.背側は灰褐色,腹側は白色で暗色斑がある.ヨーロッパ地方から東はアンガラ川まで,クリミア,カフカス,中央アジア山地,カザフスタン南部に分布し,針葉樹林,広葉樹林に生息する.4〜6月に樹上に巣を造り,産卵する.繁殖期以外は群れ生活をする.昆虫や漿果を食べる.渡り鳥で,冬には南に渡るが,ナナカマドの実が豊作だと北部でも越冬する.

джейран,Gazella subgullurosa
コウジョウセンガゼル(ウシ目ウシ科).すらりとした体型で,肢が長い.体長90〜110cm.雄には角があるが,雌にはないか,あっても小さい.体は黄褐色で,腹,頚,尻は白い.カザフスタン,中央アジア,ザカフカス東部の砂漠や草原に生息する.11〜12月が発情期で,この時期に喉を膨らます習性がある.4〜5月に1子を産む.草食性.春〜夏には単独や小群でいるが,冬には大群となる.季節的な移動をする.

джёк = вихлий

джигетай → кулан
дзерен (= дэерен,зобатая газель),Gazella gullurosa
モウコガゼル(ウシ目ウシ科).体長100〜150cmで,スマートな体型をしている.雄には角がある.背側は黄褐色,腹側は白い.アルタイ,ザバイカルのステップ,半砂漠地帯に生息する.発情期は10〜11月で,翌年6月に1子を産む.草食性で,草,低木の枝や葉を食べる.群れ生活をし,季節的に移動する.

дикобраз индийский,Hystrix leucura
ヤマアラシ(ネズミ目ヤマアラシ科).体長90cmで,げっ歯類では大型.体の前部は剛毛,後部は長い針で覆われている.体色は褐色,黒色,白色のまだら.中央アジア南部,アゼルバイジャンの砂漠地帯,山地に生息する.洞穴や長さ10mにもなる穴を掘って住む.1回に2〜5子を産む.夜行性.草や草の根,種子などを食べる.外敵に対しては,後を向き,針を立ててぶつかる.

дикобразовые(= дикобразы),Hystricidae ヤマアラシ科

дикуша,Falcipennis falcipennis
カマバネライチョウ(キジ目ライチョウ科).全長36cm.雄では体が黒褐色で,白い小斑があり,胸には白い横斑がある.翼の先端は鎌のように細い.雌は全身褐色.シベリア南部,オホーツク海沿岸南部,沿海地方,サハリンに分布し,常緑針葉樹林に生息する.春には尾を広げ頚を上に伸ばしてディスプレイをする.地上に5月下旬から巣を造り,産卵する.雌だけが抱卵する.あまり人を恐れない.漿果,樹木の芽や葉を食べ,冬には針葉樹の葉も食べる.留鳥.

диморфизм половой 性的二型(sexual dimorphism).雌雄で形態が異なること.

динамика популяции (= динамика населения) 個体群動態(population daynamics)

диск лицевой 顔盤.フクロウ科鳥類の顔のこと.他の鳥類と異なり,顔は平たく前面を向いており,この部分には短い羽毛が密生している.

длиннокрыл обыкновенный,Miniopterus schreibersi
ユビナガコウモリ(コウモリ目ヒナコウモリ科).体長4〜6cm.翼は幅狭く長い.体は黒褐色で,ビロード状.ザカルパチア,クリミア,ザカフカス,トルクメン南部に分布する.山地に生息し,洞窟,坑道などに大群でいる.6〜7月に1子を産む.日没後に飛立ち,ガ,甲虫などの昆虫を捕らえて食べる.飛び方は速い.日本にも生息する.

дробь барабанная (= барабанная трель),ドラミング.キツツキ類は繁殖期に空洞の枯木などを嘴で連打し,大きな音を出す.ドラミングの機能は小鳥類の囀りに相当する.

дрозд ツグミ類.ツグミ属(Turdus)の小鳥類の総称であるが,一部他属(Monticola,Myiophoneus,Catharus,Zoothera)も含む.なお,бело- бровик,деряба,рябинникもツグミ属.

дрозд-белобровик = белобровик

дрозд белобрюхий,Turdus cardis クロツグミ

дрозд белогорый каменный (= лесный каменный дрозд),Monticola gularis ヒメイソヒヨ

дрозд белозобый,Turdus torquatus クビワツグミ

дрозд бледный,Turdus pallidus
シロハラ(スズメ目ツグミ科).全長25cm.背側は緑褐色で腹は白く,脇腹が淡褐色.沿海地方の森林や潅木林に生息する.5〜7月に樹上に巣を造り,産卵する.おもに昆虫,種子,漿果を食べる.渡り鳥で冬には南に渡る.日本には冬鳥として渡来する. бледный дрозд(シロハラ),оливковый дрозд(マミチャジナイ),золотистый дрозд(アカハラ)を同一種(бледный дрозд)の別亜種とする見解もある.

дрозд бурый = дрозд Науманна

дрозд золотистый (= японский дрозд),Turdus chrysolaus アカハラ → бледный дрозд

дрозд каменный イソヒヨドリ類.イソヒヨドリ属(Monticola)の小鳥の総称.

дрозд краснозобый → темнозобый дрозд

дрозд лесный каменный = белогорый каменный дрозд

дрозд малый,Catharus minimus ハイイロコツグミ

дрозд Науманна (= бурый дрозд,рыжий дрозд), Turdus naumanni
ツグミ(スズメ目ツグミ科).全長24cm.体色に2型あり,北方型では背側は暗褐色,喉は黄白色,胸は黒色,腹は白色で暗色斑がある.眼上の眉斑は黄白色.南方型では背側は灰褐色,胸と脇腹は赤褐色で淡色斑がある.東シベリア,極東北部に分布し,森林,森林ツンドラに生息する.樹上に巣を造り,5〜6月に産卵する.昆虫やミミズなどを食べ,秋にはナナカマドなどの実をよく食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本にはおもに北方型が冬鳥として渡来する.
両型をそれぞれ別種とする見解がある.その場合,北方型がбурый дрозд (Turdus eunomus,ツグミ),南方型がдрозд Науманна (Turdus naumanni,ハチジョウツグミ)となる.

дрозд оливковый, Turdus obscurus
マミチャジナイ(スズメ目ツグミ科).全長22cm.背側は暗緑褐色,胸から脇腹にかけて赤褐色,腹は白く,眼上に白い眉斑がある.エニセイ以東のシベリア,カムチャツカに分布する.渡り鳥で,冬には南に渡る.生息環境,習性などはбледный дроздに似る.日本には旅鳥として渡来する.→ бледный дрозд

дрозд певчий, Turdus philomelos
ウタツグミ(スズメ目ツグミ科).全長23cm.背側は灰褐色,腹側は白く,小さな暗色斑がある.ヨーロッパ地方からバイカルまで,サハ共和国,クリミア,カフカスの森林,森林ステップに生息する.普通は藪の中にいるので,姿は目立たないが,繁殖期にはよく囀る.囀は大きくよく響き「Филипп! Филипп! Иди чай пить, чай пить... с сахаром... Скккоррей, а то остынет!」というようにも聞きなせる.潅木に巣を造り,4〜7月に産卵する.樹上や地上で昆虫やミミズ,漿果を食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.

дрозд пёстрый, Zoothera dauma
トラツグミ(スズメ目ツグミ科).全長30cm.背側は黄褐色で黒い横斑があり,腹側は白く黒褐色斑がある.ウラル中部,シベリア南部,極東南部に分布し,森林に生息する.囀りはヒー,ヒョーと淋しげである.地上や樹上に小枝やコケで巣を造り,5〜6月に産卵する.昆虫,ミミズなどを食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本にも夏鳥として渡来する.

дрозд пёстрый каменный,Monticola saxatilis コシジロイソヒヨドリ

дрозд рыжий = дрозд Науманна

дрозд Свэнсонов,Catharus ustulatus シロハラコツグミ

дрозд сибирский, Turdus sibiricus
マミジロ(スズメ目ツグミ科).全長24cm.雄は全身黒く,眼上に白い眉斑がある.雌では背側が灰褐色で,腹側は白く,脇腹に暗色の横斑がある.東シベリア,極東の森林に生息する.樹上に巣を造り,5〜6月に産卵する.昆虫,ミミズ,漿果などを食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本にも夏鳥として渡来する.

дрозд сизый,Turdus hortulorum カラアカハラ

дрозд синий каменный,Monticola solitarius
イソヒヨドリ(スズメ目ツグミ科).全長26cm.雄の頭,背,胸,腰は藍色,翼と尾は青黒色,腹は赤褐色.雌では背側は灰黒褐色,腹側は暗黄褐色と褐色のまだら.カスピ海南部沿岸,トルクメニヤ南部,沿海地方南部に分布し,山地のステップ,岩質の海岸に生息する.石の間や崖の隙間に巣を造り,5〜6月に産卵する.昆虫などを食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本にも生息する.

дрозд темнозобый,Turdus ruficollis
ノドグロツグミ(スズメ目ツグミ科).全長24cm.雄では頭,背,腰は灰黒色,翼と尾は黒褐色,胸は黒く,腹は白い.雌の背側は雄より褐色味がつよく,喉と胸は白色で黒い縦斑があり,腹は泥白色で褐色の縦斑がある.西はウラルからアルタイ,ヤブロノイ山脈,大興安嶺まで分布し,森林や低木林に生息する.樹上に巣を造り,5〜6月に産卵する.地上で昆虫やミミズなどを食べ,秋には漿果も食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本には迷鳥として渡来したことがある.
分布域西部のものをчернозобый дрозд (Turdus atrogularis,ノドグロツグミ),東部のものをкраснозобый дрозд (Turdus ruficollis,ノドアカツグミ)の2種に分ける見解がある.

дрозд чернозобый → дрозд темнозобый

дрозд чёрный, Turdus merula
クロウタドリ(スズメ目ツグミ科).全長25cm.雄は全身黒く,嘴はオレンジ色,雌は灰褐色.ヨーロッパ地方の北はサンクトペテルブルグ,ヤロスラヴリ,ペルミあたりまで,カフカス,中央アジア,東カザフスタンに分布し,広葉樹林,針広混交林,公園,庭などに生息する.繁殖期には木の梢でよく囀る.囀は美しく,ナイチンゲール,ロビンとともにヨーロッパの三名鳥の一つとされている.地上や樹木の低い所に巣を造り,4〜7月に産卵する.渡り鳥で,冬には南に渡るが,分布域の南部では一年中生息している.

дрозд японский = золотистый дрозд

дроздовые,Turdidae ツグミ科.ツグミ亜科(Trudinae)としてヒタキ科(мухоловко- вые)に含める見解がある.

дромадер,дромедар = одногорбый верблюд

дронго волосатый (= индийский дронго),Dicrurus hottentottus カンムリオウチュウ

дронго чёрный,Dicrurus macrocercus オウチュウ

дронговые (=дронго),Dicruridae オウチュウ科

дрофа (= обыкновенный дрофа),Otis tarda
ノガン(ツル目ノガン科).全長100cm.頭と頚は灰色,背は暗黄色で波状の黒褐色斑がある.腹側は白い.翼は白く,先端だけが黒い.趾は太く,走行に適している.雄の喉には髭状の剛毛がある.ウクライナから極東までの森林ステップ,ステップ,砂漠地帯に生息する.雄には喉袋があり,繁殖期にはこれを膨らませて誇示行動をする.樹洞や岩の隙間に巣を造り,5〜6月に産卵する.種子,草,昆虫などを食べる. 渡り鳥で,冬には南に渡る.日本には迷鳥として飛来したことがある.

дрофа-красотка = вихлий

дрофиные,Otididae ノガン科

дубнос (= обыкновенный дубнос),Coccothraustes coccothraustes
シメ(スズメ目アトリ科).全長19cm.体はずんぐりしており,嘴が太い.体は褐色で,腹側は淡い.嘴の周囲,目先,喉は黒い.ヨーロッパ地方から極東までの北緯57〜60度以南,カムチャツカ南部,サハリンに分布し,疎林,公園などに生息する.樹上に巣を造り,4〜5月に産卵する.おもに木の実や漿果を食べるが,繁殖期には昆虫も食べる.丈夫な嘴で堅い実を割ることができる.分布域北部のものは冬に南に渡る.日本にも生息する.

дубнос арчёвый,Coccothraustes carnipes ハジロミヤマシメ

дубнос большой черноголовый,Eophona personata イカル

дубнос малый черноголовый,Eophona migratoria
コイカル(スズメ目アトリ科).全長19cm.雄の頭,頬から喉にかけてと尾は黒色,背は褐色,胸から腹にかけて淡褐色.翼は黒く,先端が白い.雌は褐色で,翼は黒い.嘴は太く大きい.沿海地方の森林に生息し,5〜6月に低木に巣を造り,産卵する.昆虫や種子を食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本には冬鳥としてまれに渡来する.

дубровник (= овсянка-дубровник),Emberiza aureola
シマアオジ(スズメ目ホオジロ科).全長14cm.雄では背側は栗色,腹側は黄色で,胸に栗色の細い横帯がある.雌の背側は淡褐色,腹側は淡黄色.雄も秋には雌のような色となる.ヨーロッパ地方の北緯51度以北,カザフスタン北部,シベリア,極東に広く分布する.草原や湿原に生息する.地上に巣を造り,6〜7月に産卵する.雄の囀は美しい.おもに昆虫を食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本では北海道に夏鳥として渡来する.

дуга скуловая = скуловая кость

дупель,Gallinago media
ニシチュウジシギ(チドリ目シギ科).全長35cm.嘴が長い.背側は褐色,淡黄色,黒色のまだらで,腹側は白く,胸と腹の両側に褐色斑がある.ヨーロッパ地方から東はエニセイまでの森林,森林ステップ,ステップ帯に分布する.湿地,草原,山岳ツンドラに生息する.5月中旬〜7月に草むらの地上に巣を造り,産卵する.繁殖期には雄が日没後に乾燥した場所に集まり,独特の声を出しながら翼を広げて走りまわるディスプレイをする.土中に嘴を入れて昆虫の幼虫やミミズなどを食べる.渡り鳥で,冬にはアフリカに渡る.
同属のлесной дупель (= лесной бекас,Gallinago megala,チュウジシギ)がシベリア南部と極東南部に生息しており,日本には旅鳥として渡来する.

дупель лесной → дупель

дупель горный,Gallinago solitaria アオシギ

дуплогнездник 樹洞営巣種.繁殖に樹洞を必要とする鳥類.キツツキ類のように自分で巣穴を穿つ種,これらを利用する種,自然に出来た樹洞を利用する種がいる.多くは巣箱も利用する.

дутыш (= кулик-дутыш),Calidris melanotus アメリカウズラシギ

дятел
キツツキ類.キツツキ科(Picidae)のうちвертишейкаを除いたグループの鳥類の総称.趾は前2本,後2本になっており,幹にとまるとき尾で体を支える.春には空洞になった枯木などよく響くものを嘴で連打する(барабанная дробь, барабанная трель).

дятел белокрылый,Dendrocopos leucopterus ハジロアカゲラ

дятел белоспинный,Dendrocopos leucotos
オオアカゲラ(キツツキ目キツツキ科).全長28cm.背側は黒と白のまだらで,腹側は黄白色,下腹部は赤く,脇腹に黒色斑がある.雄の頭頂は赤い.ヨーロッパ地方から極東にかけての森林帯,森林ステップ帯に分布し,森林に生息する.樹幹に巣穴を穿って4〜5月に産卵する.木に硬い嘴で穴を開け,中にいる昆虫の幼虫を食べる,秋には木の種子も食べる.留鳥.日本にも生息する.

дятел большой острокрылый,Dendro- copos canicapillus セグロコゲラ

дятел зелёный,Picus viridis
ヨーロッパアオゲラ(キツツキ目キツツキ科).全長35cm.背側は黄緑色,腹側は淡緑色,翼と尾は褐色と淡褐色のまだら.眼のまわりは黒く,雄の頭頂は赤い.ヨーロッパ地方の北はサンクトペテルブルグまで,東はヴォルガ川,南はドン川北部,南ウクライナ,カフカスまで分布し,森林や公園に生息する.樹幹に巣穴を造り,4〜6月に産卵する.樹幹をつついて昆虫を食べるが,とくにアリを好み,アリの巣を壊して食べる.留鳥.

дятел карликовый → малый пёстрый дятел

дятел малый острокрылый → малый пёстрый дятел

дятел малый пёстрый,Dendrocopos minor
コアカゲラ(キツツキ目キツツキ科).全長16cm.背側は黒と白のまだらで,腹側は白い.雄の頭上は赤いが,雌の前頭部は白い.ヨーロッパ地方から極東にかけてとカムチャツカの森林帯,森林ステップ帯に広く分布し,森林のほか,樹木の多い公園などにも生息する.枯木に巣穴を穿って4〜5月に産卵する.昆虫のほか,秋には木の種子も食べる.留鳥.日本では北海道に生息する
同じく小型で同属のмалый острокрылый дятел (= карликовый дятел,Dendrocopos kizuki,コゲラ)が沿海地方とサハリンに分布する.日本にも生息する.

дятел пёстрый = большой пёстрый дятел

дятел пёстрый большой (= пёстрый дятел),Dendrocopos major
アカゲラ(キツツキ目キツツキ科).全長24cm.背側は黒と白のまだらで,腹側は白く,下腹部は赤い.脇腹に黒色斑がある.雄の後頭部は赤い.ヨーロッパ地方から極東にかけての森林帯,森林ステップ帯,カフカスや中央アジアの山地に広く分布し,森林や公園に生息し,キツツキ類の中では最も普通に見られる.樹幹に巣穴を穿って4〜5月に産卵する.木に硬い嘴で穴を開け,中にいる昆虫の幼虫を食べるほか,秋には木の種子も食べる.留鳥.日本にも生息する
同属のсредний пёстрый дятел (= средний дятел,Dendrocopos medius,ヒメアカゲラ)がカフカス,モルダビア,ウクライナ,ベラルーシ,ヨーロッパ地方西部の森林に生息する.

дятел рыжеблюхий,Dendrocopos hyperythrus チャバラアカゲラ

дятел седой (= седоголовый дятел),Picus canus
ヤマゲラ(キツツキ目キツツキ科).全長30cm.背側は黄緑色,腹側は淡灰緑色.雄の前頭部は赤いが,雌の頭は灰色.ヨーロッパ地方南部からシベリア南部,極東南部にかけて分布し,森林に生息する.樹幹に巣穴を穿って4〜5月に産卵する.樹幹や地上でアリ類などの昆虫を食べる.留鳥.日本では北海道に生息する.

дятел сирийский,Dendrocopos syriacus カオジロアカゲラ

дятел средний,дятел средний пёстрый→ большой пёстрый дятел

дятел трёхпалый,Picoides tridactylus
ミユビゲラ(キツツキ目キツツキ科).全長22cm.背側は黒いが,後頚から背にかけては白く,翼は黒と白のまだら.腹側は白く,脇に黒色斑がある.趾は3本である.ヨーロッパ地方から極東にかけての森林帯,天山山脈山麓部に分布し,おもに針葉樹林に生息する.樹洞に巣を造り,5〜6月に産卵する.木をつつき,昆虫やその幼虫を食べる.留鳥.日本では北海道に生息する.

дятел чешуйчатый,Picus squamatus ヒマラヤアオゲラ

дятел чёрный (= желна),Dryocopus martius
クマゲラ(キツツキ目キツツキ科).全長45cm.キツツキ類では最大.全身黒く,嘴と眼は黄色.雄では頭頂が,雌では後頭だけが赤い.ベラルーシから千島列島までの森林帯に分布し,森林に生息する.大木に巣穴を穿って巣とし,4〜5月に産卵する.同じ巣穴を数年間使うこともある.木の幹に硬い嘴で穴をあけ,中の昆虫を食べるが,とくにアリ類を好む.ドラミング(барабанная дробь)の音は大きく,遠くまでよく響く.留鳥.日本では北海道と本州北部に生息する.

дятеловые,Picidae キツツキ科.вертишейка,дятелがいる.

дятелообразные,Piciformes キツツキ目

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Е

единорог = нарвал

единороговые,Monodontidae イッカク科

ежовые,Elinaceidae ハリネズミ科

емуранчик,Scirtopoda telum
スナトビネズミ(ネズミ目トビネズミ科).体長9〜12cm.後足が大きく,尾が長く,跳びはねる行動に適している.背側は黄褐色,腹側は白い.ウクライナ南部,中央アジア,カザフスタンなどの砂漠や半砂漠に生息する.地下に穴を掘って坑道や巣を造る.春から夏にかけて繁殖し,1回に3〜4子を産む.草の種子,茎,花などを食べる.夜行性.冬眠する.→ тушканчик

енот-полоскун (= американский енот,обыкновенный енот),Procyon lotor
アライグマ(ネコ目アライグマ科).体長50〜60cm.胴と脚は短く,尾は長い.背側は灰褐色,腹側は淡灰褐色.仮面をつけたように眼の周りが黒く,尾には灰色の地に黒い環がある.北アメリカ原産であるが,導入され,アゼルバイジャン,キルギス,沿海地方,ウズベクなどに分布し,河川や湖沼周辺の林に生息する.樹洞などを巣とし,4〜5月に2〜7子を産む.雑食性で,昆虫,小型哺乳類,鳥の卵などを食べる.夜行性で,木にも登る.日本でも飼育されたものが野生化している.

енотовые (= еноты),Procyonidae アライグマ科

Ё

ёж
ハリネズミ類.ハリネズミ属(Erinaceus)の食虫類の総称.体はずんぐりしていて,吻部は尖り,眼は小さい.背と横腹の毛は針のように硬い.

ёж даурский,Erinaceus dauricus ダウリアハリネズミ

ёж лысый (= длинноиглый ёж,темно- иглый ёж),Erinaceus hypomelas ケナガハリネズミ

ёж обыкновенный,Erinaceus europaeus
ナミハリネズミ(モグラ目ハリネズミ科).体長20〜30cm.針状の毛の根元は灰色で,先端部は白っぽい.ヨーロッパ地方南・中部,西シベリア,カザフスタン,極東南部に分布し,林縁部,森林ステップの低木のある環境に生息する.4〜7月が繁殖期で,低木の繁みなどに草で巣を造ったり穴を掘って巣とし,3〜7子を産む.昆虫,ミミズ,カエルなどを食べる.夜行性で,危険なときには,体を丸めて球状となり針状の毛を立てる.冬眠する.

ёж ушастый,Erinaceus auritus
オオミミハリネズミ(モグラ目ハリネズミ科).体長14〜23cm.体の色はобыкновенный ёжに似るが,耳が大きい.中央アジア,カザフスタン,カフカスなどの半砂漠,砂漠地帯に生息する.穴を掘ったり,げっ歯類の巣穴を利用して巣を造り,春に4〜7子を産む.おもに昆虫を食べる.夜行性.冬眠する.

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Ж

жаворонки = жаворонковые

жаворонок белокрылый,Melanocorypha leucoptera ハジロコウテンシ

жаворонок двупятнистый,Melanocorypha bimaculata クビワコウテンシ

жаворонок индийский,Alauda gulgula タイワンヒバリ

жаворонок лесной = юла

жаворонок малый,Calandrella cinerea
ヒメコウテンシ(スズメ目ヒバリ科).全長15cm.体は褐色で,背側に暗褐色斑があり,腹側は淡色.ウクライナからザバイカルまでのステップや半砂漠に生息する.巣を草むらや潅木の根元の地上に造り,4〜7月に産卵する.繁殖期に雄は空高くで囀る.おもに地上で昆虫などを食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本には迷鳥として渡来したことがある.

жаворонок малый полевой,Alauda gulgula タイワンヒバリ

жаворонок монгольский,Melanocorypha mongolica コウテンシ

жаворонок полевой,Alauda arvensis
ヒバリ(スズメ目ヒバリ科).全長18cm.背側は黄褐色で褐色斑があり,腹側は淡黄色で胸に褐色斑がある.頭には冠羽がある.ツンドラと砂漠,アナジール地方を除き,旧ソ連領のほぼ全域に分布する.草原や農耕地など開けた環境に生息する.地上に椀型の巣を造り,4〜7月に産卵する.繁殖期に雄は空高く舞い上がって囀る.おもに地上で昆虫や種子などを食べる.北部に生息するものは,冬には南に渡る.日本にも生息する.

жаворонок пустынный,Ammomanes deserti スナヒバリ

жаворонок рогатый,Eremophila alpestris
ハマヒバリ(スズメ目ヒバリ科).全長17cm.背側は褐色で褐色斑があり,腹側は白く,胸に大きな黒色斑がある.雄の頭部の両側の黒い羽毛が角のように見え,嘴から頬にかけて黒色斑がある.ツンドラ帯,カザフスタンとザバイカルのステップ帯,中央アジアやシベリアの山地に分布し,岩石の多い環境に生息する.潅木の根元や石の間に巣を造る.地上で昆虫や種子を食べる.北部に生息するものは冬に南に渡る.日本には迷鳥として渡来したことがある.

жаворонок серый,Calandrella rufescens コヒバリ

жаворонок солончаковый,Calandrella cheleensis アジアコヒバリ

жаворонок степной,Melanocorypha calandra
ステップコウテンシ(スズメ目ヒバリ科).全長18cm.背側は灰褐色で褐色斑があり,腹側は白く,頚の両側に大きな黒色斑がある.モルダビア,ウクライナ,ヴォルガ川下流域,北カフカス,ザカフカス,中央アジア,南カザフスタンの草原に生息する.地上に巣を造り,4〜7月に産卵する.地上で昆虫や種子を食べる.

жаворонок тонкоклювый,Calandrella acutirostris ハシボソコヒバリ

жаворонок хохлатый,Galerida cristata
カンムリヒバリ(スズメ目ヒバリ科).全長18cm.背側は灰褐色で暗褐色斑があり,腹は白っぽい.頭に大きな冠羽がある.ヨーロッパ地方,カザフスタン,西シベリア,中央アジア,ザカフカスに分布し,半砂漠,ステップ.森林ステップに生息する.畑や牧草地など開けた環境を好む.地上に巣を造り,4〜6月に産卵する.地上で昆虫などを食べる.普通は留鳥であるが,一部は冬に南に渡る.

жаворонок чёрный,Melanocorypha yeltoniensis クロコウテンシ

жаворонковые (= жаворонки),Alaudiae ヒバリ科

жвачные 反芻類 → парнокопытные

железа ароматическая (= пахучая железа) 臭腺.哺乳類の体各部にある臭いのする液体を分泌する腺.

железа копчиковая 脂腺(=尾腺)(鳥類)

железа мускусная 麝香腺(哺乳類)

железа пахучая = ароматическая железа

железа подглазничная 眼下腺(哺乳類)

железа сальная 皮脂腺(哺乳類)

железа тарсальная 足腺.蹄の間にある臭腺.トナカイに見られる.

желна = чёрный дятел

желтодушка = лесная куница

желтозобик,Tryngites subruficollis コモンシギ

жулан индийский,Lanius vittatus クロビタイセアカモズ

жулан обыкновенный (= жулан),Lanius collurio
セアカモズ(スズメ目モズ科).全長20cm.雄では頭と頚は灰色,背は赤褐色,腹側は淡褐色,嘴の根元から頬にかけて太い黒色縞があり,マスクをかけたように見える.雌の背側は黄褐色,腹側は淡く,脇腹に波状の暗色斑がある.中央アジアに生息するものでは雄の背側は全体褐色.ヨーロッパ地方,カザフスタン,中央アジア,西シベリアに分布し,林縁部,低木林,庭,公園などに生息する.低木に巣を造り,5〜6月に産卵する.昆虫を食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.
同属のсибирский жулан(Lanius cristatus,アカモズ)がシベリアと極東に分布し,日本にも夏鳥として渡来する.

жулан сибирский → обвкновенный жулан

журавлиные, Gruidae
ツル科.大型で,頚と脚が長く,尾は短い.おもに湿原,ツンドラ,ステップなど開けた環境に生息する.ロシアには7種がいる.

журавль белый = стерх

журавль даурский → серый журавль

журавль канадский,Grus canadensis カナダヅル

журавль-красавка = красавка

журавль-монах = журавль чёрный

журавль серый,Grus grus
クロヅル(ツル目ツル科).全長120cm.体は灰色.頭と頚は黒く,眼の後方から後頚部は白い.北緯65度以南の旧ソ連領のほぼ全域,中央アジア山地に分布し,森林内の大きな湿原,森林ツンドラに生息する.早春の巣造り前に数羽が集まり,翼を広げて鳴きながら舞い上がり,いわゆる「ツルの舞い(пляска журавля)」をする.地上に草と積み重ねて大きな巣を造り,4〜6月に2卵を産む.種子,漿果,昆虫,カエルなどを食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本には迷鳥として渡来する.
同属のдаурский журавль(Grus vipio,マナヅル)がザバイカル,アムール川沿いの地域や沿海地方に,чёрный журавль(= журавль-монах,Grus monacha,ナベヅル)がザバイカルや極東南部に生息する.この2種とも渡り鳥で,日本では冬鳥として九州に渡来する.

журавль уссурийский = японский журавль

журавль чёрный → серый журавль

журавль японский (= уссурийский журавль),Grus japonensis
タンチョウ(ツル目ツル科).全長130〜140cm.翼を開くと240cmにもなる.体は白く,額から喉,頚にかけてと翼の一部が黒い.頭頂が赤い.ウスリー地方の湿原に生息し,水辺のヨシ原などに草を敷いて大きな巣を造り,4月下旬から2卵を産む.川や湿原で種子,魚,カエルなどを食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本では北海道に生息する.

журавлеобразные,Gruiformes
ツル目.дрофа,журавль,крошка,лысуха,трехперстка,погонышなどがいる.

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З

завирушка альпийская,Prunella collris
イワヒバリ(スズメ目イワヒバリ科).全長18cm.体は灰褐色で,翼と尾は黒褐色,喉は白っぽく暗色斑があり,脇腹が赤褐色である.カルパチア,カフカス,中央アジア山地,シベリア,極東に分布し,高山帯の草原,岩場,岩礫地に生息する.繁殖期には岩の上にとまってよく囀る.6〜7月に岩の裂け目や石の下に巣を造り, 産卵する.昆虫,ミミズ,種子,漿果などを食べる.留鳥であるが,冬に低い所に下りてくる(кочёвка).日本では本州の高山帯に生息する.→ кочёвка

завирушка бледная,Prunella fulvescens ウスヤマヒバリ

завирушка гималайская,Prunella himalayana ノドジロイワヒバリ

завирушка лесная,Prunella modularis
ヨーロッパカヤクグリ(スズメ目イワヒバリ科).全長15cm.背側は赤褐色で暗色斑があり,頭から胸にかけて灰色,腹側は暗灰色である.ヨーロッパ地方,クリミア,カフカスの森林帯と森林ステップ帯の森林に生息する.分布域北部に生息するものは,冬に南に渡る.繁殖期に雄は木の梢でよく囀るが,普通はやぶや潅木の繁みの中におり,あまり姿を現さない.木や潅木の低い所に巣をかけ,5〜6月に産卵する.昆虫や種子を食べる.
同属のяпонская завирушка(Prunella rubida,カヤクグリ)が千島列島に生息する.日本にも生息する.

завирушка пёстрая (= персидская завирушка),Prunella ocularis コーカサスイワヒバリ
завирушка сибирская,Prunella montanella
ヤマヒバリ(スズメ目イワヒバリ科).全長14cm.背側は黒褐色で暗色斑があり,眼上の眉斑,喉から胸,脇腹は黄色く,眼から後頚にかけて黒い.分布域は大きく二つに分かれ,一つはウラル山脈北部からチュコトにかけて,もう一つはザバイカルからチュコトまでである.低木林に生息し,低木の低い所に巣を造り,6〜7月に産卵する.昆虫などを食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本には冬鳥としてまれに渡来する.

завирушка черногорлая,Prunella atrogularis ノドグロイワヒバリ

завирушка японская → лесная завирушка

завирушковые (= завирушки),Prunellidae イワヒバリ科

зайцевые,Leporidae ウサギ科

зайцеобразные,Lagomorpha
ウサギ目.上顎の切歯は2対あり,犬歯はなく,切歯と臼歯の間は隙間となっている.歯は草食に適した形をしている.заяц,кролик,пищухаがいる.

зайчик земляной = тарбаганчик

заказник 禁猟(禁漁)禁伐区.заповедникより規制の緩い保護区の一種.特定の動植物の種などが保全対象となる.→ заповедник

залёт 迷行.本来生息している地域から遠く離れた所に移動してくること.→залётный вид

заманчик = большая песчанка

запечатление 刷り込み.孵化後に自分のそばで動くものを親として認識すること.

заповедник 自然保護区.動植物など全ての自然がそのまま保全される.→ заказник

заринчка = пеночка-заринчка

зарянка(= малиновка),Erithacus rubecula
ロビン(スズメ目ツグミ科).全長15cm.背側はオリーブ色を帯びた褐色,腹側は白く,喉と胸はオレンジ色.ヨーロッパ地方南部,西シベリア,カフカスの森林,公園に普通に生息する.雄は美しい声で囀る.切り株や倒木の陰,空洞などに巣を造り,5〜6月に産卵する.昆虫,クモ類,漿果,種子などを食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.
同属のяпонская зарянка (Erithacus akahige,コマドリ)がサハリンでまれに見られる.日本では夏鳥として渡来し,美しい声でよく知られている.

зарянка японская → зарянка

засидок = маскировка

затылок 後頭(鳥類)

защеек 後頚(鳥類)

заяц
ノウサギ類.ノウサギ属(Lepus)のウサギの総称.肢が長く,走るのが速い.普通巣穴を掘らない.子は生まれたとき,すでに毛が生えており,眼が開いている.ウサギ類の中でもкроликは,ノウサギ類とは形態,生態が異なる.分類上で異なる種に「заяц」の名がついている例もある.→ кролик

заяц-беляк,Lepus timidus
ユキウサギ(ウサギ目ウサギ科).体長40〜70cm.耳が長く,後足も大きい.体は夏には褐色で,冬には耳の先端が黒いだけで白くなる.旧ソ連南西部を除き全域に分布し,ツンドラから森林まで,さまざまの環境に生息し,とくに伐採跡地など下草の多い所を好む.巣を造らず,1年に1〜3回,1回に3〜6子を産む.草,小枝,樹皮を食べる.日本では北海道に生息する.

заяц земляной = большой тушканчик

заяц маньчжурский,Lepus mandshuricus マンシュウノウサギ

заяц-морской (= лахтак),Erignathus barbatus
アゴヒゲアザラシ(アザラシ目アザラシ科).体長2〜3m.生まれた直後は褐色であるが,やがて灰褐色となり,成体では褐色を帯びたオリーブ色.横腹,背に淡黄色斑がある.口の周りに長く硬い髭が沢山ある.北氷洋,ベーリング海,オホーツク海の沿岸部に生息する.3〜5月に氷上で1子,まれに2子を産む.軟体動物,甲殻類,魚類を食べる.冬には氷のある所で,2〜4頭の群れで生活する.

заяц-песчаник,Lepus tibetanus チベットノウサギ

заяц-русак,Lepus europaeus
ヨーロッパノウサギ(ウサギ目ウサギ科).体長50〜60cm.заяц-белякに似るが,耳はもっと長い.体は夏には褐色で,冬にはやや淡色となる.ヨーロッパ南・中部,カフカス,カザフスタン北西部,西シベリア南部に分布し,ステップ,森林ステップに生息する.1年に2〜4回,1回に1〜6子を産む.草,小枝,樹皮を食べる.

заяц-толай,Lepus tolai トライノウサギ

звук (= позыв,позывка) 地鳴き.囀り(песня)と異なり,齢,時期を問わず聞かれ,囀りにくらべ短く,単調な場合が多い.→ песня

зеленушка (= обыкновенная зеленушка),Carduelis chloris
アオカワラヒワ(スズメ目アトリ科).全長15cm.雄では背側が黄緑色,腹側は淡く,頭上部は灰色.雌では背側が灰色を帯びた緑色.ヨーロッパ地方,クリミア,カフカス,中央アジア山地に分布し,広葉樹林,針広混交林,公園に普通に生息する.分布域の北部に生息するものは冬に南に渡る.木の枝上や潅木の中に巣を造り,4〜5月に産卵する.昆虫や種子を食べる.
同属のкитайская зеленушка(Carduelis sinica,カワラヒワ)がザバイカルから極東まで生息する.日本にも普通に生息する.

зеленушка китайская → зеленушка

землеройка водяная = кутора

землеройкобые (=землеройки),Soricidae
トガリネズミ科.食虫類の1グループ.小型で,吻部が尖る.белозубка,бурозубка,кутораがいる.

зеркало 尾鏡.シカ類では,尻の部分が白いが,逃げるときなどこの部分が広がり,目立つ.一種の警戒色 → олень

зеркальце 翼鏡.カモ類などの次列風切羽が翼の他の部分と異なっ色をしている.

зимняк(= канюк-зимняк,мохноногий канюк),Buteo lagopus
ケアシノスリ(タカ目タカ科).全長55cm.体は褐色で,頭は白っぽい.尾の基部は白く,先端は黒い.コラ半島からチュコト半島に至るツンドラ,森林ツンドラ,極東北部に生息する.木の枝で,崖,山の斜面,台地の上に巣を造り,5〜6月に産卵する.レミングやネズミなどを捕らえて食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本にも冬鳥として少数渡来する.

зимородоки = зимородоквые

зимородок белогрудый (= красноносый зимородок),Halcyon smyrnensis アオショウビン

зимородок большой пегий,Ceryle lugubris ヤマセミ

зимородок голубой (= зимородок,обыкновенный зимородок),Alcedo atthis
カワセミ(ブッポウソウ目カワセミ科).全長17cm.背側は青緑色.喉は白く,頬,胸,腹は赤褐色.嘴は黒く,脚は赤い.ヨーロッパ地方からサハリンまでの間で,サンクトペテルブルグ,カザン,オムスク,イルクーツク,アムール川流域以南に分布し,川岸,池,湖など水辺に生息する.川岸に巣穴を掘り,5〜7月に産卵する.水中に飛び込んで小魚や水生昆虫を捕らえて食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本にも生息する.

зимородок красноносый = белогрудый зимородок

зимородок красный(=рыжий зимородок),Halcyon coromanda アカショウビン

зимородок малый пегий,Ceryle rudis ヒメヤマセミ

зимородок обыкновенный = голубой зимородок

зимородок ошейниковый,Halcyon pileata ヤマショウビン

зимородок рыжий = красный зимородо

зимородоквые,Alcedinidae
カワセミ科.顔が大きく,嘴が長い.川や池など水辺に生息し,両生類,魚類,水生昆虫などを食べる.南方系の鳥で,カワセミのほかにヤマセミ類やアカショウビン類などがいるが,ロシアで繁殖するのはこのうちカワセミ1種だけで,他の種は珍しい.

змееяд(= крачун),Circaetus gallicus
ハラジロワシ(タカ目タカ科).全長約80cm.背側は灰褐色で腹側は淡く,暗色斑がある.眼は黄色で大きい.ヨーロッパ地方南部,カザフスタン,中央アジア,シベリア南西部の森林,森林ステップ,ステップに広く生息し,クリミアや中央アジアの木のない山地にも生息する.巣をおもに樹上に造り,4〜5月に1卵を産む.地上をうまく歩き,両生類,爬虫類,げっ歯類などを捕らえて食べる.渡り鳥で,冬にはアフリカ,西南アジアに渡る.

знамя 房状の尾(哺乳類).→ тушканчик

зоб 1)そ嚢.鳥類の消化管の一部.胃の前にあり,食べた食物を一時的に貯える器官2)上胸.鳥類の喉と胸の間の部分.

зуб заднекоренный 臼歯

зуб преднекоренный 前臼歯

зуб промежуточный 単尖歯

зуб яйцевой 卵歯.雛の上嘴先端にある突起で,孵化するとき内側から卵殻を割るのに役立ち,孵化後に脱落する.

зубр,Bison bonasus
ヨーロッパバイソン(ウシ目ウシ科).体長3m.体はがっちりしていて,肩は盛り上がり,頭,頚,胸は長い毛で覆われ,たてがみ状となる.雌雄とも角がある.体は暗褐色.かつてはヨーロッパ北部からカフカスに分布していたが,現在はポーランドのベロベジュスクの森など一部の保護区に生息するだけ.発情期は秋〜冬で,翌年の春に1子を産む.群れで生活し,草,木の枝や葉を食べる.
北アメリカのбизон (Bison bison,バイソン)に似ているが,別種である.

зуёк
チドリ類.チドリ属(Charadrius),コバシチドリ属(Eudromias)を含むチドリ類の総称.ロシアには8種が生息する.галстучникもチドリ属である.→ галстучник

зуёк восточный,Charadirius veredus オオチドリ

зуёк каспийский,Charadirius asiaticus ニシオオチドリ

зуёк короткоклювый → монгольский зуёк

зуёк малый,Charadrius dubius
コチドリ(チドリ目チドリ科).全長16cm.背側は灰褐色,腹側は白い.嘴の基部から眼の後方までと前頭部に太い黒線があり,胸に黒帯がある.北極地方とシベリア北部を除きロシア全域に広く分布し,チドリ類の中ではもっとも普通の種である.川や湖の岸の砂地,礫地に生息する.地上に浅いくぼみを造り,4卵を産む.抱卵期や雛が小さい時期には擬傷(отвлекающое поведение)をする.昆虫や小型無脊椎動物を食べる.渡り鳥で冬には南に渡る.日本でも普通に生息する.
同属のуссурийский зуёк (Charadrius placidus,イカルチドリ)は,малый зуёкよりやや大きく,プリモーリエ,プリアムーリエに分布する.日本にも生息する.

зуёк монгольский,Charadirius mongolus メダイチドリ

зуёк морской,Charadrius alexandrinus
シロチドリ(チドリ目チドリ科).全長18cm.малый зуёкに似るが,胸の黒帯がない.ヨーロッパ地方南部,北カフカス,ザカフカス,カザフスタン,中央アジア,ザバイカル,プリモーリエに分布し,湖岸や海岸に生息する.砂地に浅いくぼみを造り,産卵する.繁殖期は4〜7月である.習性などはмалый зуёкに似る.渡り鳥で冬には南に渡る.日本にも海岸や河原などに普通に生息する.

зуёк толстоклювый,Charadirius leschenaultii オオメダイチドリ

зуёк уссурийский → малый зуёк

зяблик,Fringilla coelebs
ズアオアトリ(スズメ目アトリ科).全長16cm.雄では頭が青灰色,背は緑色を帯びた褐色,喉と胸は赤褐色で,翼には大きな白斑がある.雌の背側は灰褐色で,腹側は淡い.ヨーロッパ地方の大部分,西シベリア南部,クリミア,カフカスに分布し,普通に見られる種である.森林,公園に生息する.樹上にコケや地衣類で巣を造る.繁殖期は4〜6月で,この間に2回雛を育てることもある.おもに昆虫や種子を食べる.なき声は大きく,よく響く.分布域北部のものは冬に南に渡るが,南部のものは留鳥である.

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И

ибис индийский = черноголовый ибис

ибис красноногий,Nipponia nippon
トキ(コウノトリ目トキ科).全長77cm.体は白色または淡灰色で,翼や尾は赤味を帯びる.顔は皮膚が裸出して赤い.嘴は長く下方に曲がる.沿海地方南部の川沿いや湖近くの森林のある環境に生息するが,数は非常に少なく,ロシアでは絶滅している可能性もある.樹上に巣を造り,雛を育てる.小魚やカエルなどを食べる.留鳥.日本にも生息していたが,絶滅した.

ибис священный,Threskiornis aethiopicus アフリカクロトキ

ибис черноголовый (= индийский ибис),Threskiornis melanocephalus クロトキ

ибисовые,Threskiornithidae トキ科

иволга (= обыкновенная иволга),Oriolus oriolus
キガシラコウライウグイス(スズメ目コウライウグイス科).全長25cm.雄は美しい黄色で,眼の周りと翼が黒い.雌は緑色を帯び,胸に暗色斑がある.ヨーロッパ地方南部,西シベリア南部,中央アジア山地,カフカスに分布する.針広混交林,広葉樹林,公園に生息し,5〜6月に木の枝に巣を造って産卵する.声は大きくよく響く.昆虫や漿果などを食べる.渡り鳥で冬にはアフリカに渡る.
同属のчерноголовая иволга (= китайская иволга,Oriolus chinensis,コウライウグイス)がザバイカル,プリアムーリエ,プリモーリエに生息する.日本にもまれに渡来する.

иволга китайская,иволга черноголовая → иволга

иволговые (= иволги),Oriolidae コウライウグイス科

изолят 隔離個体群

изюбр = благородный олень

интрогрессия 遺伝子移入(introgression)

ипатка,Fratercula corniculata
ツノメドリ(チドリ目ウミスズメ科).全長38cm.夏羽では顔,胸,腹が白く,頭上から背側は黒色.嘴は縦に扁平で大きく,黄褐色で先端が赤い.脚は赤い.眼の上に三角形の黒色斑がある.チュコト半島東岸,カムチャツカ東岸,オホーツク海沿岸に分布する.海岸の崖に集団で巣を造り(птичий базар),産卵する.繁殖期以外は海上生活をする.潜水し,小型魚類,甲殻類,腹足類などを捕らえて食べる.冬にはやや南の海域に移動し,日本北部には冬鳥として渡来する.
近縁のтупик(Fratercula arctica,ニシツノメドリ)が,コラ半島のバレンツ海沿岸,ノヴァヤ・ゼムリャに分布する.

ирбис = снежный барс

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К

кабан (= вепрь,дикая свинья),Sus scrofa
イノシシ(ウシ目イノシシ科).体長120〜180cm.体はがっしりしており,黒色から黄褐色まで変異がある.雄の上顎犬歯は大きく,牙となる.ヨーロッパ地方西部,カフカス,カザフスタン,中央アジア,シベリア南部,極東南部に分布し,おもに森林に生息する.発情期は11〜1月で,3〜5月に3〜6子を産む.子の体には縦縞がある.植物の根茎,ドングリ,昆虫,小型哺乳類などを食べる.夜行性.日本では本州以南に生息する.

кабарга (= сибирская кабарга),Moschus moschiferus
ジャコウジカ(ウシ目シカ科).体長90〜100cm.角はなく,雄の上顎犬歯は牙となる.体色は暗褐色で,淡色の斑がある.東シベリア中・南部,アルタイ,サヤン,極東の山岳地帯の森林に生息する.草,コケ,木の枝や葉などを食べる.発情期は11〜12月で,翌年5〜6月に1〜2子を産む.夜行性.腹部に麝香腺があり,繁殖期には麝香の臭いのある分泌物を出す.

казарка
コクガン類.コクガン属(Branta)の水鳥類の総称.ロシアには4種が生息する.なお,広義ではマガン属(Anser)のうち,マガンとカリガネの2種もказаркаと称することがある.→ белолобый гусь,пискулька

казарка белолобая = белолобый гусь

казарка белощекая,Branta leucopsis カオジロガン

казарка канадская,Branta canadensis シジュウカラガン

казарка краснозобая,Branta ruficollis アオガン

казарка чёрная,Branta bernicla
コクガン(カモ目カモ科).全長60cm.体は黒褐色で,頭,頚,胸は黒く,腹側後半は白い.頚の側面に三角形の白斑がある.北氷洋の沿岸や島に生息し,海岸や湖岸に近いツンドラで6月に巣をやや乾燥した所に造り産卵する.繁殖期以外は海上で群れ生活をする.草や水草を食べる.冬には南に渡る.日本では本州中部以北の海岸に冬鳥として渡来する.

кайра длинноклювая → толстоклювая кайр

кайра толстоклювая (= короткоклювая кайра),Uria lomvia
ハシブトウミガラス(チドリ目ウミスズメ科).全長45cm.頭から背,翼,尾は黒く,腹は白い.陸上では直立に近い姿勢なので,ペンギンのように見える.北氷洋,ベーリング海,オホーツク海の沿岸部や島の断崖の大規模な繁殖コロニー(птичий базар)で繁殖する.巣を造らず,5〜6月に断崖の岩棚に直接1卵を産む.足と翼を使って水中に潜り,魚類などを食べる.繁殖期以外は海上生活をする.冬には南に渡る.日本には冬鳥として渡来する.
近縁のтонкоклювая кайра (= длинно- клювая кайра,Uria aalge,ウミガラス)が,толстоклювая кайраとほぼ同じ地域で繁殖する.日本でも北海道の離島で繁殖する.

кайра тонкоклювая → толстоклювая кайр

калан (= камчатский бобр,морской бобр,морская выдра),Enhydra lutris
ラッコ(ネコ目イタチ科).体長150cm,胴は長く,尾と脚は短い.体は暗褐色.毛は密で,冷水域での生活に適している.後足には水かきがある.コマンドル諸島,千島列島,カムチャツカ半島南端の沿岸部に生息する.発情期は早春で,6〜7月に1子を産み,7〜8か月は親子で生活する.魚類,軟体動物,ウニなどを食べる.泳ぎがうまく,昼行性.

каменка
サバクヒタキ類.サバクヒタキ属(Oenanthe)の小鳥の総称.плешанкаもサバクヒタキ属である.

каменка белохвостая,Oenanthe leucura クロサバクヒタキ

каменка златогузая,Oenanthe xantho- prymna コシアカサバクビタキ

каменка испанская = чернопегая каменка

каменка обыкновенная,Oenanthe oenanthe
ハシグロヒタキ(スズメ目ヒタキ科).全長17cm.雄では背側が灰色,翼と尾は黒,腹側は白く,嘴の根元から眼の後方に太い黒縞がある.雌は黄褐色.極東を除きほぼロシア全域に分布し,荒地,山地の乾燥した所に生息する.巣を石の間,岩の裂け目などに造り,5〜6月に産卵する.春に雄は空中に飛び上がって囀り,それから石の上などにとまって尾や翼を開いて誇示行動をする.昆虫などを食べ,秋には漿果も食べる.冬には南に渡る.日本には迷鳥として渡来したことがある.

каменка-плешанка (= плешанка),Oenanthe pleschanka
マダラサバクヒタキ(スズメ目ツグミ科).全長15cm.雄では頭上,後頚,腰,腹側は白く,喉,頭側面,背,翼,尾の先端は黒い.頭,背側は灰褐色,腰は白く,胸は濃灰色で,腹は黄土色.ウクライナからカザフスタン,バイカルにかけてのステップに生息する.巣を岩の裂け目や石の間に造り,5〜6月に産卵する.昆虫などを食べる.

каменка-плясунья,Oenanthe isabellina
イナバビタキ(スズメ目ヒタキ科).全長16cm.背側は灰褐色で,腰から尾の前半分は白く,尾の後半分が黒い.腹側は淡黄褐色.黒海西岸から大興安嶺にかけて,北はウラル山脈の北緯54度ぐらいまで分布し,荒地,山地の乾燥した環境に生息する.巣を石の間,岩の裂け目などに造り,3〜6月に産卵する.昆虫などを食べる.日本には迷鳥として渡来したことがある.

каменка пустынная,Oenanthe deserti サバクビタキ

каменка чёрная,Oenanthe picata カワリサバクヒタキ

каменка чернопегая (= испанская каменка),Oenanthe hispanica カオグロヒタキ

каменка черношейная,Oenanthe finschii セジロサバクヒタキ

каменушка,Histrionicus histrionicus
シノリガモ(カモ目カモ科).全長45cm.雄は体全体が濃紺で顔や頚に白斑があり,脇腹は赤褐色.雌は黒褐色で頚に白斑がある.東シベリア,極東の山地の川や湖に生息する.石の間や草むらに巣を造り,産卵する.水生昆虫や小型甲殻類などを食べる.冬には海岸で小群で生活する.渡り鳥で冬には南に渡る.日本には冬鳥として渡来するが,北海道や本州北部の山地河川で少数繁殖し,海岸には夏でも生息している.

камер-кладовая 貯食場.シマリスやネズミなど地下に坑道を造る種は,坑道の一部に植物を貯める空間をもつ.

камнешарка,Arenaria interpres.
キョウジョシギ(チドリ目シギ科).全長22cm.嘴と脚は短く,体はずんぐりいている.背は赤褐色で黒色斑があり,腹は白く,胸は黒い.顔は白と黒のまだら模様.北氷洋の島や沿岸部,バルト海沿岸の石の多い海岸やツンドラに生息する.地上の浅いくぼみに草やコケを敷いて巣を造り,6月頃産卵する.昆虫や甲殻類を食べる.渡り鳥で,冬には南半球まで渡り,春と秋に日本を通過する.

камнешарка чёрная,Arenaria melano- cephala クロキョウジョシギ

камышевка(= камышовка)
コヨシキリ属(Acrocephalus),オオセッカ属(Bradyptrus),マミジロヨシキリ属(Lusciniola),ウグイス属(Cettia)を含む小鳥の総称.約20種いる.

камышевка бамбукобая = коротко- крылая какамышевка

камышевка-барсучок (= барсучок),Acro- cephalus schoenobaenus.
スゲヨシキリ(スズメ目ウグイス科).全長17cm.背側は茶褐色で,頭と背に黒と褐色の縦縞があり,眼上の眉斑は黄白色.腹側は淡色.ヨーロッパ地方,ツンドラ帯を除く西シベリア,カザフスタン,カフカスに分布し,湖沼,川など水辺のヨシ原やヤナギ低木林に生息する.草むらや潅木の中,または地上に巣を造って,5〜6月に産卵する.おもに昆虫を食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.

камышевка болотная,Acrocephalus palustris
ヌマヨシキリ(スズメ目ウグイス科).全長13cm.体の色はтростниковая камышевкаに似る.ヨーロッパ地方南部に分布し,平野部や山地の潅木林に生息する.潅木や草むらに巣を造り,5〜7月に産卵する.昆虫などを食べる.渡り鳥で,冬には南へ渡る.

камышевка вертлявая,Acrocephalus paludicola ハシボソヨシキリ

камышевка восточная (= восточная дроздвидная камышевка),Acrocephalus orientalis.
オオヨシキリ(スズメ目ウグイス科).大きさ,体色,生態はдроздвидная камышевкаとほぼ同じ.バイカル湖から日本海沿岸部まで分布する.
同属のпестроголовая камышевка(= чернобровая камышевка,Acrocephalus bistrigiceps,コヨシキリ)がザバイカル,沿海地方,サハリンに生息する.これら2種は夏鳥として日本にも渡来する.

камышевка длинноклювая = длинно- клювая пестрогрудка

камышевка дроздвидная,Acrocephalus arundinaceus.
ニシオオヨシキリ(スズメ目ウグイス科).全長18cm.背側は緑色を帯びた灰褐色で,腹側は淡色.眼上の眉斑は黄白色.ヨーロッパ地方南部から東はアルタイまで,南は黒海までのヨシ原や水辺のヤナギ低木林に生息する.ヨシの茎数本を軸にして草で巣を造り,5〜6月に産卵する.おもに昆虫を食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.

камышевка индийская,Acrocephalus agricola イナダヨシキリ.一亜種であるA. agricola tangorumを別種とする見解があり,この場合маньчжур- ская камышевка (Acrocephalus tangorum,イナダヨシキリ)となる.

камышевка короткокрылая (= бамбукобая какамышевка, коротко- крылая широкохвостка),Cettia diphone ウグイス
極東南部の大陸部に分布するものを別種とする見解がある.この場合,大陸のものはкороткокрылаяка камышевка(Cettia canturians,チョウセンウグイス),島嶼のものはбамбукобая какамышевка (Cettia diphone,ウグイス).

камышевка короткохвостая = короткохвостка

маньчжурская камышевка →индийская камышевка

камышевка пестроголовая → дроздвидная камышевка

камышевка пестрогрудая = малая пестрогрудка

камышевка садовая,Acrocephalus dumetorum
ヤチヨシキリ(スズメ目ウグイス科).全長15cm.背側は黄褐色で腹側は淡い.眼上に白っぽい眉斑がある.南西部を除くヨーロッパ地方,西シベリア南部,カザフスタン,中央アジアに分布する.林縁部や山地の潅木林,公園に普通に生息する.いつも藪の中にいて姿を見せることは少ない.草むらや潅木の繁みに巣を造り,5〜6月に産卵する.おもに昆虫を食べる.渡り鳥で,冬には南へ渡る.

камышевка Тачановского = сибирская пестрогрудка

камышевка толстоклювая,Acrocephalus aedon ハシブトオオヨシキリ

камышевка тонкоклювая,Lusciniola melanopogon マミジロヨシキリ

камышевка тростниковая,Acrocephalus scirpaceus
ヨーロッパヨシキリ(スズメ目ウグイス科).全長13cm.背側は淡褐色で,腹側はより淡い色.眼上の眉斑は黄白色.ウクライナからカザフスタンにかけて分布し,水辺のヤナギ低木林やヨシ原に生息する.草むらに巣を造り,5〜6月に産卵する.昆虫などを食べる.

камышевка туркестанская,Acrocephalus stentoreus チュウヨシキリ

камышевка чернобровая → дрозд- видная камышевка

камышевка широкохвостая (= соловьиная широкохвостка),Cettia cetti ヨーロッパウグイス

камышевка японская (= японский сверчок),Megalurus pryeri,オオセッカ

камышница(= водяная курочка),Gallinula chloropus
バン(ツル目クイナ科).全長33cm.体は黒く,背と翼は暗緑褐色で,脇に白い縦斑があり,尾の下部が白い.嘴は黄色で,その基部から額は赤い.脚は大きい.ヴォロネジ,カザン,オムスク以南の地域,沿海地方南部の湖沼など水辺の草むらに生息する.ヨシ原など草中に巣を造り,4〜5月に産卵する.雛は孵化後に親について巣を離れる.足に水かきはないが,泳げる.水生昆虫,種子,漿果などを食べる.渡り鳥で冬には南に渡るが,中央アジア,ザカフカスでは周年生息する.日本にも夏鳥として渡来する.

камышница рогатая,Gallicrex cinerea ツルクイナ

канюк(= обыкновенный сарыч),Buteo buteo
ノスリ(タカ目タカ科).全長52〜57cm.開翼長140cm.背側は暗褐色,腹側は淡色で褐色斑がある.体色には変異があり,体全体が淡色の個体もいる.北緯65度以南の森林帯や森林ステップ帯に生息し,草原や伐採跡など開けた環境でげっ歯類や小鳥などを捕らえる.樹上に巣を造り,4〜5月に産卵する.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本にも生息する.

канюк-зимняк = зимняк

канюк-курганник = курганник

канюк-мохноногий = зимняк

капсула барабанная = барабанная кость каравайка,Plegadis falcinellus
ブロンズトキ(コウノトリ目トキ科).全長60cm.体は暗赤褐色で翼は光沢のあるブロンズ色.脚は長い.嘴は長く下方に曲がる.ヨーロッパ地方南部,ザカフカス,中央アジア,カザフスタンの川,大きな湖などの水辺に生息する.集団で,ときにはウやサギと一緒にヨシ原や樹上に巣を造りつ,5月に産卵する.水辺で水生昆虫,カエルなどを捕って食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.

караганка → обыкновенная лисица

каракал,Lynx caracal
カラカル(ネコ目ネコ科).体長65〜80cm.胴は細く,肢は長い.体色は赤褐色で,耳の先端に黒い房毛があり,眼の周りに黒色斑がある.トルクメン,ウズベクの砂漠地帯や丘陵地帯の草原に生息する.洞窟や他の動物の巣穴を巣として,1回に2〜3子を産む.行動は敏捷で,スナネズミ,ハタリス,ノウサギ,鳥類を捕らえて食べる.おもに夜行性.

касатка(=древенская ласточка),Hirundo rustica
ツバメ(スズメ目ツバメ科).全長18cm.背側は藍黒色で腹側は白く,額と喉は赤褐色.胸に黒帯がある.尾は長く,二又になっている(косица).北極圏を除くロシア全域に分布し,人家周辺に生息する.軒下や壁などに土で椀型の巣を造り,5〜6月に産卵する.飛びながら昆虫を捕って食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本にも夏鳥として渡来する.

касатка(= косатка),Anas falcata
ヨシガモ(カモ目カモ科).全長48cm.雄では頭部が光沢のある紫赤色と緑色,後頭部の羽毛が冠状となる.頚は白く,体は灰色.翼基部の羽毛が後ろに長く伸び,尾の先に垂れている.雌は褐色で暗褐色斑がある.東シベリアと極東の南部,カムチャツカ,サハリン,千島列島に分布し,森林帯の湖沼や川に生息する.水辺に近い乾燥した小高い所に巣をつくり,5〜6月に産卵する.おもに種子や植物の芽を食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本には冬鳥として鳥する.

кассиковые (= трупиали),Icteridae ムクドリモドキ科

качкар = архар

качурка вилохвостая(= малая качурка),Oceanodroma monorhis ヒメクロウミツバメ

качурка мадейрская,Oceanodroma castro クロコシジロウミツバメ

качурка малая = вилохвостая качурка

качурка прямохвостая,Hydrobates pelagicus ヒメウミツバメ

качурка северная → серая качурка

качурка серая(= сизая качурка),Oceanodroma furcata
ハイイロウミツバメ(ミズナギドリ目ウミツバメ科).全長21cm.体は青灰色で,翼は黒褐色.サハリン,千島列島,コマンドル諸島の海岸に集団で繁殖し,土中に巣穴を掘って1卵を産む.繁殖期以外は海上で生活し,波間を飛びながら餌をとる.冬には南の海域に移動する.日本近海にもまれに飛来する.
同属のсеверная качурка(Oceanodroma leucorhoa,コシジロウミツバメ)が千島列島,コマンドル諸島で繁殖する.日本では北海道東部の大黒島で繁殖する.

качурковые,Hydrobatidae
ウミツバメ科.海鳥の1グループ.嘴基部の鼻孔が管状となる.

кашалот,Physeter macrocephalus
マッコウクジラ(クジラ目マッコウクジラ科).歯鯨の1種.歯は下顎だけにある.体長は平均14m.体はずんぐりし,頭部は大きく樽状である.体色は暗青灰色,黒褐色などである.頭部に脳油がある.バレンツ海に生息する.2年に1回1子を産む.100〜200mも潜水し,おもにイカ類や魚類を食べる.10数頭の群れで生活する.噴気(фонтан)が左前方約45度の角度に上がる.

кашалотовые( =кашалоты),Physeteridae マッコウクジラ科

кваква,Nycticorax nycticorax
ゴイサギ(コウノトリ目サギ科).全長58cm.頭と背は黒く,翼は灰色で,腹側は白い.夏羽では後頭部に白い飾羽が2本でる.幼鳥は全身褐色.ヨーロッパ地方南部,カフカス,中央アジア,カザフスタン南部に分布し,疎林のある湿地や川沿いに生息する.樹上に集団で,またよく他のサギ類と一緒に巣を造り,4〜5月に産卵する.浅瀬で魚,カエル,昆虫などをとって食べる.夜行性.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本にも生息する.

кваква зелёная,Butorides striatus ササゴイ

кваква японская = японская выпь

кедровка(= ореховка),Nucifraga caryocatactes
ホシガラス(スズメ目カラス科).全長35cm.体は暗褐色で,背,胸,腹に白い縦斑がある.森林帯全域,カルパチア,天山に分布し,おもに針葉樹林に生息する.樹上や崖の突出部などに巣を造り,4〜5月に産卵する.ハイマツなど針葉樹の球果から種子をとり出して食べる.種子を倒木の陰などに貯える.留鳥.日本では高山のハイマツ帯に生息する.

кеклик(= каменная куропатка),Alectoris graeca
ハイイロイワシャコ(キジ目キジ科).全長36cm.背側は灰色ないしオリーブ色,頚から頚側面,胸にかけて黒帯があり,横腹に黒い横縞がある.嘴と脚は赤い.カフカス,中央アジア,カザフスタン南部,アルタイの山地,森林帯上部の岩の多い環境に生息する.冬には低地に下りる.クリミアには導入されたものが生息する.潅木の中,岩の陰などの地上に巣を造り,4月中旬から産卵する.草,種子,昆虫などを食べる.

кианг = кулан

киль 竜骨突起

кит
クジラ類.一般にクジラ目(китообразные,Cetacea)の水生哺乳類のうち,大型種の総称.おもに大型の髭鯨類がкитと言われる.

кит голубой = синий кит

кит горбатый = горбач

кит гренландский (= полярный кит),Balaena mysticetus ホッキョククジラ

кит длиннорукий = горбач

кит ивасёвый (= сайдяной кит, сейвал),Balaenoptera borealis
イワシクジラ(クジラ目マッコウクジラ科).体は紡錘型をしており,体長は17〜18mで,雌の方が大きい.背鰭が大きい.背側は暗褐色ないし黒灰色,腹側は白く,畝があり,側面後半に斑点がある.千島列島南部海域に生息する.妊娠期間は約1年で子を5か月間哺乳する.小型甲殻類や魚類を食べる.

кит полярный = гренландский кит

кит сайдяной = кит ивасёвый

кит сельдяной (= финвал),Blaenoptera physalus
ナガスクジラ(クジラ目ナガスクジラ科).髭鯨の1種.体は紡錘型をしており,体長19m,最大25m.背側は黒く,腹側は白色で,下顎から腹にかけて縦に平行の畝がある.ベーリング海,チュコト海,オホーツク海に生息し,オキアミなどの甲殻類,イカ,魚類などを食べる.

кит серый,Eschrichtius robustus コククジラ

кит синий (= блювал,голубой кит),Balaenoptera musculus
シロナガスクジラ(クジラ目ナガスクジラ科).髭鯨の1種.体は紡錘型をしており,体長23m,最大30m.体色は灰青色で,全体に淡色の斑があり,下顎から腹にかけて縦に平行の畝がある.カムチャツカや千島列島の海域に生息し,春の索餌期に北上し,秋の繁殖期に南下する.1回に1子を産む.甲殻類などを食べる.単独または小群で生活する.

кит южный,Eubalaena glacialis
セミクジラ(クジラ目セミクジラ科).髭鯨の1種.体長15〜18m.体はずんぐりしており,頭部が大きく,頭頂に皮膚の盛上がったイボ状の「ボンネット(шляпа)」がある.背鰭と腹部の畝はない.体色は黒い.温暖海域に生息し,夏にカムチャツカとオホーツク海に現れる.交尾期は2〜4月で,翌年の同時期に1子を産む.甲殻類(カラヌス)を食べる.噴気(фонтан)は左右に2本上がる

китообразные,Cetacea
クジラ目.水中生活をし,体形は魚類に似るが,前肢は胸鰭状となり,尾は水平である.歯のある歯鯨亜目(зубатые киты,Odontoceti)と髭板をもつ髭鯨亜目(усатые киты,Mystacoceti)に分類され,前者にはафалина,дельфин,кашалот,клюворыл,косатка,плавунなど,後者にはкит,полосатик,суйвал,финвалなどがいる.髭板は上顎に左右とも300枚くらいあり,髭鯨は海水を餌ごと吸い込み,口を閉じて舌を押し上げ,水だけ吐き出して餌を口の中に残して食べる.

киты гладкие,Balaenidae セミクジラ科

киты серые,Eschrichtiidae コククジラ科

кладка 一腹卵(clutch)

клёст белокрылый,Loxia leucoptera
ナキイスカ(スズメ目アトリ科).全長15cm.雄の体は暗赤色,翼と尾は黒褐色で,翼に2本の白条がある.腹側は淡い.雌は暗黄緑色.嘴は大きく,上下が食違っている.ヨーロッパ地方からオホーツク海沿岸にいたる針葉樹林帯に生息する.樹上に巣を造り,4〜6月に繁殖し,食違った嘴で針葉樹の球果から種子をとり出して食べる.留鳥であるが,一部は南に移動する.日本には冬鳥として少数渡来する.

клёст обыкновенный (= клёст-еловик),Loxia curvirostra
イスカ(スズメ目アトリ科).全長18cm.雄は暗赤色,翼と尾は黒褐色で,腹側は淡い.雌は暗黄緑色.嘴は大きく,上下が食違っている.ヨーロッパ地方からオホーツク海沿岸にかけておもに針葉樹林に生息する.樹上に巣を造り,5月に産卵し,雌だけが抱卵する.食違った嘴で針葉樹の球果から種子をとり出し食べる.球果の実りが悪いと,餌の多い所に移動する.日本には冬鳥として渡来する.

клёст-сосновка,Loxia pytyopsittacus ハシブトイスカ

клинтух,Columba oenas
ヒメモリバト(ハト目ハト科).全長35cm.体は暗青灰色で頭部は赤紫色を帯びる.翼は灰褐色で2本の黒帯がある.ヨーロッパ地方南部,西シベリア,カザフスタン北部,中央アジア山地,カフカスに分布し,広葉樹林,公園などに生息する.樹洞に巣を造り,4月末から産卵を始める.繁殖期以外は群れで生活する.森林や農耕地の地上で種子などを食べる.北部に生息するものは,冬に南に渡る.

клоака 総排泄腔(鳥類)

клоктун(= мородушка,чирок-клоктун),Anas formosa
トモエガモ(カモ目カモ科).全長40cm.雄では背が灰青色,顔は黒,黄白色,緑色の巴状模様をしている.胸は淡褐色で黒い小斑がある.雌は褐色.東シベリアのエニセイ川からカムチャツカ,南はスタノヴォイ山脈まで分布し,ツンドラ,森林ツンドラ,森林の水辺に生息する.川岸,湿地,ツンドラの乾燥した小高い所などに巣を造り,6月に産卵する.おもに草の種子を食べる.渡り鳥で,冬には南に渡り,所によっては大群となる.日本には冬鳥として渡来する.

клуша,Larus fuscus
ニシセグロカモメ(チドリ目カモメ科).全長51〜58cm.体は白く,背と翼は暗青灰色.嘴と脚は黄色.幼鳥は灰褐色.白海,バルト海,バレンツ海の沿岸部,オネガ湖,ラドガ湖に生息する.海岸や湖岸,島の岩や崖上で集団で繁殖する.地上に枯草や羽毛を敷いて巣を造り,5〜6月に産卵する.魚,昆虫,他の海鳥の卵や雛,小型げっ歯類などを食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.

клуша восточная = халей

клушица,Pyrrhocorax pyrrhocorax
ベニハシガラス(スズメ目カラス科).全長45cm.体は青味を帯びた黒色で,嘴と脚は赤い.カフカス,アルタイ,サヤン,中央アジアの山地,草原,農耕地などに生息する.おもに群れで生活し,岩棚や岩の裂目などに巣を造り,4〜7月に繁殖する.冬には低地に下りてくる.昆虫,漿果,種子などを食べる.
同属のальпийская галка(Pyrrhocorax graculus,キバシガラス)が,カフカス,アルタイ,サヤン,中央アジア,ザバイカルに分布する.体の色はклушицаに似るが,嘴が黄色い.

клык 犬歯.ネコ目,アザラシ目では牙状となり,ウサギ目,ネズミ目などにはない.

клюворыл (= настоящий клюворыл),Ziphius cavirostris アカボウクジラ

клюворыловые (= клюворылы),Ziphiidae アカボウクジラ科

книга красная レッドデータブック

князёк → белая лазоревка

кобчик,Falco vespertinus
ニシアカアシチョウゲンボウ(タカ目ハヤブサ科).全長30〜35cm.雄は青味を帯びた黒色で,脚は赤い.雌では背側が暗灰色,頭と腹側は黄褐色.バルト海沿岸からバイカルにいたる森林ステップ帯,オビ川やレナ川の流域に生息し,農耕地に生息する地域がある.カラスなどの古巣を利用して,5〜6月に産卵する.昆虫や小型げっ歯類を食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.
近縁のамурский кобчик(Falco amurensis,アカアシチョウゲンボウ)がザバイカル地方から沿海地方にかけて分布する.なお,この2種を同種とする見解もある.その場合,ロシア名,学名,和名はそれぞれкобчик,Falco vespertinus,アカアシチョウゲンボウとなる.

кожан восточный,Vespertilio superans ヒナコウモリ

кожан двухцветный,Vespertilio murinus
ヨーロッパヒナコウモリ(コウモリ目ヒナコウモリ科).前腕長4〜5cmで,翼を開くと25cmくらい.色は暗褐色で銀色の光沢があり,毛の先端が淡色のため波立って見える.旧ソ連では南半分と極東に分布し,森林,森林ステップ,人家周辺などに生息する.屋根裏,樹洞,岩の裂目などで6〜7月に2子を産む.ガなど飛んでいる昆虫を食べる.夜行性.8〜9月に南に渡る.

кожан Огнева,Eptesicus ognevi オグネフホリカワコウコリ

кожан поздний,Eptesicus serotinus
ヨーロッパホリカワコウモリ(コウモリ目ヒナコウモリ科).двухцветный кожанより大きく,暗褐色.ヨーロッパ地方南部,カフカス,カザフスタン,中央アジアの分布し,林縁部,人家付近,公園などに生息する.5〜6月に2子を産む.草原,川の上,林縁部などを飛びながらガなどを食べる.夜行性.天井裏や洞窟などで冬を過ごす.

кожан Бобринского,Eptesicus bobrinskii ボブリンスキーホリカワコウモリ

кожанок северный,Eptesicus nilssoni
ホリカワコウモリ(コウモリ目ヒナコウモリ科).前腕長4cm.背側は金属光沢のある黄褐色,腹側は赤褐色.ヨーロッパ地方の大部分,シベリア南半分,中央アジア,ザカフカスの森林や森林ツンドラに生息し,人家付近にもいる.雄は単独,雌は30頭くらいのコロニーで生活する.おもに夜行性.冬は南に渡るが,一部は屋根裏や洞窟で越冬する.

коза дикая = косуля

козелок 耳珠.コウモリ類の耳孔入口の扁平な突起.

козёл
ヤギ類.ヤギ属(Capra)の有蹄類の総称.このほか,турもヤギ属である.

козёл безоаровый (= бородатый козёл),Capra aegagrus
ノヤギ(ウシ目ウシ科).体長150cm.雄の角は大きく,後の曲がり長さ130cmにもなるが,雌の角は小さい.体色は,夏には赤褐色,冬には灰褐色で,背と肩に黒褐色の縞がある.ダゲスタン,アゼルバイジャン,アルメニア,南トルクメンの山岳地帯に生息する.交尾期は11〜12月で,4〜5月に1〜2子を産む.低木の枝や葉,草を食べる.10頭くらいの群れで生活する.家畜化したヤギ(Capra hircus)と同種とする見解がある.

козёл винторогий (= мархур),Capra falconeri マーコール(野生ヤギの1種).

козёл кавкаский горный (= тур,кубанский тур,кавкаский каменный козёл),Capra caucasica ツール.
分布域東部に生息するものを別種дагестанский тур,Capara cylindricornisとする見解がある.

козёл сибирский горный (= тэк,центральноазиатский козёл),Capra sibirica
シベリアアイベックス(ウシ目ウシ科).野生ヤギの1種.体長140〜160cm.雄の角は後に曲がり大きいが,雌の角は小さい.体色は,変異にとみ,アルタイ,サヤンでは夏に灰褐色,冬に灰白色となり,背や肩に褐色の縞がある.中央アジアでは褐色.これらの地域の高山・亜高山帯に生息する.発情期は10〜1月で,4〜6月に1〜2子を産む.低木の葉や草を食べる.数頭の群れで生活する.

アルプスに生息するアルプスアイベックス(Capra ibex)と同種とする見解もある.

козодоевые,Caprimulgidae ヨタカ科

козодоеобразные (= козодои),Caprimulgi- formes ヨタカ目

козодой (= обыкновенный козодой),Caprimulgus europaeus
ヨーロッパヨタカ(ヨタカ目ヨタカ科).全長26cm.体は黒褐色で全体に細い褐色斑がある.口の両側に長い髭がある.ベラルーシからザバイカルまでの北はアルハンゲリスク,ウラル中部,アンガラ川までの森林や森林ステップに分布し,疎林,林縁部,潅木林などに生息する.地上に浅いくぼみを造り,5〜6月に産卵する.他の鳥類と違い,木の枝に平行に止まる.夜行性で,飛びながら昆虫などを捕らえて食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.
同属のбольшой козодой (Caprimulgus indicus,ヨタカ)が,ザバイカル,沿海地方に生息する.日本にも夏鳥として渡来する.

козодой большой → козодой

козодой буланый,Caprimulgus aegyptius エジプトヨタカ

козуля = косуля

коипу = нутрия

колония コロニー(colony),集団繁殖地

колония рыхлая ルーズコロニー(loose colony)

колония смшанная 雌雄混成コロニー(コウモリ類)

колонок,Mustela sibirica
チョウセンイタチ(ネコ目イタチ科).体は細長く,肢が短く,体長25〜40cm.体色は黄褐色で,口の周りは白く,眼下が黒褐色でマスクをつけたように見える.極北を除く大部分の地域に分布する.森林,森林ステップに生息し,とくに川沿い,湖岸を好む.根の下,岩の下などに巣を造り,3〜4月に4〜6子を産む.ネズミ類,シマリスなどを食べる.前・後肢をそれぞれそろえ,体を二つに折るように走る.日本で自然分布するのは対馬で,本州,四国,九州には導入された.

кольцевание 標識

колпица,Platalea leucorodia
ヘラサギ(コウノトリ目サギ科).全長86cm.体は白い.嘴は長く先端が扁平.脚も長い.黒海,アゾフ海,カスピ海,アラル海の沿岸部,中央アジア,カザフスタン,シベリア南部,沿海地方に分布する.水辺に生息し,草むらやヨシ原で,ときには他のサギ類と一緒に集団で繁殖する.5月頃に産卵する.浅瀬で嘴を水中に入れて左右に動かし水生昆虫などを捕って食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本にはまれな冬鳥として渡来する.

колпица малая,Platalea minor クロツラヘラサギ

колючехвост = иглохвостый стриж

конёк
タヒバリ類.セキレイ科のうちタヒバリ属(Anthus)の小鳥の総称.後趾の爪が長い.

конёк американский → горный конёк

конёк Годлевского (=забайкальский конёк),Anthus godlewskii コマミジロタヒバリ

конёк гольцовый → горный конёк

конёк горный,Anthus spinoletta
タヒバリ(スズメ目セキレイ科).全長16cm.背側は灰褐色で暗色斑があり,眼上の眉斑は白黄色.腹側は淡橙赤色で暗色の縦斑がある.カフカス,東シベリア南部から極東にかけて分布し,高地の草原や山岳ツンドラに生息する.地上に巣を造り,4〜7月に産卵する.地上で昆虫などを食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本には冬鳥として渡来する. 極東に分布するものを別種американский (= гольцовый,Anthus rubescens)とする見解がある.

конёкз забайкальский = конёк Годлевского

конёк зелёный = пятнистый конёк

конёк краснозобый,Anthus cervinus
ムネアカタヒバリ(スズメ目セキレイ科).全長15cm.夏羽では頭と胸は赤橙色,頭上に黒い縦斑がある.背は灰褐色で,黒と灰白色の縦斑があり,腹は淡褐色で,脇腹に暗色の縦斑がある.コラ半島からチュコト半島までの地域の北部,カムチャツカに分布し,湿潤なツンドラに生息する.地上の乾燥した所に巣を造り,6〜7月に産卵する.昆虫などを食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本には冬鳥として渡来する.

конёк лесной,Anthus trivialis
ヨーロッパビンズイ(スズメ目セキレイ科).全長16cm.背側と胸は黄褐色で褐色斑があり,腹は白い.北極圏,中央アジアの砂漠,沿海地方を除き,ほぼ旧ソ連全域に分布する.森林,林縁部,その近くの草原に生息する.雄は樹上や空中で囀る.地上の浅い窪みに巣を造り,5〜7月に産卵する.昆虫,ミミズなどを食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.

конёк луговой,Anthus pratensis
マキバタヒバリ(スズメ目セキレイ科).全長15cm.体の色はлесной конёкに似る.ヨーロッパ地方の北半分に分布し,湿潤は草原やツンドラに生息する.地上に巣を造り,4〜7月に産卵する.昆虫などを食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.

конёк полевой,Anthus campestris
ムジタヒバリ(スズメ目セキレイ科).全長17cm.体の色はстепной конёкに似る.ヨーロッパ地方南部,西シベリア南部に分布し,平野部や山地の草原で湿潤な環境に生息する.地上に巣を造り,5〜7月に産卵する.地上や低い所で囀る.昆虫などを食べる.

конёк пятнистый (= зелёный конюк),Anthus hodgsoni
ビンズイ(スズメ目セキレイ科).全長16cm.背側と胸は緑褐色で褐色斑があり,腹は白い.ウラル中部からカムチャツカ,サハリンにいたる森林帯に分布し,森林,ツンドラ,湿地周辺に生息する.習性や食性はлесной конёкに似る.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本にも夏鳥として渡来する.

конёк сибирский,Anthus gustavi
セジロタヒバリ(スズメ目セキレイ科).全長15cm.背側は黄褐色で黒色の縦斑があり,背の左右に2本ずつの淡色の線がある.胸は淡橙褐色で黒い縦斑があり,喉と腹は白い.ペチョラ川沿いからチュコト半島までの地域の北部,カムチャツカに分布し,潅木ツンドラや湿潤な森林に生息する.地上に巣を造り,6〜7月に産卵する.昆虫などを食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本には冬鳥または旅鳥として渡来する.

конёк степной,Anthus novaeseelandiae
マミジロタヒバリ(スズメ目セキレイ科).全長18cm.背側は褐色で黒い縦斑があり,眼上の眉斑は黄土色ではっきりしている.胸は黄褐色で黒い縦斑があり,腹は白い.シベリア南部と極東南部に分布し,草原やステップに生息する.地上の窪みに枯草などで巣を造り,5〜6月に産卵する.草の種子などを食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本には旅鳥として少数渡来する.
分布域東部の亜種を別種Anthus richardiとする見解もある.

коноплянка (= реполов),Acanthis cannabia
ムネアカヒワ(スズメ目アトリ科).全長14cm.雄では額,胸が赤く,背側は褐色,腹は白い.雌と幼鳥は灰色.ヨーロッパ地方南部,西シベリア南部,中央アジア山地,カザフスタン東部,カフカスに分布する.林縁部,山地の潅木林に生息する.潅木などに巣を造り,4〜6月に産卵する.おもに草の種子などを食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.

коноплянка горная,Acanthis flaviro- stris キバシヒワ

конюга большая(= хохлатая конюга),Aethia cristatella
エトロフウミスズメ(チドリ目ウミスズメ科).全長25cm.体はずんぐりしており,黒褐色.前頭部に前に巻き上がった冠羽がある.嘴は太く,黄赤色.ベーリング海の島,千島列島,サハリン,チュコト半島北部に分布し,海岸の崖の裂け目や岩の間に集団で繁殖する.6〜7月に産卵する.繁殖期以外は沖合いで生活する.
同属のконюга-крошка (Aethia pusilla,コウミスズメ)がチュコト半島沿岸,ベーリング海峡の島で,малая конюга (Aethia pygmaea,シラヒゲウミスズメ)が千島列島で繁殖する.これら3種は日本北部の近海に冬鳥として渡来する.

конюга-крошка,конюга малая → большая конюга

конюга хохлатая = большая конюга

копчик 尾椎部(鳥類)

копытка = саджа

корни зуба 歯根

королёк желтоголовый,Regulus regulus
キクイタダキ(スズメ目ウグイス科).全長10cmで,ロシアの鳥類では最小.背側は灰色を帯びた緑色,腹側は淡緑褐色.翼に白帯が2本あり,頭頂は黄色.ヨーロッパ地方から極東にかけての森林帯,森林ステップ帯,サハリン,中央アジア山地,カフカスに分布し,おもに針葉樹林に生息する.枝先に球形の巣を造り,5〜6月に産卵する.昆虫などを食べる.冬には他種の小鳥と群れとなる.日本にも生息する.

королёк красноголовый,Regulus ignicapillus マミジロキクイタダキ

королек рубиновоголовый,Regulus calendula ルビーキクイタダキ

  корольковые,Regulidae キクイタダキ科.この科をウグイス科から独立させる場合.

коростель(= дергач),Crex crex
ウズラクイナ(ツル目クイナ科).全長30cm.体は黄褐色ないし灰褐色.背側に暗色の縦斑があり,脇腹に縞がある.北緯62〜64度以南のヨーロッパ地方からバイカル,サハまで分布する.湿地,湖岸や川沿いの湿潤な草原,林縁部などに生息する.草むらの地上に巣を造り,5月頃産卵する.おもに夜行性.甲高い声でよくなくが,あまり姿を見せない.昆虫,ミミズ,種子などを食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.

короткохвостка,Urosphena squameiceps ヤブサメ

корсак,Vulpes corsak
コサックギツネ(ネコ目イヌ科).体長50〜60cm,尾は25〜35cm.毛はやわらかく,灰色または灰褐色で,腹側は白っぽい.中央アジア,カザフスタン,西シベリア南部,ザバイカルに分布し,ステップ,砂漠に生息する.自分ではあまり巣穴を掘らず,他の動物の巣穴を利用する.発情期は1〜2月で,2か月後に2〜10子を産む.げっ歯類,鳥類やその卵を食べる.夜行性.

корщун дымачатый,Elanus caeruleus ハイイロトビ

корщун чёрный,Milvus migrans
トビ(タカ目タカ科).全長60〜70cm.開翼長150cm.体は褐色.森林帯北部とツンドラ帯を除きほぼロシア全域に分布する.森林,農耕地,人家付近に普通に生息する.樹上に小枝を積んで巣を造り,4〜5月に産卵する.上空をときどき羽ばたきながら帆翔する.動物の死体やごみをあさり,ときには小鳥や小型哺乳類を捕らえて食べる.冬には南に移動する.日本にも生息する.
同属のкрасный корщун (Milvus milvus,アカトビ)がベラルーシ,ウクライナ,カフカスに生息する.

корщун красный → чёрный крощун

косатка = касатка(鳥類)

косатка (=большая косатка),Orcinus orca
サカマタ(クジラ目マイルカ科).歯鯨の1種.俗に「シャチ」と言われる.体長5〜10mで,雄は雌より大きい.背鰭と胸鰭は大きい.背側は黒色または黒灰色で,腹側は白く,眼の後方に白斑があり,後部体側に腹部の白色部が伸びる.北氷洋と極東の海域に生息し,3〜50頭の群れでいる.イルカ類やアザラシ類,魚類などを食べる.

косатка чёрная (= малая косатка),Pseudorca crassidens
オキゴンドウ(クジラ目マイルカ科).歯鯨の1種.体は細く,頭部は楕円錐形で,体長約6m.全身黒い.暖水性でバルト海,日本海に分布する.数百頭の群れになることもあり,おもにイカ,タコ,魚類を食べる.

кость барабанная (= барабанная капсула) 聴胞

кость межчелюстая 前顎骨

кость скуловая (= скуловая дуга) 頬骨弓

косуля (= дикая коза,козуля),Capreolus capreolus
ノロ(ウシ目シカ科).体長100〜155cm.雄には3尖の角がある.体色は夏には赤褐色で,腹は白く,冬には暗褐色.尻の白い部分を「尾鏡зеркало」という.子には白斑がある.ヨーロッパ地方西・中部,カフカス,ザカフカス,シベリア南部,極東に分布し,森林,森林ステップに生息する.発情期は7〜8月で,翌年5〜6月に1〜2子を産む.草,木の葉,樹皮などを食べる.夏には単独でいるが,それ以外は小群で生活する.→ зеркало

кот амурский лесной(= дальневосточный кот),Felis euptiluraヤマネコ.бен- гальская кошка (Felis bengalensis,ベンガルヤマネコ)の1亜種とする見解がある.

кот барханный = барханная кошка

кот камышовый ( = камышовая рысь,хаус),Felis chaus ジャングルキャット

кот лесной = лесная кошка

кот степпной = степпная кошка

котик морской (= котик),Callorhinus ursinus
オットセイ(アザラシ目アシカ科).体長は雄で180〜250cm,雌で130〜170cm.肢は鰭状で,鰭以外は毛が密生し,雄の後頚部の毛は長く鬣状となる.体色は雄では黒褐色で,腹側は赤褐色,雌は灰褐色.コマンドル諸島,チュレニー島などで集団で繁殖し,雄は雌20〜60頭を取り込んでハーレムをつくる.4月末頃に1子を産む.11月頃から回遊生活に入り,ベーリング海,オホーツク海などで見られる.イカ,甲殻類,魚類を食べる.

кочёвка 漂行.渡り(миграция)と異なり,高山から山麓部,森林から市街地へのような短距離の移動.→миграция

кошачьи (= кошки),Felidae ネコ科

кошка барханная (= барханный кот),Otocolobus margarita スナネコ

кошка бенгальская → амурский лесной кот

кошка лесная (= ликая кошка,европйская кошка,лесной кот),Felis silbestris
ヨーロッパヤマネコ(ネコ目ネコ科).体長50〜75cm,尾は30〜35cm.雌は雄より小さい.毛は長く柔らかい.体色は黄褐色を帯びた灰色で,背に縦縞があり,これから側面に数本の横縞がある.ウクライナ,モルダビア,カフカス北部,ザカフカスの森林に生息し,川沿いや人家周辺にも現れる.交尾期は2〜3月で,樹洞や岩の隙間を巣とし,4〜5月に2〜6子を産む.夜行性で,木登りがうまく,げっ歯類や鳥類を食べる.

кошка степпная (= пятнистая кошка,степпной кот),Felis libyca
リビアヤマネコ(ネコ目ネコ科).体長63〜70,尾は23〜35cm.体色は灰褐色で,胸と腹は淡色で,全身に黒色斑,尾に黒い環状の縞がある.中央アジア,カザフスタン,ザカフカスに分布し,砂漠や半砂漠地帯の低木林や川沿いの林に生息する.夜行性で,木登りもうまく,げっ歯類,カエル,鳥類を食べる.

крапивник(=орешек),Troglodytes troglodytes
ミソサザイ(スズメ目ミソサザイ科).全長10cm.体は黒褐色で,眼上に白い眉斑がある.尾は短い.北部を除くヨーロッパ地方,カフカス,中央アジア山地,ザバイカル,極東南部,カムチャツカ,サハリン,千島列島の森林に生息する.倒木の陰や木の根元などに苔などで球形の巣を造り,5〜6月に産卵する.春には樹上で大きくよく響く声で囀る.おもに小さな昆虫を食べる.日本にも生息する.

крапивниковые (= крапивники),Troglodytidae ミソサザイ科

красавка (= журавль-красавка),Anthropodies virgo
アネハヅル(ツル目ツル科).全長98cm.体は淡青灰色,顔から頚,胸にかけて黒く,眼の後方から白い羽毛(косицы)が出ている.ウクライナ,カフカス北部,ザカフカス,ヴォルガ下流部,カザフスタン,シベリア南部のステップ,半砂漠地帯に生息する.地上の浅い窪みに巣を造り,5月頃に産卵する.繁殖期は家族で,それ以外は群れ生活をする.昆虫や種子を食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本にはまれに渡来する.

краснобаш = красноносый нырок

краснозобик,Calidris ferruginea
サルハマシギ(チドリ目シギ科).全長22cm.夏羽ではほぼ全体が暗赤褐色で,頭,後頚,背にかけて小さい黒色斑があり,腰は白い.嘴は長めで下方にやや曲がる.冬羽では背側が灰褐色で,腹側は白い.タイミル半島からコリマ川河口部までのツンドラに生息し,小高い乾燥した所に巣を造り,6月に産卵する.昆虫など小型の無脊椎動物を食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本には,冬鳥として渡来する.

красноношка = травник

красношейка черногрудая,Luscinia pectoralis ムナグロノゴマ

крачка
アジサシ類.アジサシ亜科(Sterninae)に属する水鳥の総称.翼は細長く,尾も長い.10種が生息する.

крачка алеутская,Sterna aleutica コシジロアジサシ

крачка белокрылая = светлокрылая крачка

крачка белощёкая,Chlidonias hybrida クロハラアジサシ

крачка малая,Sterna albifrons
コアジサシ(チドリ目カモメ科).全長28cm.背と翼は灰色.頭は黒く,額が白い.尾は長く二又になっている.腹側は白い.ヨーロッパ地方南部,西シベリア南部,中央アジア,沿海地方に分布し,海岸,湖,大きな川の中洲などに生息する.これらの水辺の砂地や礫地に集団で繁殖する.空中から水中に急降下し,魚を捕って食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本にも夏鳥として渡来する.

крачка обыкновенная = крачка речная

крачка пестроносая,Sterna sandvicensis サンドイッチアジサシ

крачка полярная,Sterna paradisaea
キョクアジサシ(チドリ目カモメ科).全長38cm.体は白く,背と翼が灰色.頭は黒い.嘴と脚は赤い.コラ半島からチュコト半島までの北氷洋沿岸,ツンドラ帯,森林ツンドラ帯の湖沼や川に生息し,集団で繁殖する.繁殖期以外は海で生活し,おもに小型の魚を食べる.渡り鳥で,鳥類の中では最も長距離を渡る.冬には南極海域にいる.

крачка речная(= обыкновенная крачка),Sterna hirundo
アジサシ(チドリ目カモメ科).全長36cm.体は白く,頭が黒い.背と翼は灰色.嘴は黒いが,ヨーロッパ地方に生息するものでは基部が赤い.極北地方を除き,ほぼロシア全域に広く分布し,海岸,湖沼,大きな川に普通に生息する.中洲や岸の砂地,礫地に集団で繁殖する.地上に浅い穴を造り,5〜6月に産卵する.空中から水中に急降下し,魚をとって食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本には旅鳥として春と秋に渡来する.

крачка светлокрылая (= белокрылая крачка),Chlidonias leucopterus
ハジロクロハラアジサシ(チドリ目カモメ科).全長24cm.夏羽では頭,胸,腹,背,翼の肩部は黒色,翼の上面,下腹部,尾は白い.嘴は暗赤色,脚は赤色.冬羽では背側と翼上面は灰色で,後頭から眼の後方に黒色斑がある.ヨーロッパ地方南部,ザカフカス,西シベリア南部に分布し,湖沼や川に生息する.岸や水辺の植物が繁っている所で集団で繁殖する.昆虫や魚を食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本には旅鳥として渡来する.

крачка чайконосая,Gelochelidon nilotica ハシブトアジサシ

крачка чёрная,Chlidonia nigra
ハシグロクロハラアジサシ(チドリ目カモメ科).全長28cm.体は黒く,腰の下側は白い.冬には腹側が白くなる.ヨーロッパ地方南部,ザカフカス,エニセイまでの西シベリア南部,カザフスタンの湖沼や川に普通に生息する.岸や水辺の植物が繁っている所で集団で繁殖する.浮島や枯草が堆積した所などに巣を造り,5〜6月に産卵する.昆虫や魚をとって食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.

крачун = змееяд

кречет,Falco rusticolus
シロハヤブサ(タカ目ハヤブサ科).全長65〜70cm.体の色は灰褐色から全体が白いものまで変異がある.若い鳥は褐色である.コラ半島からチュコト半島にいたるツンドラ帯,森林ツンドラ帯,森林帯北部に生息する.カラスの古巣を利用したり,崖の岩棚などに小枝を積んで巣を造り,4〜5月に産卵する.カモメ類やシギ類など中型の鳥を捕らえて食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本にはまれな冬鳥として渡来する.

кречётка,Vanellus gregarius
マミジロゲリ(チドリ目チドリ科).全長33cm.背側と胸は灰褐色.頭頂,翼の先端は黒く,嘴の基部から眼の後にかけてと尾に黒縞がある.ザヴォルジェ,カザフスタン,西シベリア南部のスッテプ,半砂漠地帯に分布する.植物が疎生する環境に生息し,地上に巣を造り,4〜6月に産卵する.ときには集団で繁殖する.秋には群れ生活をする.おもに昆虫を食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.

крик тревоги 警戒声 alarm call

кролик
アナウサギ類.アナウサギ属(Oryctolagus)のウサギの総称.耳と肢はзаяцに比べて短い.子は生まれたとき無毛で,眼は開いていない.地下に巣穴を掘る.形態や生態はзаяцと異なる.→ заяц

кролик дикий,Oryctolagus cuniculus

ヨーロッパアナウサギ(ウサギ目ウサギ科).体長35〜45cm.背側は黄褐色,腹は白く,尾の上側は黒い.ウクライナ南・西部に分布し,畑などの開けた環境に生息する.コロニーで生活し,地下に巣穴を堀り,年に3〜5回,1回に4〜7子を産む.おもに夜行性で,畑作物,草,樹皮などを食べる.

кронник 樹冠性鳥類

кроншнеп
ダイシャクシギ類.ダイシャクシギ属(Numenius)のシギ.

кроншнеп большой,Numenius arquata
ダイシャクシギ(チドリ目シギ科).全長60cm.体は灰褐色で暗色斑がある.嘴は長く下に曲がる.ヨーロッパ地方からザバイカルまで,北は北緯62度まで,南は黒海,アラル海,ザイサン湖までのステップ,湿原などに生息する.草むらや湿地の小高い所に巣を造って5〜6月に産卵する.繁殖期以外は群れ生活をする.浅瀬で長い嘴を土中にいれて昆虫や甲殻類を食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.
同属のдальневосточный кроншнеп (Numenius madagascariensis,ホウロクシギ)が東シベリア,極東に分布する.これら2種とも日本に旅鳥として渡来する.

кроншнеп дальневосточный → большой кроншнеп

кроншнеп малый (= кроншнеп-малютка),Numenius minutus コシャクシギ

кроншнеп средный,Numenius phaeopus
チュウシャクシギ(チドリ目シギ科).全長42cm.体は褐色で暗色斑がある.眼上に暗褐色の縞がある.嘴は長く下方に曲がる.コラ半島からアナディール,カムチャツカまでの森林ツンドラ帯と森林帯以北のツンドラ,湿原,湿潤な草地に生息する.小高い乾燥した所に巣を造り,5〜6月に産卵する.繁殖期以外は群れ生活をする.浅瀬で長い嘴を土中にいれて昆虫や甲殻類を食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本に旅鳥として渡来する.

кроншнеп тонкоклювый,Numenius tenuirostris シロハラチュウシャクシギ

кроншнеп эскимосский,Numenius borealis エスキモーコシャクシギ

крот алтайский (=сибирский крот),Talpa altaica
アルタイモグラ(モグラ目モグラ科).体長13〜23cm.体色は暗灰色から黒褐色.西シベリア,ザバイカル南部に分布し,森林,森林ステップに生息し,山地では亜高山帯までいる.夏に交尾し,翌年の春に出産する.土中に穴を掘り,地下生活をし,ミミズ,昆虫などを食べる.

крот дальневосточный (= большая могера,уссурийский могера),Talpa robusta オオモグラ

крот европейский = обыкновенный крот

крот кавказский,Talpa caucasica コーカサスモグラ

крот крупнозубый,Talpa romana ローマモグラ

крот малый = слепой крот

крот обыкновенный (=европейский крот),Talpa europaea
ヨーロッパモグラ(モグラ目モグラ科).体長12〜17cm.体は光沢のない黒色で,腹側は淡色.毛はビロード状.ヨーロッパ地方中部,カフカス北部,西シベリア南部に分布し,森林,森林ステップ,草原,畑,庭で地下生活する.巣を木の根の下,石の下などに造り,3〜4月に繁殖する.昆虫やミミズを食べる.

крот сибирский = крот алтайский

крот слепой (= малый крот),Talpa coeca チチュウカイモグラ

кротовина モグラ塚.→ крот

кротовы (=кроты),Talpidae
モグラ科.体はがっちりし,頭が比較的小さく,頚は短い.眼はないか,または非常に小さい.肢は短く,前足が大きい.形態は地下生活に適している.く,穴を掘ったときに出す土で「モグラ塚кротовина」を造る.

крохаль
アイサ類.アイサ属(Mergus)の水鳥の総称.嘴は細長く,先端が鉤状になっている.泳ぎや潜水がうまい.лутокもアイサ属である.

крохаль большой,Mergus merganser
カワアイサ(カモ目カモ科).全長60〜70cm.雄では頭部が金属光沢のある緑黒色.背は黒く,胸,腹は白い.雌では頭部が赤褐色,背側は暗灰色で,腹側は白い.ヨーロッパ地方北部,シベリア,極東,カザフスタン北部,中央アジア山地,ザカフカスに分布し,川や湖に生息する.樹洞や岩の間などに巣を造り,5月頃産卵する.潜水して魚などを捕らえて食べる.渡り鳥で冬には南に渡る.日本には冬鳥として渡来するが,北海道では繁殖する.

крохаль длинноносый(= средный крохаль),Mergus serrator
ウミアイサ(カモ目カモ科).全長52〜59cm.雄では頭部は緑黒色,背は黒く,胸は褐色で暗色斑がある.頚と腹は白い.雌では頭部は赤褐色,背は灰褐色,腹は白い.雌雄とも後頭部に冠羽がある.ヨーロッパ地方南部,シベリア南部,極東南部に分布し,川,湖沼,海岸に生息する.岩の間,潅木の繁みの中などに巣を造り,5〜6月に産卵する.潜水して魚などを捕って食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本には冬鳥として渡来する.

крохаль средный = крохаль длинно- носый

крохаль чешуйчатый,Mergus squamatus コウライアイサ

кроющие 雨覆羽.翼の肩の部分の羽毛.本来は「кроющие перья」であるが,「перья」を省略した使われ方がされている.

кроющие верхние хвоста (= надхвостье) 上尾筒.背側の腰と尾基部の間の部分.

кроющие второстепенных маховых 大雨覆羽

кроющие нижние хвоста (= подхвостье) 下尾筒.腹側の下腹部と尾基部の間の部分.

кроющие первостепенных маховых 雨覆羽

кроющие уха 耳羽.鳥類の眼の後方部分.

крылатка = полостый тюлень

крылышко 小翼羽

крыса
クマネズミ類.クマネズミ属(Rattus)のネズミの総称であるが,広義では一般に尾の長い大型のネズミ類を指す.また,科,属が異なっても,大形のネズミのような形態をした種をさす場合がある.例えば,водяная крыса,пластинчатозубая крысаなど.
日本に生息するネズミ類に相当するのは,крыса,мышь,полёвкаで,мышьは尾の長い小型のネズミ類,полёвкаは尾の短いネズミ類をさす.

крыса бамбуковая Rhizomyidae タケネズミ科

крыса водяная = водяная полёвка

крыса индийская земляная = пластинчатозубая крыса

крыса мусксная = ондатра

крыса пластинчатозубая (= индийская земляная крыса),Nesokia indica チビオオニネズミ

крыса серая (= рыжая крыса,пасюк),Rattus norvegicus
ドブネズミ(ネズミ目ネズミ科).体長15〜20cm.尾は体長よりやや短い.体色は灰褐色から褐色.腹側は淡い.17〜18世紀にアジアからヨーロッパに入り,20世紀にはシベリアに入った.現在,極地と砂漠除く地域の分布する.人家,畑などに生息する.雑食性.

крыса туркестанская,Rattus turkens- tanicus トルケスタンクマネズミ

крыса чёрная,Rattus rattus
クマネズミ(ネズミ目ネズミ科).体長15〜20cm.尾は体長より長い.体色は灰褐色から黒褐色.11〜12世紀にアジアからヨーロッパに入り,現在ヨーロッパ地方の大部分,カフカス,カムチャツカ,極東に分布する.おもに建物に住み,分布域南部では農地や人家付近にも生息する.1年に2回,1回に6子くらいを産む.雑食性.

кряква(=кряковая утка),Anas platyrhynchos
マガモ(カモ目カモ科).全長60cm.雄では頭が緑色,頚に白い輪がある.体は淡褐色で胸は栗色.繁殖後に換羽して雌のような色となる.雌は褐色で暗色斑がある.翼の内側後方は青紫色(зеркальце).北極地方を除く旧ソ連全域に広く分布し,川や湖沼など淡水域に生息する.草むらの地上に巣を造り,4月ころ産卵する.一般に淡水域に生息するカモ類は潜水せず,逆立し体前半を水中にいれて餌をとったり,水面の餌を食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本では北海道や本州の高地で繁殖するほかは,冬に渡来する.
同属のчёрная кряква(Anas poecilo- rhyncha,カルガモ)が東シベリア南部,極東南部に生息する.日本にも生息する.

кряква чёрная → кряква

кукушка

カッコウ類.カッコウ科(Cuculidae)の鳥類の総称.一般に巣を造らず,卵を他の鳥の巣に産む託卵(гнездовой паразитизм)の習性があるが,中には巣を造る種もいる.ロシアには6種おり,全てが託卵の習性をもつ.

кукушка глухая,Cuculus saturatus
ツツドリ(カッコウ目カッコウ科).全長33cm.背側は灰色,胸と腹は白く,暗色の横縞がある.ヨーロッパ地方からカムチャツカ,オホーツク海沿岸までの森林に生息する,巣を造らず,卵をムシクイ類などの巣に託卵する.おもに昆虫を食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本にも夏鳥として渡来する.

кукушка индийская,Cuculus micropterus セグロカッコウ

кукушка краснокрылая хохлатая,Clamator coromandus カンムリカッコウ

кукушка малая → обыкновенная кукушка

кукушка обыкновенная,Cuculus canorus
カッコウ(カッコウ目カッコウ科).全長35cm.背側は灰色,胸と腹は白く,暗色の横縞がある.ツンドラ帯を除きロシア全域に広く分布する.潅木林,樹木の疎生する草原などに生息する.巣を造らず,卵をヨシキリ類,モズ類,ホオジロ類などの巣に託卵する.卵は仮親(птиц-хозяин)の巣に1個ずつ産まれ,仮親の卵より早く孵化し,雛は他の卵を背にのせて巣外に出し,1羽だけで育てられる.おもに昆虫を食べる.渡り鳥で冬には南に渡る.
同属のмалая кукушка(Cuculus polio- cephalus,ホトトギス)とширококрылая кукушка (Cuculus fugax,ジュウイチ)が沿海地方南部に生息する.これらは3種とも夏鳥として日本に渡来する.

кукушка хохлатая,Clamator glandarius マダラカンムリカッコウ

кукушка ширококрырылая → обыкновенная кукушка

кукушковые (= кукушки),Cuculidae カッコウ科

кукушкообразные,Cuculiformes カッコウ目

кукша,Perisoreus infaustus
アカオカケス(スズメ目カラス科).全長30cm.体は灰褐色,頭は暗褐色,翼と尾は赤褐色.ヨーロッパ地方から極東までの森林帯に広く分布し,針葉樹林を好む.樹上に巣を造り,4〜5月に産卵する.繁殖期にはあまり鳴かないが,非繁殖期には警戒するときなどよく騒ぎ目立つ.昆虫や漿果を食べる.ほどんど留鳥であるが,一部は冬に南下する.

кулан (= джигетай,кианг,онагр),Equus hemionus
アジアノロバ(ウマ目ウマ科).体長2.5m,肩での体高1.5m以下.体色は夏には赤味を帯びた褐色,冬には灰色を帯び,腹側と肢の内側,鼻づらは白い.たてがみは短く,耳は大きい.トルクメン南部の砂漠や半砂漠に生息する.発情期は7〜8月,翌年5〜6月に1子を産む.草食性で,群れで生活する.地域により大きさや色に変異があり,チベット産はкиангキャン,モンゴル産はджигетай,イラン,アフガニスタン産はонагрともいう.

кулик-воробей(= песочник-воробей),Calidris minuta
ニシトウネン(チドリ目シギ科).全長15cm.背側と胸は赤褐色で,背に暗色斑がある.腹側は白い.冬には背側が灰褐色になる.コラ半島からレナ川河口部までのツンドラに生息する.6〜7月に地上に巣を造り産卵する.繁殖期以外は群れとなり,他のシギ類やチドリ類と混群をつくることも多い.昆虫や小型無脊椎動物を食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.渡りのときには干潟にも生息する.

кулик-дутыш = дутыш

кулик-красношейка = песочник-красношейка

кулик-лопатень (=лопатень),Eurynorhynchus pygmeus ヘラシギ

кулик-сорока,Haematopus ostralegus
ミヤコドリ(チドリ目ミヤコドリ科).全長45cm.背側と胸は黒く,腹は白い.嘴が長く赤い.脚も赤い.ヨーロッパ地方,ザカフカス,西シベリア,カザフスタン,中央アジア,極東の海岸,大きな川や湖の沿岸に生息する.5〜6月に地上の浅い窪みに貝殻や小石を敷いて巣を造り,産卵する.カキや二枚貝を強い嘴でこじあけて食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本にも冬鳥として渡来する.

кулики,Charadrii
シギ・チドリ亜目.бекас,дупель,зуёк,кроншнеп,песочник,ржанка,улитなどのシギ・チドリ類で,ロシアには70種近くがいる.

кулики-сороки,Haematopodidae ミヤコドリ科

кумай (= снежный гриф,гималайский гриф),Gyps himalayensis ヒマラヤハゲワシ

куница
テン類.テン属(Martes)の食肉類の総称.体は細長く,木登りがうまい.собольやхарзаもテン属.

куница каменная (= белодушка),Martes foina
イシテン(ネコ目イタチ科).体長45〜54cm,尾は長く,25〜35cm.体は黄褐色で,胸が白い.バルト海沿岸,ベラルーシ,ウクライナ,カフカス,中央アジア,アルタイに分布し,山地の森林,岩の多い山腹などに生息する.交尾期は6〜8月で,岩の隙間などを巣とし,翌年4〜5月に3〜5子を産む.ネズミ類,小鳥,カエル,漿果などを食べる.

куница лесная (= желтодушка),Martes martes
マツテン(ネコ目イタチ科).体長33〜58cm,尾は長く17〜26cm.体は黄褐色で,胸は黄色.ヨーロッパ地方北・中部,カフカス,シベリア西部に分布し,森林に生息する.交尾期は6〜8月で,樹洞やリスの巣を利用し,翌年の3〜4月に3〜5子を産む.ネズミ類,リス,小鳥,木の実などを食べる.

куньи,Mustelidae
イタチ科.барсук,выдра,горностай,калан,колонок,куница,ласка,медоед,норка,соболь,росомаха,харзаなどがいる.

курганник (= канюк-курганник),Buteo rufinus
ステップオオノスリ(タカ目タカ科).全長61〜66cm.体は褐色,または淡褐色.ヨーロッパ地方南東部のステップ,半砂漠,砂漠地帯に生息する.樹上や断崖に小枝で巣を造り,4月頃産卵する.ネズミ類,ハタリス類などのげっ歯類,鳥類を捕らえて食べる.分布域の北部に生息するものは,冬に南に移動する.

курганник мохноногий,Buteo hemilasius オオノスリ

куриные = курообразные

куропатка
キジ目鳥類のうち,ライチョウ,ヤマウズラ,イワシャコなどの総称で,いろいろの科・属を含む.

куропатка белая,Lagopus lagopus
ヌマライチョウ(キジ目ライチョウ科).全長40cm.夏には赤褐色で,腹と翼は白い.冬には尾が黒いほかは白い.趾まで羽毛がある.ヨーロッパ地方からチュコト半島,オホーツク海沿岸,サハリンのツンドラ帯から森林帯に広く分布し,西シベリア,カザフスタン北部では森林ステップにもいる.北部に生息するものは,冬に一部が南に移動する.春につがいとなり,5月ごろ地上に巣をつくり産卵する.おもに地上生活をする.繁殖期以外には群れとなる.おもに樹木の芽,葉,漿果を食べる.留鳥.

куропатка бородатая,Perdix dauuricae ヤマウズラ

куропатка каменная = куклик

куропатка пустынная,Ammoperidix griseogularis ヒメイワシャコ

куропатка серая,Perdix perdix
ヨーロッパヤマウズラ(キジ目キジ科).全長30cm.背は褐色で暗色斑があり,顔,喉,尾は赤黄色.頚は灰色.腹は白く,横腹に赤褐色の横縞がある.胸に馬蹄形の褐色斑がある.ヨーロッパ地方の北は北緯60度まで,カフカス,カザフスタン,西シベリアのステップ帯に分布する.潅木が疎生する開けた環境,草原,農耕地などに生息する.地上に巣を造り,4月頃産卵する.繁殖期以外には群れとなる.おもに草の種子,昆虫などを食べる. 同属のкуропатка бородатая(Perdix dau- uricae,ヤマウズラ)が,キルギス山脈,アルタイ地方に分布している.

куропатка тундряная,Lagopus mutus
ライチョウ(キジ目ライチョウ科).全長35cm.夏には雄は赤褐色で,腹と翼は白く,雌は全身黄褐色,黒色,白色のまだらである.冬には尾の一部が黒いほかは白く,雄には嘴のつけねから眼にかけて黒帯がある.趾まで羽毛がある.コラ半島,西シベリアから極東にいたるツンドラ帯,森林ツンドラ帯,スタノヴォイ山脈などのツンドラに広く分布する.6月末から地上に巣をつくり産卵する.地上生活をし,繁殖期以外には群れとなる.おもに樹木の芽,葉,漿果を食べる.留鳥.日本では本州中部の高山に生息する.

курообразные (= куриные),Galliformes キジ目.おもに地上生活をし,脚が丈夫である.多くは狩猟鳥である.грухарь,дикуша,кеклик,куропатка,перепел,рябчик,тетерев,улар,фазанなど,ロシアには約20種が生息する.

курочка водяная = камышница

кустарница = полосатая тимелия

кутора (= водяная землеройка),Neomys ミズトガリネズミ属 кутора водяная (= обыкновенная кутора),Neomya fodiens
ミズトガリネズミ(モグラ目トガリネズミ科).体長7〜9cm,尾は6〜7cm.吻部は尖り,歯の先端は赤褐色.尾の下面には長い硬毛が生え竜骨のようになっている.背側は黒褐色,腹側は銀白色.ヨーロッパ地方,カフカス,シベリア西・南部,極東南部に分布し,湖岸,川岸など水辺に生息する.春から夏にかけて繁殖し,1回に6〜8子を産む.水中で魚類,カエルなどを捕らえ陸上で食べる.夜行性で泳ぎがうまい.
分布域最南部に分布するものを別種кутора Шелковникова,Neomys schelkovnikoviとする見解がある.

кутора малая,Neomys anomalus スペインミズトガリネズミ

кутора Шелковникова → водяная кутора

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Л

лаггар (= индийский балобан),Falco jugger ラガーハヤブサ

лазоревка ( =обыкновенная лазоревка),Parus caeruleus
アオガラ(スズメ目シジュウカラ科).全長11cm.頭,翼,尾は青色,顔は白色,背は緑色,胸と腹は黄色で,喉から後頚にかけて黒帯がある.ヨーロッパ地方に分布し,森林や公園に生息する.樹洞に巣を造り,4〜5月に産卵する.冬には群れとなる.おもに昆虫を食べる.留鳥.

лазоревка белая (=князёк),Parus cyanus
ルリガラ(スズメ目シジュウカラ科).全長14cm.頭と背は青灰色,翼と尾は青色,腹は淡青色で,後頚に黒い横帯がある.ヨーロッパ地方から日本海にいたる地域の南部に分布し,森林や公園に生息する.樹洞に巣を造り,5〜6月に産卵する.冬には群れとなる.おもに昆虫を食べる.留鳥.

лань (= даниэль),Cervus dama
ダマジカ(ウシ目シカ科).体長1.4m,肩での体高1m.雄には枝角があり,第3枝は掌状.体色は夏に赤褐色で白斑があり,腹側と肢の内側は白い.冬には灰褐色.角は5月に落ち,新たに伸びて8〜9月には完全となる.西ヨーロッパから導入され,ウクライナ,ベラルーシ,リトアニアの公園などに生息する.発情期は9〜10月で,翌年6月に1子,まれに2子を産む.草,木の葉,小枝などを食べる.一夫多妻である.

ларга = пёстрая нерпа

ласка,Mustela nivalis
イイズナ(ネコ目イタチ科).体長13〜28cmで,雄は雌より大きい.背側は褐色で,腹側は白い.冬には全身白くなるが,積雪のない地域では夏と同じ色である.北氷洋と中央アジアの一部を除き,旧ソ連領全域に分布する.湖岸,川沿い,林縁部,伐採跡などに生息し,ときには人家付近にも現れる.繁殖期は地域により異なるが,木の根元の隙間などを巣とし,1回に3〜10子を産む.ネズミ類,小鳥類,カエルなどを食べる.おもに夜行性.

ластоногие,Pinnipedia
アザラシ目.体は紡錘型で,四肢は鰭となり,水中生活に適した体型をしている.котик,морж,сивуч,тюленьなどがいる.

ласточкаツバメ類.ショウドウツバメ属(Riparia),ツバメ属(Hirundo),イワツバメ属(Delichon)などのツバメ類の総称.

ласточка белолобая,Petrochelidon pyrrhonota サンショクツバメ

ласточка береговая(= береговушка),Riparia riparia
ショウドウツバメ(スズメ目ツバメ科).全長13cm.頭,背,翼,尾は暗褐色,腹側は白く,胸にT字型の褐色帯がある.ツンドラ帯を除きロシア全域に分布し,おもに川沿いに生息する.垂直に近い軟らかい土質の川岸に横穴を掘って巣穴を造り,コロニーで繁殖する.5〜7月に産卵する.飛びながら昆虫をとる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本にも夏鳥として渡来し,北海道で繁殖する.

ласточка горная = скалистая ласточка

ласточка городская (= воронок),Delichon urbica
イワツバメ(スズメ目ツバメ科).全長15cm.頭,背,翼,尾は黒色,腹側と腰が白い.ツンドラ帯を除きロシア全域に分布し,山地や農耕地に生息する.崖や建物の壁に土で半球型の巣を造り,コロニーで繁殖する.5〜6月に産卵する.飛びながら昆虫をとる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本にも夏鳥として渡来する.
バイカル以東に分布するものを別種とする見解があり,この場合西部はворонок (Delichon urbica,ニシイワツバメ),東部はвосточный воронок (Delichon dasypus,イワツバメ)となる.

ласточка деревенская,Hirundo rustica
ツバメ(スズメ目ツバメ科).全長17cm.背側は頭から尾まで黒色,胸と腹は白く,尾に白斑があり,額と喉は赤褐色.尾の外側の羽毛が長く(косицы),尾の切れ込みは深い.ツンドラ帯と森林帯北部を除きロシア全域に分布し,おもに農村に生息する.人家の軒下や橋の下に巣を造り,5〜6月に産卵する.飛びながら昆虫をとる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本にも夏鳥として渡来する.

ласточка малая.Riparia paludicola タイワンショウドウツバメ

ласточка нитехвостая,Hirundo smithii, ハリオツバメ

ласточка речная.Tachycineta bicolor ミドリツバメ

ласточка рыжепоясничная,Hirundo daurica
コシアカツバメ(スズメ目ツバメ科).全長19cm.背側は黒色であるが,腰は赤茶色,腹側は淡い橙色で黒い縦斑がある.尾の切れ込みは深い(косицы).アルタイ,ザバイカル南部,ロシア極東南部に分布し,崖のある川沿いや農村に生息する.人家の軒下や崖に巣を造り,5〜6月に産卵する.飛びながら昆虫をとる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本にも夏鳥として渡来する.

ласточка скалистая (= горная ласточка),Hirundo rupestris ガケツバメ

ласточковые (= ласточки),Hirundinidae ツバメ科

лахтак = морской заяц

лебедь ハクチョウ類.コブハクチョウ属(Cygnus)の鳥類の総称.

лебедь американский → малый лебедь

лебедь-кликун,Cygnus cygnus
オオハクチョウ(カモ目カモ科).全長140cm.全身白色.嘴の先端は黒く,基部は黄色で,黄色の部分はコハクチョウより広い.幼鳥は灰色.コラ半島からロシア極東北東部までのツンドラ帯を除く地域に分布し,森林ツンドラ帯や森林帯の湖沼に生息する.湖沼の浅瀬や中洲に草を積んで大きな巣を造り,5月中頃から産卵する.浅瀬でおもに水草を食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本には冬鳥として渡来する.

лебедь-шипун,Cygnus olor
コブハクチョウ(カモ目カモ科).全長120cm.全身白色.嘴は橙赤色で,基部に黒い瘤がある.ヨーロッパ地方の一部,西シベリアの東はオビ川まで,ザバイカル南部に分布し,おもに湖沼に生息する.湖岸の植物の繁茂する所や河口部の三角洲で大きな巣を造り,6月に産卵する.浅瀬でおもに水草を食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本で見られるのは導入されたもの.

лебедь малый,Cygnus columbianus
コハクチョウ(カモ目カモ科).全長152cm.全身白色.嘴の先端は黒く,基部は黄色で,黄色の部分はオオハクチョウより狭い.幼鳥は灰色.ツンドラ帯だけに分布し,湿潤なツンドラに生息する.湖岸の浅瀬や中洲に草を積んで大きな巣を造り,6月に産卵する.浅瀬でおもに水草を食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本には冬鳥として渡来する.
亜種アメリカコハクチョウ(американский лебедь)がロシア極東北部の一部に生息する.その嘴はほぼ全体が黒い.日本にも冬に少数渡来する.
この亜種を別種とする見解がある.その場合ロシア名,学名,和名はそれぞれмалый лебедь,Cygnus bewickii,コハクチョウ,とамериканский лебедь,Cygnus columbi- anus,アメリカコハクチョウとなる.

лев калифорнийский морской,Zalophus californianus アシカ

львы морские = ушастые тюлени

лемминг
レミング類.レミング上属(Lemmi)のげっ歯類の総称.копытный лемминг (Dicro- stonyx,クビワレミング属),лесный лемминг (Myopus,モリレミング属),настоящий лемминг (Lemmus,レミング属)がいる.生息数は年により著しく変化し,数年おきに大発生する.

лемминг амурский,Lemmus amurensis アムールレミング

лемминг копытный (= ошейниковый лемминг),Dicrostonyx torquatus
クビワレミング(ネズミ目ネズミ科).体長11〜14cm.背側は黄褐色から灰色まで,背中に黒っぽい縦縞があり,腹側は灰色で,頚のまわりに首環状の白斑がある.冬には全身白くなる.ヨーロッパ地方北部,シベリア北部,極東北部のツンドラに生息する.春〜夏に2〜3回,1回に5〜6子を産む.木の葉,樹皮,キノコ,漿果などを食べる.地下に坑道をつくって活動し,おもに夜行性.

лемминг лесной,Myopus schisticolor
モリレミング(ネズミ目ネズミ科).体長9〜13cm.体は暗灰色で,背に褐色の縦縞がある.ヨーロッパ地方北部,極北を除くシベリア,極東の針葉樹林帯に生息する.湿潤な環境を好む.木の根元,岩の隙間に巣を造り,6〜9月に2回,1回に5〜6子を産む.コケ,地衣類などを食べる.

лемминг норвежский (= обыкновенный лемминг,пеструшка),Lemmus lemmus
ノルウェーレミング(ネズミ目ネズミ科).体長11〜15cm.背側の前方は黒褐色,後方は黄褐色で背に黒褐色の縦縞がある,腹側は淡黄色.コラ半島北部のツンドラ,森林ツンドラに生息し,湿潤な環境を好む.春〜夏に3〜4回,1回に5〜6子を産む.コケ,スゲ,漿果などを食べる.地下に坑道を造って,活動する.おもに夜行性.

лемминг обиский,Lemmus obinensis オビレミング

лемминг обыкновенный = норвежский лемминг

лемминг ошейниковый = копытный лемминг

лемминг сибирский,Lemmus sibiricus シベリアレミング

леопард (= барс,пантера),Panthera pardus
ヒョウ(ネコ目ネコ科).体長1.4〜1.8mで,尾は1m前後.体色は淡黄色から黄褐色で,黒色斑があり,腹側は白い.カフカス,ザカフカス,トルクメン南部,沿海地方南部に分布し,森林,岩石地に生息する.交尾期は1〜3月で,妊娠期間3か月くらいで,岩穴などを隠れ場とし,2〜5子を産む.シカ,イノシシ,ヤギ,ヒツジなどを襲って食べる.行動は敏捷で,木登りもうまい.→ барс

лептосомный → лептосомный тип

летяга обыкновенная (= белка-летяга,летяга),Pteromys volans
タイリクモモンガ(ネズミ目リス科).体長14〜20m.尾は9〜14cmで,長い毛で覆われ,外見は扁平.眼が大きく,前肢と後肢の間に膜がある.背側は灰色で,腹側は白い.ヨーロッパ地方北部,シベリア,極東の森林に生息する.樹洞を巣とし,4〜7月に2〜4子を産む.木の葉,小枝,芽などを食べる.夜行性で,木の登ったり,四肢をのばして膜を広げ,木から木へと滑空する.日本では北海道に生息する.

линька 換羽

лиса,лиса красная = обыкновенная лисица

лисица
キツネ類.キツネ属(Vulpes)の食肉類の総称,または= обыкновенная лисица

лисица афганская (= белуджистанская лисица),Vulpes cana アフガンギツネ

лисица летучая → летучая мышь

лисица обыкновенная (= лиса,красная лиса,лисица,красная лисица,рыжая лисица),Vulpes vulpes
  アカギツネ(ネコ目イヌ科).体長60〜90cm.尾長40〜60cm.尾は長い毛で覆われ太く見える.体色は赤褐色から黄色まで,地域により異なり,腹側と尾の先端は白い.毛皮産業では,毛色によりкрасная,сиводушка,крестовка,чернобураяに区分するが,後者三つは黒化したもの.北部を除き旧ソ連領全域に分布し,ツンドラから砂漠までさまざまの環境に生息する.発情期は1〜3月で,地下の巣穴で4〜5月に4〜6子を産む.雑食性でネズミ類,鳥類,漿果などを食べる.おもに夜行性.日本にも生息する.
中央アジア,カザフスタン,ザバイカルに分布するものをкараганкаといい,亜種の一つVlpes vulpes karagan.

лисица полярная = песец

личинкоед серый,Pericrocotus divari- catus サンショウクイ(スズメ目科).全長20cm.尾はやや長い.雄では頭頂,後頚,翼は黒く,背と腰は灰色で,腹側は白い.雌では頭頂,後頚が灰色で,他の部分は雄と同色.ロシア極東南部の森林に生息する.樹上に枯草や小枝で巣をつくり,5〜6月に産卵する.おもに昆虫を食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本にも夏鳥として渡来する.

личинкоедовые (= личинкоеды),Campephagidae サンショウクイ科

ловушко-суток 延べわな数(trap-night)

локтевый 前膊,尺骨

лопатень = кулик-лопатень

лось (= сохатый),Alces alces
ヘラジカ(ウシ目シカ科).体長3m,肩部での高さ2m.頭が大きく,肢が長い.頚の下側に長い毛で覆われたこぶのような「肉垂れ(серьга)」がある.雄には先端で枝分かれした鋤状の大きな角がある.体色は夏には灰褐色,冬には暗褐色となり,「尾鏡зеркало」はない.極北,ウクライナ南部,カフカス,カザフスタン,中央アジアを除き,旧ソ連領全域に分布し,森林に生息し,湿潤な所を好む.発情期は9〜10月で,翌年4〜6月に1〜2子を産む.草,広葉樹の葉,枝を食べる.おもに夜行性.

лоток (= выстилка) 産座.巣の内側部分で,巣材として羽毛や毛,細根など軟らかい材料が使われる.キジバトなどの粗雑な巣では産座がない.

лощадиные (= лощади),Equidae ウマ科

луг тамповый 塩性湿原

лунь
チュヒ類.チュウヒ属(Circus)のタカ類の総称.雄より雌が大きい.5種おり,全て草原性.

лунь болотный (= камышовый лунь),Circus aeruginosus
ニシチュウヒ(タカ目タカ科).全長48〜58cm.雄の頭部は茶褐色から灰色まで変異に富み,灰褐色の縦斑があり,縦斑が密で頭部が黒く見える個体もいる.背,翼,尾は灰色で,腰と腹側は白い.雌の頭部と胸は黄白色で,それ以外は茶褐色.ヨーロッパ地方からシベリア南部のエニセイ川流域にかけて分布し,湿原など開けた環境に生息する.湖岸や湿原など湿潤な環境の地上に草で巣を造り,4〜5月に産卵する.湿原や草原の上を低く飛び,げっ歯類や小鳥を捕らえて食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.

лунь восточный болотный,Circus spilonotus
チュウヒ(タカ目タカ科).形態,生息環境,生態はболотный луньとほぼ同じ.シベリア南部のエニセイ川流域から極東南部にかけて生息する.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本にも生息する.
болотный луньの1亜種とする見解がある.この場合の種名は,болотный лунь,Circus aeruginosus,チュウヒとなる.

лунь камышовый = болотный лунь

лунь луговой,Circus pygargus
ヒメハイイロチュウヒ(タカ目タカ科).全長40〜43cm.雄の頭部は暗青灰色,背,翼,尾は灰色で,腹側は白く赤黄色の縦斑がある.雌の頭部,背,尾は褐色,胸と腹は淡黄褐色で褐色の縦斑がある.ヨーロッパ地方南部,西シベリア南部に分布し,ステップ,森林ステップに生息する.地上に草などで巣を造り,5月に産卵する.湿原や草原の上を飛び,げっ歯類,小鳥,カエル,昆虫などを捕らえて食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.

лунь пегий,Circus melanoleucos
マダラチュウヒ(タカ目タカ科).全長45cm.雄の頭部と背は黒く,尾は灰色.翼は先端が黒く,基部の前部は白色で,その他の部分が灰色のまだら模様である.雌は全体に褐色であるが,胸と腹は淡色で黒褐色の縦斑がある.ロシア極東南部に分布し,湿原など開けた湿潤な環境に生息する.湖岸や湿原など地上に草で巣を造り,4〜5月に産卵する.湿原や草原の上を飛び,げっ歯類や小鳥を捕らえて食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本には冬にまれに渡来するすることがある.

лунь полевой,Circus cyaneus
ハイイロチュウヒ(タカ目タカ科).全長43〜53cm.雄の頭部,背,尾は灰色で,胸と腹は白い.雌の背面は褐色,頭部と体下面は淡褐色で黒褐色の縦斑がある.ヨーロッパ地方からロシア極東北東部までのツンドラ帯を除く地域,サハリンに分布する.草原や半砂漠など開けた環境に生息し,地上に草で巣を造り,5月に産卵する.湿原や草原の上を飛び,げっ歯類や小鳥を捕らえて食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本には冬鳥として渡来する.

лунь степной,Circus macrourus
ウスハイイロチュウヒ(タカ目タカ科).全長43〜45cm.雄の頭部,背,尾は灰色で,胸と腹は白く.雌の背面は褐色,頭部と体下面は淡褐色で黒褐色の縦斑があり,色はполевой луньに似るが,全体に淡色である. ヨーロッパ地方南部,西シベリア南部に分布し,ステップや半砂漠など開けた環境に生息する.地上に草などで巣を造り,5月に産卵する.草原の上を飛び,げっ歯類,小鳥,カエルなどを捕らえて食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.

луток,Mergus albellus
ミコアイサ(カモ目カモ科).全長42cm.雄は大部分白いが,眼の周囲,後頭,肩羽,背,腰,尾が黒い.後頭に冠羽がある.雌では頭から後頚かけて茶褐色,顔と前頚は白く,体は灰色.ヨーロッパ地方から東は東経130度あたりまでの森林帯に分布し,森林に生息する.川沿いや湖岸に生育する木の樹洞を巣とし,5月に産卵する.潜水し,おもに魚や水生昆虫を捕らえて食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本には冬鳥として渡来するが,北海道北部で少数が繁殖する.

лысун = гренландский тюлень

лысуха,Fulica atra
オオバン(ツル目クイナ科).全長39cm.全身黒く,嘴,額,翼内側後縁は白い.額の羽毛のない白い部分を「額板(бляшка)」という.ヨーロッパ地方からロシア極東にいたる地域の中部以南に分布し,さまざまの環境にある水域に生息する.足に水かきはないが趾が櫂状で,泳ぎはうまく,潜水もする.湖沼や川の流れの緩い部分の草むらに巣を造り,5〜6月に産卵する.おもに水生植物を食べる.分布域北部に生息するものは,冬に南に移動する.日本にも生息する.

люрик,Alle alle ヒメウミスズメ

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М

майна,Acridotheres tristis カバイロハッカ(ムクドリ科の1種)

майна горная = браминский скворец

макет яйца 擬卵.抱卵生態の研究などに使う人造卵

малиновка = зарянка

мандаринка,Aix galericulata
オシドリ(カモ目カモ科).全長45cm.雄では頭は金属光沢のある緑色,顔と腹は白く,胸は褐色,頚,脇腹はオレンジ色.雄の頭には冠羽があり,翼内側の風切羽1枚は帆型の飾羽(воротник)で「銀杏羽」という.雌は灰褐色で,眼の周りが白く,胸,腹に白色斑がある.ロシア極東南部の水域近くの森林に生息する.樹洞を巣とし5月に産卵する.雌だけが抱卵する.ドングリやカエル,小魚などを食べる.渡り鳥で冬には南に渡る.日本にも生息する.

мандибла (= нижная челюсть) 下顎骨 (mandible)

манул,Otocolobus manul
マヌルネコ(ネコ目ネコ科).体長50〜65cm,尾は太く20〜25cm.体色は黄灰色で,横腹と尾に暗色の横縞がある.中央アジア,カザフスタン,シベリア南部のステップや半砂漠に生息する.岩の隙間やアナグマなどの古巣を隠れ場として利用する.ハタリスなどのげっ歯類,ウサギなどを食べる.おもに夜行性.

марал = благородный олень

маскировка (=засидок,скрадок) ブラインド.野外観察で隠れる小屋やテントなど.

маховые первостепенные 初列風切羽.翼の外側の羽毛.

маховые второстепенные 次列風切羽.翼の内側の羽毛.

мархур = винторогий козёл

медведь белогрудый = чёрный медведь

медведь белый (= ошкуй),Ursus maritimus
ホッキョクグマ(ネコ目クマ科).体長2〜3m.頚が比較的長い.体色は黄色を帯びた白色.毛は長く密である.北氷洋の島や沿岸部に生息する.発情期は6月頃で,翌年2月頃に2子を産むが,出産は2年に1回である.泳ぎや潜水がうまく,魚類,アザラシ類などを食べる.冬ごもりせず,妊娠した雌だけが巣穴を掘り,その中で出産する.

медведь бурый,Ursus arctos
ヒグマ(ネコ目クマ科).体長2m前後.体色は黄褐色から黒褐色.中央アジアとカフカスの山地,ヨーロッパ地方北部,シベリア,極東の森林に生息する.発情期は6〜7月で,冬ごもり中に普通2子を産む.雑食性で,草,木の実,漿果,昆虫,魚類などを食べる.秋に皮下脂肪を蓄積し,普通11月〜翌年4月に岩穴や大木の樹洞で冬ごもりする.冬ごもりしない個体を「穴もたず(шатун)」と言う.日本では北海道に生息する.

медведь чёрный (=белогрудый медведь,гималайский медведь,уссурийский медведь),Ursus thibetanus
ツキノワグマ(ネコ目クマ科).体長1.5〜1.7m.体色は黒く,胸に半月型の,いわゆる「月の輪」状の白斑があり,耳が大きい.極東南部の森林に生息する.発情期は6〜7月で,冬ごもり中に2子を産む.木の実,とくにドングリ,漿果,昆虫などを食べる.木登りがうまい.秋に皮下脂肪を貯え,11〜3月に大木の樹洞などで冬ごもりする.日本では本州,四国,九州に生息する.

медвежьи (= медведи),Ursidae クマ科

медоед (= лысый барсук),Mellivola capensis
ラーテル(ネコ目イタチ科).体長60〜80cm.体はずんぐりし,肢は短いが,前足が大きく,長い爪がある.背側は額から尾まで灰色,腹側は黒褐色.トルクメンの山地に生息する.小型げっ歯類,昆虫,爬虫類,果実などを食べ,とくに蜂蜜を好む.おもに夜行性で,木登りがうまい.敵に襲われると,肛門腺から臭い液を出す.

мезетмоид 中篩骨(mesethmoid)

место концентрации (=место скопления) 塒(コウモリ類)

местообитания 生息場所

метелка → песчанка2)

мешок воздушный 気嚢

мешок защёчны 頬袋 → бурундук

миграция (= перелёт,пролёт) 渡り.繁殖地と越冬地との間を季節的に長距離移動すること.→ залёт,кочёвка

миофаги 肉食性

млодарка = полосатый тюлень

многозубка-малютка = карликовая бело- зубка

могера большая = дальневосточный крот

могера средная (= малая могера,японская могера),Mogera wogura ヒメモグラ

могера уссурийская = дальневосточный крот

могильник,Aquila heliaca
カタシロワシ(タカ目タカ科).全長82cm,体の大部分は黒褐色で,頭頂から後頚にかけて黄褐色,肩羽の一部が白い.ヨーロッパ地方と西シベリアの南部に分布し,森林ステップ,ステップ,半砂漠のほか,一部の森林にも生息する.樹上に木の枝で巣を造り,4月に産卵する.ハタリスやウサギ,水鳥類を捕らえて食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.

моёвка,Rissa tirdactyla
ミツユビカモメ(チドリ目カモメ科).全長39cm.背と翼上面は灰色で,翼の先端は黒く,胸,腹,尾は白い.北氷洋の島,オホーツク海北部,カムチャツカ半島,チュコト半島の崖の多い沿岸部に生息し,大きな繁殖コロニー(птичий базар)をつくる.岩棚に草を敷いて巣を造り,5〜6月に産卵する.小型の魚や甲殻類を食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.冬鳥として日本北部の海域に渡来する.

моёвка красноногая = красноногая говорушка

молоко птичье,молочко голубиное ハト乳 → голубь

моногамия 一夫一妻 → полигамия

морж,Odobenus rosmarus
セイウチ(アザラシ目セイウチ科).体長は雄成体で3〜4m,雌はやや小さい.胴が太く,頚が短く,体はずんぐりしている.上顎犬歯は大きな牙となり,雄で45〜80cm,雌で45cmあり,口の周りに短い髭が密生する.体色は黄褐色または灰褐色.カラ海,ラプチェフ海,東シベリア海,チュコト海,ベーリング海沿岸に生息する.2年に1回,4〜5月に氷上で1子を産む.犬歯で海底を掘り,貝や軟体動物を食べる.数頭〜数十頭の群れでいる.

моржовые (= моржи),Odobenidae セイウチ科

мородунка,Xenus cinereus
ソリハシシギ(チドリ目シギ科).全長23cm.背面は灰褐色で,胸や腹は白い.嘴がやや上にそる.ヨーロッパ地方からロシア極東北東部までの北部を除く地域に分布し,ツンドラから森林ステップまで様々の環境の水域近くに生息する.川や湖沼近くや中洲の草むらに巣を造り,5〜6月に産卵する.昆虫などの小型無脊椎動物を食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本には旅鳥として渡来する.

мородушка = клоктун

морянка,Clangula hyemalis
コオリガモ(カモ目カモ科).全長雄60cm,雌38cm.雄の頭部,頚,胸,尾は黒褐色で,眼の周りが白く,背や翼は褐色と黄褐色のまだら模様.尾が長い.冬には頭部,頚,胸,背の一部が白くなる.雌は黒褐色で,眼の周囲,頚側,腹は白い.ヨーロッパ地方からロシア極東までのツンドラ帯,森林ツンドラ帯に生息する.ツンドラの水域近くに巣を造り,6月中頃から産卵する.潜水して甲殻類や魚類を捕らえて食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本北部の海域に冬鳥として渡来する.

московка,Parus ater
ヒガラ(スズメ目シジュウカラ科).全長11cm.頭と喉が黒色,後頭は白く,背面は暗青灰色で,腹は白い.ヨーロッパ地方からオホーツク海沿岸にいたる森林帯,カムチャツカ半島南部,サハリンに分布し,おもに針広混交林や針葉樹林に生息する.4〜6月に樹洞に巣をつくり産卵する.おもに昆虫を食べる.留鳥で一年中ほぼ同じ地域で生活する.

муфлон азиатский,Ovis orientalis
アジアムフロン(ウシ目ウシ科).野生ヒツジの1種.中央アジア,アフガニスタンなどの分布するものを別種уриал,Ovis vigneiとする見解がある.

муфлон европейский,Ovis musimon ムフロン.

мухоловка
ヒタキ類.サンコウチョウ(Terpsiphone)属,サメビタキ属(Muscicapa),キビタキ属(Ficedula),オオルリ属(Cyanoptila)の小鳥の総称.木の枝に止まっていて,近くを飛んいる昆虫を飛び上がって捕らえる習性があり,ロシア名は「муха」,「лов」に由来する.

мухоловка белошейка,Ficedula albi- collis
シロエリヒタキ(スズメ目ヒタキ科).全長13cm.雄の頭部,背,翼,尾は黒く,胸と腹は白い.額と頚は白く,翼に白帯がある.雌の上面は褐色で,胸と腹は白く,翼の白帯は不明瞭.ヨーロッパ地方南部に分布し,森林や公園に生息する.樹洞に巣を造り,5〜6月に産卵する.おもに昆虫を食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.

мухоловка даурская желтоспинная (= желтоспинная мухоловка),Ficedula zanthopygia
マミジロキビタキ(スズメ目ヒタキ科).全長13cm.雄の上面は黒く,腰は黄色,下面は黄色く,眼上に白い眉斑と翼に白斑がある.雌の上面は黄褐色,腰は黄色,下面は黄白色.ウスリー地方の森林に生息し,樹洞を巣とし,5〜6月に産卵する.昆虫を食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本には旅鳥としてまれに飛来する.

мухоловка-касатка = сибирская мухоловка

мухоловка малая,Ficedula parva
オジロビタキ(スズメ目ヒタキ科).全長11cm.雄の頭部と体上面は灰褐色,胸と脇は灰色,尾は黒色で,腹は白く,胸は赤橙色.雌の上面は灰褐色,脇は淡灰褐色で,尾は黒く,下面は灰白色.ヨーロッパ地方からロシア極東北東部までの森林に生息する.樹洞に巣を造り,5〜6月に産卵する.昆虫を食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本にはまれな冬鳥として渡来する.

мухоловка-мугимаки = мухоловка таёжная

мухоловка пестрогрудая,Muscicapa griseisticta
エゾビタキ(スズメ目ヒタキ科).全長15cm.頭部から体上面は灰褐色,下面は白く,胸から脇腹にかけて黒褐色の縦斑がある.ロシア極東南部の森林に生息する.樹洞を巣とし,6月に産卵する.昆虫を食べる.冬には南に渡る.日本にはおもに冬鳥として渡来する.

мухоловка-пеструшка,Ficedula hypo- leuca
セグロヒタキ(スズメ目ヒタキ科).全長13cm.雄の頭部,背,翼,尾は黒く,胸と腹は白い.額に白斑があり,翼にも白帯がある.雌は上面が褐色で,胸と腹は白く,翼の白帯は不明瞭.ヨーロッパ地方から西シベリア南部にかけて分布し,森林や公園に生息する.樹洞に巣を造り,5〜6月に産卵する.昆虫を食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.

мухоловка райская,Terpsiphone paradisi カワリサンコウチョウ

мухоловка рыжехвостая,Muscicapa ruficauda アカオサメビタキ

мухоловка серая,Muscicapa striata
ハイイロヒタキ(スズメ目ヒタキ科).全長14cm.背側は灰褐色で,額から頭上にかけて暗色斑があり,下面は白く,喉から胸,脇腹にかけて黒褐色の縦斑がある.ヨーロッパ地方と西シベリアの森林に生息し,太枝基部,半樹洞,樹洞に巣を造り,5〜6月に産卵する.昆虫を食べる.渡り鳥で冬には南に渡る.

мухоловка сибирская (= мухоловка- касатка),Muscicapa sibirica
サメビタキ(スズメ目ヒタキ科).全長14cm.頭部から体上面は灰褐色,喉と腹は白く,胸から脇にかけて褐色.西シベリアからロシア極東にかけての南部に分布し,森林に生息する.木の枝分岐部や太い枝の上に地衣類などで巣を造り,5〜6月に産卵する.昆虫を食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本にも夏鳥として渡来する.

мухоловка синяя,Cyanoptila cyanomelana オオルリ

мухоловка таёжная (= мухоловка- мугимаки),Ficedula mugimaki
ムギマキ(スズメ目ヒタキ科).全長13cm.頭部と体上面は雄では黒く,雌では灰褐色で,下面は雌雄とも橙褐色.雄の眼上の眉斑は白色.東シベリア南部と極東南部の森林に生息する.枝上に巣を造り,5〜6月に産卵する.昆虫を食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本には冬鳥として渡来する.

мухоловка чёрная райская (= темно- спинная райская мухоловка,черно- хвостая райская мухоловка),Terpsiphone atrocaudata サンコウチョウ

мухоловка ширококлювая,Muscicapa dauurica
コサメビタキ(スズメ目ヒタキ科).全長13cm.頭部から体上面は灰褐色,下面は白く,胸と脇腹は淡灰褐色.東シベリア南部と極東南部に分布し,おもに落葉広葉樹林に生息する.枝上にコケや地衣類で巣を造り,5〜6月に産卵する.昆虫を食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本にも夏鳥として渡来する.

мухоловка японская желтоспинная (= японская мухоловка),Ficedula narcissina キビタキ

мухоловковые (= мухоловки),Musci- capidae ヒタキ科

мышеобразные = мышиные

мушловка = орешниковая соня

мыши бульдоговые летучие,Molossidae オキキコウモリ科

мыши обыкновенные летучие (= гладконосые), Vespertilionidae ヒナコウモリ科

мыши подковоносые летучие,Rhinolo- phidae キクガシラコウモリ科

мышиные (= мышеобразные,мыши),Muridae ネズミ科

мышовка,Sicista オナガネズミ属

мышовка алтайская,Sicista napaea アルタイオナガネズミ

мышовка длиннохвстая,Sicista caudata オナガネズミ

мышовка кавказская,Sicista caucasica コーカサスオナガネズミ

мышовка лесная,Sicista betulina
モリオナガネズミ(ネズミ目トビネズミ科).体長7cm,尾が長く9〜10m.背側は黄褐色で,鼻先から尾の付け根まで黒い縦縞があり,腹側は灰色.ヨーロッパ地方,西シベリア南部,東シベリア南西部に分布し,森林や森林ステップに生息する.木の根元などの隙間に巣を造り,5〜7月に1回に3〜8子を産む.昆虫,草,木の実などを食べる.木登りがうまく,おもに夜行性.冬に冬眠する.

мышовка степная,Sicista subtilis
ステップオナガネズミ(ネズミ目トビネズミ科).体長6cm,尾は細長く9cm.背側は黄灰色で,鼻先から尾の付け根まで黒い縦縞があり,腹側は背側より淡色.ヨーロッパ地方南部,カザフスタン北部,西シベリア南部の森林ステップ,ステップ,半砂漠に生息する.他のげっ歯類の巣を利用し,5〜7月に1回に3〜7子を産む.昆虫,草,木の実などを食べる.おもに夜行性.冬に冬眠する.

мышовка тянь-шаньская,Sicista tianschanica テンザンオナガネズミ

мышь ネズミ類.ネズミ科(Muridae)のネズミ類のうち尾の長い小・中型の種の総称.尾の長い大型の種はкрысаと言われる → крыса

мышь восточноазиатская (= азиатская лесная мышь),Apodemus peninsulae
ハントウアカネズミ(ネズミ目ネズミ科).体長10cm,尾は体長よりやや短い.耳が大きい.背側は赤茶色,腹側は白い.東シベリアの大部分と極東の森林や森林ステップに生息する.春〜夏に繁殖し,1回に4〜7子を産む.草の種子,木の実,昆虫,漿果などを食べる.夜行性.日本では北海道に生息する.

мышь горная (=малоазийская лесная мышь),Apodemus mystacinus ヒロバアカネズミ

мышь домовая,Mus musculus
ハツカネズミ(ネズミ目ネズミ科).体長10m前後で,尾は体長よりやや短い.背側は灰色ないし灰褐色で,腹側は淡色.極北を除く旧ソ連全域に分布し,人家や農耕地に生息する.繁殖力は旺盛で,条件がよければほぼ1年じゅう繁殖し,1回に5〜7子を産む.草の種子,畑の穀物を食べる.野外では地下に簡単な坑道をつくって生活する.おもに夜行性.日本にも生息する.

мышь желтогорлая,Apodemus flavicollis キクビアカネズミ

мышь красная (= японская мышь),Apodemus speciosus アカネズミ

мышь лесная,Apodemus sylvaticus
モリアカネズミ(ネズミ目ネズミ科).体長7〜12cmで,尾長は体長とほぼ同じ.耳が大きい.背側は赤茶色,腹側は白い.ヨーロッパ地方,カフカス,中央アジア,カザフスタン,西シベリア南部に分布し,森林に生息する.樹洞や倒木の下などに巣を造り,春〜夏に2〜3回,1回に5〜6子を産む.木の実,漿果,昆虫などを食べる.夜行性.

мышь лесная азиатская = восточно- азиатская мышь

мышь летучая
コガタコウモリ類(ショウコウモリ類).エコロケーションをする小型の食虫性コウモリの総称.ロシア語には「コウモリ」に当たる固有の名称がなく,大体属ごとに,вечерница,нетопыр,ночница,ушанなどの名称がある.летучая мышьは「コウモリ」と訳されているが,コウモリはコウモリ目(рукокрылые,Chiroptera)全体を指し,オオコウモリ類(крылан (= летучая собака,летучая лисица)も含むので,厳密に言うと「летучая мышь」を「コウモリ」とするのは不適切.

мышь-малютка,Micromys minutus
カヤネズミ(ネズミ目ネズミ科).体長5〜7cmで,尾長は体長より長い.背側は黄褐色から赤褐色,腹側は白い.ヨーロッパ地方南部と極東に分布し,森林ステプ,ステップ,草地など,草丈の高い所に生息する.草の茎や低木の枝に地上20〜50cmの高さに草で球型の巣を造り,春〜夏に2〜3回,1回に6〜7子を産む.草や木の種子,昆虫を食べる.夜行性.長い尾を草に巻きつけて上手に登る.日本では本州以南に生息する.

мышь малоазийская лесная = горная мышь

мышь полевая,Apodemus agrarius
セスジネズミ(ネズミ目ネズミ科).体長12cm.尾は体長より短い.背側は黄褐色で中央に黒い縦縞があり,腹側は白っぽい.ヨーロッパ地方中央部,カザフスタン東部,しべエリア南部,極東南部の森林,森林ステップ,草地,農耕地などに生息する.春〜夏に1〜2回,1回に6〜7子を産む.草の種子,茎や葉,昆虫,畑の穀類などを食べる.夜行性.

мышь японская = красная мышь

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Н

нагурзка промысловая 狩猟圧

надклювье 上嘴

надхвостье = верхние кроющие хвоста

напевка = подпесня

нарвал (= единорог),Monodon monoceros
イッカク(クジラ目イッカク科).体長約5m.歯鯨の1種.頭は丸く背鰭はない.成体では背側が褐色で暗色斑があり,腹は白っぽい.雄の上顎左側の先端の歯が長くのび,3mにも達し.これが角のように見える.雌では長くならない.北極海に分布する.小群でおり,かなり深く潜水でき,おもにイカ類を食べるほか,魚類,甲殻類も食べる.

наряд брачный 生殖羽.多くの場合夏羽と同じ.

наряд весенный (= летнее оперение) 夏羽

наряд гнездовой 幼羽

наряд дефинитивный 正羽(контурное перо,contour feather)の羽衣

наряд осенный 冬羽

наряд пуховой 幼綿羽(пуховое перо,natal down)の羽衣

насекомоядные,Insectivora
モグラ目.多くの種で吻部は尖り,目は小さいか,退化して皮膚下にある.体は小型のものが多い.ほとんどが,昆虫,小動物を食物とする.地表,地下で活動し,まれに水辺で生活する種もいる.белозубка,бурозубка,выхухоль,ёж,кротなどがいる

насиживание 抱卵.雌雄とも抱卵する種,雌だけ,または雄だけが抱卵する種がいる.

начёвка 塒.夜に眠る場所.

неворобьиные,Non-Passeriformes 非スズメ目.スズメ目鳥類以外の全ての目の鳥類.→ воробьиные

непарнокопытные,Perospdactyla
ウマ目.足指の数が1本または3本の奇数で,蹄をもつ.草食性で,歯は草食に適した形態をしている.кулан,лошадьなどがいる.

нерпа байкальская = байкальский тюлень

нерпа каспийская = каспийский тюлень

нерпа кольчатая (акиба,кольчатый тюлень,обыкновенная нерпа),Phoca hispida
  ワモンアザラシ(アザラシ目アザラシ科).体長1.4m.体色には変異があるが,普通背側が暗褐色で,白っぽい環状の斑があり,腹側は灰色.北氷洋のバレンツ海,白海からベーリング海まで,オホーツク海,日本海北部,バルト海,フィンランド湾,ラドガ湖に分布する.おもに沿岸部におり,ほどんど回遊をしない.冬にはおもに氷上で生活する.魚類,甲殻類を食べる.雌は3〜4月に氷上で1子を産む.出産後に交尾する.

нерпа пёстрая (= ларга,пятнистая нерпа),Phoca largha
ゴマフアザラシ(アザラシ目アザラシ科).体長1.5〜2mで,雌はやや小さい.灰色,銀灰色で,背に暗色の小斑がある.バレンツ海,日本海,オホーツク海,ベーリング海,チュコト海の沿岸部に生息する.冬に氷上で出産する.子は白いが(белёкと言われる),生後20日くらいで換毛する.イカ,魚類,甲殻類などを食べる.
обыкновенный тюлень,Phoca vitulinaと同種とする見解がある.→ обыкновенный тюлень

нетопырь,Pipistrellus アブラコウモリ属

нетопырь восточный,Pipistrellus abramus アブラコウモリ

нетопырь-карлик,Pipistrellus pipistrellus
ヨーロッパアブラコウモリ(コウモリ目ヒナコウモリ科).体長4cm前後.背側は褐色から灰黄色で,腹側は淡色.ヨーロッパ地方南西部,カフカス,カザフスタン,中央アジアに分布し,おもに人家付近に生息する.大きなコロニーをつくるが,雄はおもに単独でいる.日中は屋根裏など人家の物陰におり,暗くなると飛び出し,ガやカなどの昆虫を食べる.6〜7月に普通2子を産む.冬には建物などで越冬するが,一部は南に渡る.

нетопырь кожановидный,Pipistrellus savii オオアブラコウモリ

нетопырь среднеземноморский,Pipistrellus kuhli クールアブラコウモリ

нетопырь Натузиуса,Pipistrellus nathusii ナザシイアブラコウモリ

неясыть フクロウ類.狭義のフクロウ類で,フクロウ属(Strix)の鳥類の総称.耳のように見える羽角がなく,丸顔である.夜行性.

неясыть бородатая (=камменная неясыть),Strix nebulosa
カラフトフクロウ(フクロウ目フクロウ科).全長69cm.背側は灰褐色,灰色のまだらで,腹側は淡褐色で暗色斑がある.顔盤(лицевой диск)には灰白色と灰褐色の同心円状の模様がある.ヨーロッパ地方からオホーツク海沿岸までの森林帯に分布し,おもに針葉樹林に生息する.他の猛禽類の古巣を利用して,4〜5月に産卵する.おもにげっ歯類を捕らえて食べる.留鳥.

неясыть длиннохвостая,Strix uralensis
フクロウ(フクロウ目フクロウ科).全長50cm.背側は灰白色,黒色,褐色のまだらで,顔(顔盤)は灰白色,腹側は白色で暗色の縦斑がある.ヨーロッパ地方から極東南部までの森林帯に分布し,おもに針葉樹林や針広混交林に生息する.樹洞を巣とし,4月に産卵する.おもに小型げっ歯類を食べる.留鳥.日本にも生息する.

неясыть камменная=бородатая неясыть

неясыть серая,Strix aluco
モリフクロウ(フクロウ目フクロウ科).全長38cm.体の色に灰色型と赤色型があり,前者では背側が灰褐色で暗色斑があり,腹側は淡灰色で暗色の縦斑がある.後者では前者の灰色部分が赤味を帯びる.ヨーロッパ地方南部の森林や公園に生息する.樹洞,猛禽類やカラスの古巣を利用して4月に産卵する.ネズミ類など小型げっ歯類を食べる.留鳥.

норка,Mustela イタチ属

норка американская,Mustela vison
ミンク(ネコ目イタチ科).体長33〜45cm,尾長18〜25cm.北アメリカ原産.体は細長く,四肢は短い.背側は暗褐色で,下唇と下顎が白く,また胸と喉に白斑があることがある.毛は長く密である.1933〜1959年に飼育のため各地に導入され,野生化したものが川沿いや湖岸などに生息する.4〜5月に4〜6子を産む.小型げっ歯類,魚類,カエルなどを食べる.泳ぎがうまく,おもに夜行性. 日本でも野生化している.

норка европейская,Mustela lutreola
ヨーロッパイタチ(ネコ目イタチ科).体長28〜43cm,尾長12〜19cm.体は暗褐色,腹側は淡色で,下顎が白い.毛は短く密である.ヨーロッパ地方,西シベリアに分布し,川沿いや湖岸など水辺に生息する.自分で穴を掘ったり,他の動物の古巣を隠れ場として利用し,4〜5月に4〜5子を産む.おもに夜行性で,小型げっ歯類,魚類,カエル,水生昆虫などを食べる.泳ぐことができる.

ночёвка 就塒

ночница,Myotis ホオヒゲコウモリ属

ночница Бехштейна = длинноухая ночница

ночница большая,Myotis myotis オオホオヒゲコウモリ

ночница Брандта → усатая ночница

ночница водяная,Myotis daubentonii
ヨーロッパドーベントンコウモリ(コウモリ目ヒナコウモリ科).翼を開くと20cmくらい.背側は灰褐色,腹側は灰白色.ヨーロッパ地方中部から西シベリア南西部にかけて分布し,森林に生息する.日中は樹洞や建物の隙間などにいて,夜明け前と夕方に飛び出し,カやガを捕らえて食べる.6月に出産する.冬には冬眠するが,一部は南に渡る.
восточная ночница(Myotis petax,ドーベントンコウモリ)がシベリア南東部からロシア極東にかけて分布する.

ночница восточная → водяная ночница

ночница длиннопалая,Myotis macro- dactylus,モモジロコウモリ.この種をMyotis capacciniiの1亜種とする見解がある.

ночница длинноухая (= ночница Бехштейна),Myotis bechsteini ベクシュタインコウモリ

ночница длиннохвостая,Myotis frater カグヤコウモリ

ночница Иконникова,Myotis ikonnikovi ヒメホオヒゲコウモリ

ночница Наттерера,Myotis nattereri
ノレンコウモリ(コウモリ目ヒナコウモリ科).全長10cm前後.体は暗褐色.ヨーロッパ地方と沿海地方に分布する.日中は洞穴におり,夜に林内で飛んでいる昆虫を捕らえて食べる.日本にも生息する.

ночница остроухая,Myotis oxygnathus コネズミミミコウモリ

ночница прудовая,Myotis dasycneme
ミズベホオヒゲコウモリ(コウモリ目ヒナコウモリ科).翼を開くと25cmくらい.背側は茶褐色ないし黒褐色,腹側は淡い.ヨーロッパ地方中部,西シベリアのエニセイまで分布する.雌は大きな建物の屋根裏などに大きなコロニーをつくるが,雄は単独または小群でいる.日中は樹洞や屋根裏におり,日没後と夜明け前に飛び出し.水面近くで飛んでいる昆虫をとる.冬は洞窟などで冬眠するが,一部は南に渡る.

ночница трехцветная,Myotis emarginatus ケナガホオヒゲコオウモリ

ночница усатая,Myotis mystacinus
ホオヒゲコウモリ(コウモリ目ヒナコウモリ科).翼を開くと21cm程度.背側は暗褐色,ときには黒色で,腹側は淡い.ヨーロッパ地方南部,シベリアの南半分,カフカス.カザフスタン,中央アジア,極東に分布する.日中は屋根裏,樹洞,洞窟におり,夜間に活動する.雌は小さなコロニーをつくり,雄は単独でいる.池や川の岸,樹木の間を飛びながら小型昆虫を捕らえて食べる.6〜7月に出産する.冬は洞窟などで冬眠するが,北部に生息するものは南に渡る.日本にも生息する.
ヨーロッパ地方からシベリア,極東に分布するものを別種ночница Брандта (Myotis brandti,ブラントホオヒゲコウモリ)とする見解がある.

нутрия (= болотный бобр,коипу),Myocastor coypus
ヌートリア(ネズミ目ヌートリア科).体はずんぐりしており,頭が大きく,体長50〜80cm.後足に水かきがある.背側は茶褐色,腹側は淡い.南アメリカ原産で,移入されてザカフカス,中央アジアに分布する.湖.湿地で半水生生活をし,泳ぎがうまい.巣を水辺に掘り,ほぼ一年中繁殖し,1回に4〜6子を産む.水辺の植物の葉,茎,根を食べる.上毛を抜き下毛だけの毛皮をобезьянкаということがある.日本にも毛皮用に移入・飼育され,一部では野生化している.

нутриевые (= нутрии),Myocastoridae ヌートリア科
нырок アカハジハジロ類.アカハシハジロ属(Netta) のカモ類の総称.潜水する.スズガモ属(Aythya)のカモ類にнырокを用いる場合がある.

нырок белоглазый = белоглазая чернеть

нырок Бэров = чернеть Бэра

нырок красноголовый = красноголовая чернеть

нырок красноносый (= краснобаш),Netta rufina アカハシハジロ

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О

обезьянка → нутрия

облик криптический 隠蔽色(cryptic coloration).

овсянка
ホオジロ類.ホオジロ科鳥類のうち,ホオジロ属(Emberiza)のほか,ゴマフスズメ属(Passerella),ミヤマシトド属(Zono- trichia)などを含む小鳥類の総称.

овсянка американская рыжая = пестро- грудая овсянка

овсянка аспидная → седоголовая овсянка

овсянка белошапочная,Emberiza leuco- cephala
シラガホオジロ(スズメ目ホオジロ科).全長17cm.雄の夏羽では背,胸,頭側面は赤褐色で胸に白い横帯があり,翼と尾は褐色,頭上部と下腹部は白い.雌では頭上が灰褐色,胸は淡褐色で暗色の縦斑がある.西シベリアからオホーツク海沿岸にかけての森林帯に分布し,森林や低木林に生息する.地上に巣を造り,5〜6月に産卵する.種子や昆虫などを食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本には冬鳥としてまれに渡来する.

овсянка воробьиная,Spizella arborea ムナフヒメドリ

овсянка горная,Emberiza cia ハイガシラホオジロ

овсянка длиннохвостая = красноухая овсянка

овсянка-дубровник = дубровник

овсянка желтобровая,Emberiza chrysophrys キマユホオジロ

овсянка желтогорлая,Emberiza elegans ミヤマホオジロ

овсянка жёлчная,Emberiza bruniceps チャキンチョウ

овсянка каменная = скальная овсянка

овсянка камышевая (= тростниковая овсянка),Emberiza schoeniclus
オオジュリン(スズメ目ホオジロ科).全長16cm.雄の夏羽では頭部と喉が黒く,嘴基部から髭状の白色部があり,頚が白い.背側は赤褐色で黒い縦斑があり,胸,腹は白い.雌の頭上と頬は褐色,背側の色は雄より灰色を帯びる.ヨーロッパ地方から東シベリアの森林帯,沿海地方南部,サハリン,カムチャツカに分布し,水辺の低木林やヨシ原に生息する.地上に巣を造り,5〜6月に産卵する.種子や昆虫などを食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本にも夏鳥として渡来する.
同属のрыжешейная овсянка (Emberiza yessoensis,コジュリン)が沿海地方南部に生息する.日本にも生息するが,稀である.

овсянка красноклювая,Emberiza caesia ノドアカホオジロ

овсянка красноухая (= длиннохвостая овсянка),Emberiza cioides
ホオジロ(スズメ目ホオジロ科).全長16cm.雄の頭上と背は茶褐色で黒い縦斑があり,腰は赤褐色,顔は黒と白の縞模様で,胸と脇腹は茶褐色,腹は白い.雌では雄の顔の黒い部分が褐色.ザバイカルから極東南部まで分布し,低木林に生息する.地上,低木,草むらに巣を造り,5〜6月に産卵する.種子や昆虫などを食べる.冬にはやや南に移動する.
同属のошейниковая овсянка (Emberiza fucata,ホオアカ)がホオジロとほぼ同じ地域に分布するが,おもに草原,湿原に生息する.渡り鳥で冬には南に渡る.2種とも日本に生息する.

овсянка-крошка,Emberiza pusilla
コホオアカ(スズメ目ホオジロ科).全長13cm.雄の頭部は赤褐色で眼上に黒い線があり,背側は灰褐色で黒い縦斑がある.喉,胸,腹は白く,暗色の縦斑がある.雌の頭部の色は淡い.ヨーロッパ地方から極東北部までの森林帯北部に分布し,低木林,森林ツンドラ,森林に生息する.地上に巣を造り,6〜7月に産卵する.昆虫や種子などを食べる.渡り鳥で冬には南に渡る.日本には冬鳥としてまれに渡来する.

овсянка обыкновенная,Emberiza citrinella
キアオジ(スズメ目ホオジロ科).全長16cm.雄では頭部と腹側が黄色で,眼の後と頬に黒縞があり,背側は赤褐色で暗色の縦斑がある.雌では雄に比べて黄色部の鮮やかさがない.ヨーロッパ地方から西シベリア,東シベリアにかけて分布し,森林ステップ帯やステップ帯の低木のある環境や伐採跡地などに生息する.地上に巣を造り,5〜6月に産卵する.種子や昆虫などを食べる.冬にはやや南に移動する.日本には迷鳥として渡来する.

овсянка огородная,Emberiza cirlus ノドグロアオジ

овсянка ошейниковая → красноухая овсянка

овсянка пестрогрудая (= американская рыжая овсянка),Passerella iliaca ゴマフスズメ

овсянка полярная,Emberiza pallasi
シベリアジュリン(スズメ目ホオジロ科).全長14cm.雄の夏羽では頭部と喉が黒く,嘴基部から髭のように白色部があり,頚が白い.背側は灰褐色で黒い縦斑があり,胸,腹は白い.雌の頭上と頬は褐色.西シベリアからオホーツク海沿岸,アムール川中流域まで広く分布し,ツンドラ,川沿い,山岳ツンドラの低木のある所に生息する.地上に巣を造り,6〜7月に産卵する.種子や昆虫などを食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本にも冬鳥としてまれに渡来する.

овсянка-ремез,Emberiza rustica
カシラダカ(スズメ目ホオジロ科).全長15cm.雄の夏羽では頭上と頬が黒色,眼上の眉斑,喉,腹は白色,背側は茶褐色で暗褐色の縦斑があり,胸に褐色の帯と黒色斑がある.雌では頭上と頬が褐色.雌雄とも冠羽がある.ヨーロッパ地方からカムチャツカ,アナジール地方までの森林に生息する.地上に巣を造り,5〜6月に産卵する.昆虫や種子などを食べる.渡り鳥で冬には南に渡る.日本には冬鳥として渡来する.

овсянка рыжая,Emberiza rutila
シマノジコ(スズメ目ホオジロ科).全長14cm.雄の夏羽では頭,胸,背,腰が赤茶色,腹は黄色で,脇腹に灰黒色の縦斑がある.雌では背側が灰褐色で黒い縦斑があり,腰は赤茶色,腹側は黄色で黒い縦斑がある.東シベリア南部と極東南部に分布し,森林の低木のある所に生息する.地上に巣を造り,6月に産卵する.地上で昆虫や種子などを食べる.渡り鳥で冬には南に渡る.日本には迷鳥として渡来する.

овсянка рыжешейная → камышевая овсянка

овсянка саванная,Ammodramus sandwichensis サバンナシトド

овсянка садовая,Emberiza hortulana
ズアオホオジロ(スズメ目ホオジロ科).全長16cm.雄の頭部と胸は淡灰色,喉は黄色味を帯び,翼と尾は褐色で,体のその他の部分は褐色.雌には胸の灰色がなく,暗色の縦斑がある.ヨーロッパ地方南部から東シベリア南部にかけて分布し,低木林やステップなど開けた環境に生息する.地上に巣を造り,5〜6月に産卵する.昆虫や種子などを食べる.渡り鳥で冬には南に渡る.

овсянка седоголовая,Emberiza spodocephala
アオジ(スズメ目ホオジロ科).全長16cm.雄の頭部と背は灰緑色,腰は茶褐色,腹側は黄緑色で胸と脇腹に灰黒色の縦斑がある.雌の眼上の眉斑は淡黄色.東シベリア南部と極東南部に分布し,低木林や林縁に生息する.地上または低木に巣を造り,5〜6月に産卵する.昆虫や種子などを食べる.渡り鳥で冬には南に渡る.
同属のаспидная овсянка(= сизая овсянка,японская овсянка,Emberiza variabilis ,クロジ)が,サハリン南部,千島列島,カムチャツカ南部に生息する.これら2種とも日本に生息する.

овсянка сизая → седоголовая овсянка

овсянка скальная (= каменная овсянка,скалистая овсянка) ,Emberiza buchanani イワバホオジロ

овсянка Стюарта,Emberiza stewarti シロズキンシトド

овсянка таёжная (= черногорлая овсянка),Emberiza tristami シロハラホオジロ

овсянка тростниковая = камышевая овсянка

овсянка чернобровая,Zonotrichia atricapilla キガシラシトド

овсянка черноголовая,Emberiza melano- cephala ズグロチャキンチョウ

овсянка черногорлая = таёжная овсянка

овсянка Янковского,Emberiza jankowskii コマホオジロ

овсянка японская → седоголовая овсянка

овсянковые,Emberizidae ホオジロ科

огарь(=красная утка),Tarorna ferruginea
アカツクシガモ(カモ目カモ科).全長64cm.体は赤褐色で,翼の前半は白く,後半と尾は黒い.雄の頚には黒い首輪がある.ノヴァヤ・ゼムリャ沿岸,カラ海,ラプチェフ海,東シベリア海沿岸に分布し,湖沼や川沿いに生息する.数つがいがまとまって水辺近くで巣穴を掘ったり,キツネなどの古巣を利用して巣を造り,4月に産卵する.水面の植物などを食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本には冬鳥としてまれに渡来する.

олени = оленьи

олень благородный (= изюбрь,марал,настоящий олень),Cervus elaphus
アカシカ(ウシ目シカ科).体長1.7〜2.4m,肩での高さ1.2〜1.5m.枝角は大きく,5尖以上,多いものでは12尖もある.夏には赤褐色で,腹側は淡く,冬には灰褐色となる.子には白斑がある.ヨーロッパ地方,ザバイカル,クリミア,カフカス,中央アジア山地,シベリア南部,アルタイ,極東の森林に生息する.交尾期は9〜10月で,雄はよく唸り,雌をめぐって闘う.一夫多妻でハレムをつくる.雌は5〜6月に出産する.肉,皮,袋角(панты)が資源として利用される.草,木の葉,小枝,樹皮などを食べる.
体の大きさ,色,角の形には地域差があり,中央アジア山地,シベリア南部のバイカルまでに生息するもをмарал,バイカル以東,極東のものをизюбрьということがある.

олень пятнистый,Cervus nippon
ニホンジカ(ウシ目シカ科).体長1.5〜1.8m,肩での高さ1m前後.枝角は4尖.夏には赤褐色で,白斑があるが,冬には灰褐色となる.ロシア沿海地方の森林に生息するが,ヨーロッパ地方にも移入されている.交尾期は9〜10月で,雄はよくなき,雌をめぐって闘う.一夫多妻である.雌は5月に1〜2子を産む.草,木の葉,小枝,樹皮などを食べる.日本にも生息する.

олень северный,Rangifer tarandus
トナカイ(ウシ目シカ科).体長1.8〜2.2m,肩での高さ1〜1.4m.雌雄ともに角があるが,雌では小さい.色は灰褐色から黒褐色まで変異があり,冬には淡くなる.蹄は幅広く,雪上を歩くときには指が広がる.ヨーロッパ地方北部,シベリア北部,極東北部のツンドラ,森林ツンドラに生息し,群れ生活をする.交尾期は9〜10月で,雄は雌10数頭をつれハレムをつくる.雌は5〜6月に1子を産む.冬には地衣類,夏には草,小枝などを食べる.
оленьи (= олени),Cervidae
シカ科.多くは雄に角(枝角ветвистый рог)があり(トナカイでは雌にも角がある),毎年春先に落ち,夏までに生える.尻部は白く,「尾鏡(зеркало)」と言われる.秋は発情期で,雄間で雌をめぐる争いがある.кабарга,косуля,лосьもシカ科である.

олуша бурая,Sula leucogaster カツオドリ

олуша красноногая,Sula sula アカアシカツオドリ

олуша северная,Sula bassana シロカツオドリ

олушевые,Sulidae カツオドリ科

оляпка,Cinclus cinclus
ムナジロカワガラス(スズメ目カワガラス科).全長18cm.体は黒褐色で,胸から腹にかけて白い.ヨーロッパ地方に分布し,川の上流部に生息する.川岸の岩の間などにコケで巣を造り,5〜6月に産卵する.水中で水生昆虫や小魚を捕らえて食べる.留鳥.
近縁のбурая оляпка(Cinclus pallasii,カワガラス)が極東南部,オホーツク海沿岸部,カムチャツカ,サハリンに分布する.日本にも生息する.これら2種はスズメ目鳥類の中で潜水できる唯一のグループである.

оляпка бурая → оляпка

  оляпковые (= оляпки),Cinclidae カワガラス科

опахало 羽弁.羽毛の軸から扁平に広がる部分.

онагр = кулан

ондатра (= мускусная крыса),Ondatra zibethicus
マスクラット(ネズミ目キヌゲネズミ科).体長25〜30cm,尾は長く扁平で,後足の指の間に列状に硬毛があり,水かきの代わりになる.体は黄褐色から黒褐色.肛門近くに臭腺があり,ジャコウの臭いのある分泌物を出す.北アメリカ原産であるが,移入され,ほぼロシア全域に分布する.川や湖で半水生生活をし,泳ぎがうまい.岸に巣穴を掘ったり,草を積重ねて「小屋хатка」を造る.春早くから繁殖し,年に1〜3回,1回に7〜8子を産む.おもに水辺の植物を食べる.
ондатраに「ジャコウネズミ」を用いている露和辞典が見受けられるが,日本には「ジャコウネズミSuncus murinus」(モグラ目トガリネズミ科)というまったく別の種が生息しているので,この和名は不適切である.

оперение 羽衣.鳥の体を覆っている羽毛全体.

оперение гнездовое 幼羽.一般に1年目,大型の種では2〜3年は成鳥と異なる羽色をしている.

оперение летнее 1)夏羽.繁殖期の羽衣で,多くの種では雄で冬羽より美しい.→брачный наряд 2)エクリプス.カモ類では繁殖終了後に換羽し,晩夏から秋に再び換羽するまで,雄は雌のような地味な色となるが,この状態を言う.

ополовник = длиннохвостая синица

ополовники = длиннохвостые синицы

орёл → орлан

орёл восточный хохлатый = хохлатый орёл

орёл длиннохвостый = ястребиный орёл

орёл-карлик,Hieraaetus pennatus
ヒメクマタカ(タカ目タカ科).全長46〜53cm.色には2型あり,淡色型(светлая фаза)では背側は褐色,腹側は黄白色で暗色の縦斑があり,尾に縞がなく淡色.暗色型(тёмная фаза)では全体に赤褐色.トルクメニヤ,キルギスから西シベリアと東シベリアの最南部に分布し,森林や森林ステップに生息する.高木にある他の猛禽類やカラスの古巣を利用して4月末に産卵する.小鳥,まれにネズミやカエルを捕らえて食べる.渡り鳥で,冬には南下する.

орёл степпной,Aquila rapax
ソウゲンワシ(タカ目タカ科).全長66〜79cm.体全体に黒褐色.ウクライナからカザフスタンにかけて分布し,樹木のないステップ,砂漠に生息する.地上に巣を造り,4〜5月に産卵する.飛びながらげっ歯類やウサギを探し,捕らえて食べる.

орёл хохлатый (= восточный хохлатый орёл),Spizaetus nipalensis クマタカ

орёл ястребиный (= длиннохвостый орёл),Hieraaetus fasciatus ボネリークマタカ

ореховка = кедровка

орешек = крапвник

ориентация 定位(orientation)

орлан
オジロワシ類.オジロワシ属(Haliaeetus)のワシ類の総称.タカ科鳥類の中で最も大型で,先端が鉤型の鋭い嘴をもつ.орёлもワシ類であるが,イヌワシ属(Aquila)のほか,クマタカ属(Spizaetus),ヒメクマタカ属(Hieraaetus)のようにорланよりやや小型の種を指す.これら全ての種で雄より雌の方が大きい.

орлан белоголовый,Haliaeetus leuco- cephalus ハクトウワシ

орлан белоплечий,Haliaeetus pelagicus
オオワシ(タカ目タカ科).全長88〜102cm.体の色は褐色で,翼の前半と尾は白く,翼をたたんでいるときには,「肩が白く」見える.嘴は大きく,黄色.サハリン北部,オホーツク海沿岸,カムチャツカに分布し,おもに海岸に生息する.高木や海岸の崖に枝を積み重ねて大きな巣を造り,4月に産卵する.同じ巣を何年も使う.サケ類,カモやカモメなどの鳥類,アザラシの子やウサギなどを捕らえて食べる.一部の個体は冬に南に渡る.日本には冬鳥として渡来する.
亜種チョウセンオオワシорлан чёрный (H.p. niger)を分ける見解もある.

орлан-белохвост,Haliaeetus albicilla
オジロワシ(タカ目タカ科).全長80〜95cm.体の色は褐色であるが,頭部は淡色で,尾が白く,嘴は灰黄色.ヨーロッパ地方からチュコト半島まで広く分布し,海岸,大きな湖沼,大きな川の流域に生息する.高木に枝を積み重ねて大きな巣を造り,3〜4月に産卵する.同じ巣を何年も使う.カモやカモメなどの鳥類,ウサギ,魚類などを捕らえて食べる.北部に生息するものは冬には南に渡る.日本にも生息する.

орлан-долгохвост,Haliaeetus leucoryphus キガシラウミワシ

орлан чёрный チョウセンオオワシ. белоплечий орлан(オオワシ)の黒化型,または亜種Haliaeetus pelagicus niger,さらに別種とする見解がある.

осоед,Pernis apivorus
ハチクマ(タカ目タカ科).全長57〜61cm.背側は暗褐色,腹側の色には淡褐色から白っぽいものまで変化があり,暗色の縦斑がある.ヨーロッパ地方からシベリア南部,極東南部にかけて分布し,森林に生息する.高木に巣を造り,6〜7月に産卵する.昆虫,とくにハチの巣を探し好んで食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本にも夏鳥として渡来する.
シベリア南部と極東南部に分布するものを別種とする見解がある.この場合,西部はобыкновенный осоед (Pernis apivorus,ヨーロッパハチクマ),東部がхохлатый осоед (Pernis ptilorhyncus,ハチクマ)となる.

осоед хохлатый,осоед обыкновенный → осоед

отлёт 渡去

отношение брачное 配偶様式,配偶システム,mating system

отросток мышечный (=коронариный отросток) 筋突起.哺乳類の下顎骨の一部

отросток суставной 関節突起.哺乳類の下顎骨の一部

отросток угловый 角突起.哺乳類の下顎骨の一部

очин 羽軸

ошкуй = белый медведь

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П

паламедееиые,Anhimae サケビドリ亜目

палец 趾.鳥類の足指

пантера = леопард

панты 袋角 → ветвистый рог

паразитизм гнездовой 託卵 → кукушка обыкновенная

парение = разведывательный полёт

парнокопытные,Altiodactyla
ウシ目.指の数が2本または4本で,指先に蹄をもつ.草食性で,イノシシ,カバを除き,食べたものを反芻する.кабан,оленьなどがいる.
пастушковые,Rallidae クイナ科

пастушок (= водяной пастушок),Rallus aquaticus
クイナ(ツル目クイナ科).全長29cm.背側と胸側面は黄褐色で黒い縦斑があり,顔と胸は灰青色,腹と脇腹には黒と白の横縞がある.嘴はやや長い.ヨーロッパ地方から極東南部までの北緯60〜65度以南に分布し,森林から草原までいろいろの環境に生息する.水辺の草むらの地上に巣を造り,5月ころから産卵する.おもに夜行性.泳くこともできる.ミミズや昆虫などを食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本にも生息する.

пасюк = серая крыса

певун миртовый,Dendroica coronata キヅタアメリカムシクイ

певун речной,Seiurus noveboracensis キタミズツグミ

певуны лесные,Parulidae アメリカムシクイ科

пеганка,Tadorna tadorna
ツクシガモ(カモ目カモ科).全長63cm.頭部と頚上部は緑色光沢のある黒色で,体は白く,肩から胸に茶褐色の帯があり,肩から後方と胸から腹にかけて黒い帯がある.嘴は赤く,繁殖期の雄の上嘴基部に瘤がある.ウクライナ南部,カザフスタン,東シベリア最南部に分布し,ステップ帯や砂漠帯の塩水湖に生息し,穴を掘ったり,キツネなどの古巣を利用して,巣を造り,5月に産卵する.水生昆虫や植物を食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本には冬鳥として渡来する.

пеганка хохлатая,Tadorna cirstata カンムリツクシガモ

пеликан кудрявый,Pelecanus crispus ハイイロペリカン

пеликан розовый,Pelecanus onocrotalus モモイロペリカン

пеликановые,Pelecanidae ペリカン科

пеликанообразные,Pelecaniformes ペリカン科

пеночка
メボソムシクイ類.メボソムシクイ属(Phylloscopus)の小鳥類の総称.種が違っても体の色はよく似ているが,雄の囀りが種ごとに特徴がある.

пеночка бледноногая,Phylloscopus tenellipes アムールムシクイ

пеночка бурая ,Phylloscopus fuscatus
ムジセッカ(スズメ目ウグイス科).全長11cm.背側は灰褐色で,眼上に淡黄褐色の眉斑があり,腹側は褐色を帯びた白色.東シベリア南部と極東に分布し,森林や低木林に生息する.地上や低木の低い所に覆いのある巣(шалашик)を造り,5〜6月に産卵する.おもに昆虫を食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本には旅鳥としてまれに渡来する.

пеночка-весничка(= весничка),Phyllo- scopus trochilus
キタヤナギムシクイ(スズメ目ウグイス科).全長11cm.背側は灰緑色,腹側は黄白色で,眼に黄白色の眉斑がある.ヨーロッパ地方からアナディールまでの森林帯に広く分布し,おもに森林に生息する.地上に覆いのある巣(шалашик)を造り,5〜6月に産卵する.おもに昆虫を食べる.渡り鳥で,冬には南下する.日本には迷鳥として渡来した記録がある.

пеночка гималайская,Phylloscopus subviridis アフガンムシクイ

пеночка желтобрюхая,Phylloscopus nitidus ミドリムシクイ

пеночка-зарничка (= зарничка),Phyllo- scopus inornatus
キマユムシクイ(スズメ目ウグイス科).全長11cm.背側は緑色を帯びた褐色で,眼に黄白色の眉斑があり,腹側は灰白色.西シベリア中部から,東シベリア,極東のアナジール川上流部辺りまで分布し,森林に生息する.地上に覆いのある巣を造り,6月に産卵する.おもに昆虫を食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本には冬鳥としてまれに渡来する.

пеночка зелёная,Phylloscopus trochiloides
ヤナギムシクイ(スズメ目ウグイス科) .全長11cm.背側は緑色を帯びた褐色で,翼に淡色の縦縞が1本あり,眼上の眉斑は黄白色,腹側は黄色味のある灰白色.ヨーロッパ地方中部からオホーツク海沿岸までのほぼ北緯65度以南に分布し,おもに森林に生息する.地上や低木の低い所に覆いのある巣を造り,6〜7月に産卵する.おもに昆虫を食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.

пеночка зеленокрылая,Phylloscopus occipitalis ニシセンダイムシクイ

пеночка индийская,Phylloscopus griseolus オリーブムシクイ

пеночка иранская,Phylloscopus neglectus クロアシムシクイ

пеночка корольковая,Phylloscopus proregulus
カラフトムシクイ(スズメ目ウグイス科).全長10cm.背側は黄緑色,翼に黄色の縦縞が2本あり,眼上の眉斑は黄白色,腹側は黄色を帯びた白色.東シベリア南部と極東南部に分布し,針葉樹林や針広混交林に生息する.樹上に覆いのある巣を造り,6月に産卵する.おもに昆虫を食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本には旅鳥としてまれに渡来する.

пеночка сахалинская,Phylloscopus borealoides エゾムシクイ

пеночка светлоблюхая,Phylloscopus bonelli ボネリームシクイ

пеночка светлоголовая,Phylloscopus coronatus センダイムシクイ

пеночка-таловка,Phylloscopus borealis
メボソムシクイ(スズメ目ウグイス科).全長13cm.背側は緑色を帯びた褐色で,翼に淡色の縦縞が2本あり,眼上の眉斑は黄白色,腹側は黄色味のある灰白色.ヨーロッパ地方北部からチュコト半島まで広く分布し,針葉樹林や針広混交林に生息する.地上に覆いのある巣を造り,6〜7月に産卵する.おもに昆虫を食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本には夏鳥として渡来する.

пеночка-теньковка(= теньковка),Phylloscopus collybita
チフチャフ(スズメ目ウグイス科).全長11cm.体の色はпеночка-весничкаに似るが,腹側がやや褐色を帯びる.ヨーロッパ地方からコリマ川流域までの森林帯に広く分布し,おもに森林に生息する.地上や低木の低い所に覆いのある巣を造り,5〜6月に産卵する.おもに昆虫を食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本には迷鳥として渡来した記録がある.

пеночка толстоклювая,Phylloscopus schwarzi
カラフトムジセッカ(スズメ目ウグイス科).全長13cm.背側は灰褐色で,眼上に淡黄褐色の眉斑があり,腹側は泥白色.東シベリア南部と極東南部に分布し,針広混交林や落葉広葉樹林に生息する.いつも藪の中にいて姿を見せることは少ない.草むらに球型の巣を造り,6月に産卵する.おもに昆虫を食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本には旅鳥としてまれに渡来する.

пеночка-трещотка,Phylloscopus sibilatrix
モリムシクイ(スズメ目ウグイス科).全長13cm.背側は黄緑色,眼上の眉斑は黄色,腹側は白いが,喉は黄色味がある.ヨーロッパ地方に分布し,おもに森林に生息する.地上に覆いのある巣を造り,5〜6月に産卵する.おもに昆虫を食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.

пенька 羽弁(опахало)がまだ開いていない軸状の羽毛.

перевозчик,Actitis hypoleucos
イソシギ(チドリ目シギ科).全長20cm.背側は灰黒褐色で細かい黒色斑があり,眼上の眉斑と腹側は白く,顔から胸には灰褐色の縦斑がある.ツンドラ帯を除きロシアほぼ全域に分布し,湖沼や川沿いの水域近くに生息する.礫地や砂地の浅い窪みに草などを敷いてを巣を造り,5〜6月に産卵する.昆虫など小型の無脊椎動物を食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本にも生息する.

перевозчик пятнистый,Actitis macu- laria アメリカイソシギ

перевязка,Vormela peregusna
マダライタチ(ネコ目イタチ科).体は細長く,体長30cm前後で,四肢は短い.背側は暗褐色で白っぽい斑があり,頭,胸,腹,肢は黒く,顔に白い縞がある.ヨーロッパ地方,ザカフカス,中央アジア,カザフスタン南部のステップ,半砂漠,砂漠に生息する.他の動物の巣穴を利用して繁殖する.交尾期は8〜9月で,翌年2〜3月に4〜8子を産む.夜行性で,小型ネズミ類,鳥の卵や雛を食べる.

перелёт = миграция

перепел,Coturnix coturnix
ヨーロッパウズラ(キジ目キジ科).全長20cm.体はずんぐりしている.背側は褐色で,黒と淡黄色の斑があり,腹側は淡黄褐色で,胸から脇腹にかけて赤茶色と黒の縦斑がある.ヨーロッパ地方と西シベリア南部の草原やステップに生息する.地上に巣を造り,5月に産卵する.昆虫や種子を食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.
ザバイカルから沿海地方,サハリン,日本に分布するяпонский перепел (= немой перепел,Coturnix japonica,ウズラ)と同種とする見解がある.この場合,перепел (Coturnix coturnix,ウズラ)となる.
перепел немой,перепел японский → перепел

перепелятник,Accipiter nisus
ハイタカ(タカ目タカ科).全長32〜39cm.雄の背側は暗青灰色,眼上の眉斑は白く,尾に黒い横縞があり,腹側は白く,赤褐色の細い横縞がある.雌の背側は灰褐色で,腹側の横縞は褐色.ヨーロッパ地方から極東までの森林帯に分布し,おもに林縁部,農耕地内の林などに生息する.樹上に巣を造り,5月に産卵する.スズメ大の鳥類を捕らえて食べる.北部に生息するものは,冬にやや南下する.
同属でперепелятникより小型のмалый перепелятник (Accipiter gularis,ツミ)が東シベリア最南部,極東南部に分布する.2種とも日本にも生息する.
перепелятник китайский (= коротко- палый ястреб),Accipiter soloensis アカハラダカ

перепелятник малый → перепелятник

перепонка летательная 飛膜(コウモリ類)

пересмешка бледная,Hippolais pallida ハイイロウタムシクイ

пересмешка зелёная,Hippolais icterina
キイロウタムシクイ(スズメ目ウグイス科).全長14cm.背側は灰緑色,腹側は淡黄色,眼上の眉斑は黄色.ヨーロッパ地方から西シベリア南部にかけて分布し,森林,公園,庭などに生息する.樹上に巣を造り,6月に産卵する.繁殖期には大きな声でよく囀る.おもに昆虫を食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.

пересмешка пустынная,Hippolais languida アレチウタムシクイ

пересмешка средиземноморская,Hippolais olivetorum オリーブウタムシクイ

перо нитевидное 糸状羽(filoplume)

перо контурное 正羽(contour feather)

перо пуховое 綿羽(down)

перо украшающее (=эгретка) 飾羽

песец (= полярная лисица),Alopex lagopus
ホッキョクギツネ(ネコ目イヌ科).体長50〜75cm,尾は25〜30cm.鼻づらは丸く,耳は小さい.足裏に毛があり,雪や氷の上を歩くのに適している.体色は冬には白く,夏には灰褐色で,背に暗色の十字模様(крестоваик)がある.冬でも白くならず,灰青色から暗褐色,ときにはほどんど黒色の暗色個体がおり,голубой песецと言われる.北部全域,北氷洋やベーリング海の島に分布し,沿岸部,ツンドラ,森林ツンドラに生息する.交尾期は2〜3月で,4〜5月に7〜9子を産む.レミング,鳥の卵や雛などを食べる.毛皮獣として重要で,飼育もされている.

песец голубой → песец

песня 囀り.鳥類のメロディックな音声,おもにスズメ目鳥類の繁殖期の雄が出す.これに対し地鳴き(звук)は齢,時期を問わず聞かれ,囀りにくらべ短く,単調な場合が多い.→ звук

песочник
オバシギ類.オバシギ属(Calidris)のシギ類の総称.このほかкраснозобик,песчанка,чернозобикもオバシギ属である.

песочник белохвостый,Calidris temminckii
オジロトウネン(チドリ目シギ科).全長15cm.夏羽では背側が灰褐色で,黒褐色の斑があり,腹は白く,胸は黄褐色で黒い縦斑がある.コラ半島からチュコト半島までの湿潤なツンドラに生息する.草むらの地上に巣を造り,6月に産卵する.昆虫など小型無脊椎動物を食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本には冬鳥として渡来する.

песочник берингийский,Calidris ptilocnemis チシマシギ

песочник большой,Calidris tenuirostris オバシギ

песочник Бонапартов,Calidris fuscicollis コシジロウズラシギ

песочник Бэрдов (= Бердов песочник),Calidris bairdii ヒメウズラシギ

песочник-воробей = кулик-воробей

песочник длиннопалый,Calidris sub- minuta ヒバリシギ

песочник исландский,Calidris canutus コオバシギ

песочник-красношейка (= кулик- красношейка),Calidris ruficollis
トウネン(チドリ目シギ科).全長15cm.夏羽では頭部から背側は赤褐色で黒斑があり,胸と腹は白い.チュコト半島のツンドラに生息する.草むらの地上に巣を造り,6〜7月に産卵する.昆虫など小型無脊椎動物を食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本には冬鳥として数多く渡来する.

песочник-крошка,Calidris minutilla アメリカヒバリシギ

песочник малый,Calidris pusilla ヒレアシトウネン

песочник морской,Calidris maritima ムラサキハマシギ

песочник острохвостый,Calidris acuminate
ウズラシギ(チドリ目シギ科).全長22cm.夏羽では頭は赤褐色で黒い縦斑があり,背は茶色と黒褐色のまだら,腹は白く,脚は黄緑色.タイミール半島からチュコト半島までのツンドラに生息し,草陰の地上に巣を造り,6月に産卵する.おもにカなどの昆虫の幼虫を食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本には冬鳥として渡来する.

песочник перепончатопалый,Calidris mauri ヒメハマシギ

пестрогрудка малая (= пестрогрудая камышевка) ,Bradypterus thoracicus カラオオギセッカ

пестрогрудка длинноклювая (= длинно- клювая камышевка),Bradypterus major ハシブトオオギセッカ

пестрогрудка сибирская (= камышевка Тачановского),Bradypterus tacsanowskius シベリアオオギセッカ

пеструшка
狭義ではLagurus属のげっ歯類であるが,広義ではそれ以外にлеммингを含み,норвежский леммингの異名でもある.

пеструшка жёлтая,Lagurus luteus キイロレミング

пеструшка степная,Lagurus lagurus
ステップレミング(ネズミ目ネズミ科).体長8〜12cm,尾は非常に短く,足裏に毛がある.体は灰褐色で,背には鼻先から尾まで黒色の縦縞がある.ヨーロッパ地方南部,ヴォルガ中・下流域,カザフスタン,シベリアのエニセイ川までの森林ステップ,ステップ,半砂漠に生息する.地下に巣穴を掘り,4月から繁殖を始め,好条件では冬でも繁殖し,1年に5〜6回,1回に5〜6子を産む.おもに夜行性で,草本類を食べる.

песчанка 1)Calidris alba ミユビシギ,2)アレチネズミ類.アレチネズミ科(Gerbillinae)のげっ歯類の総称.外見はネズミ類に似るが,尾は毛でおおわれ,先端は房状(метелкаと言われる)となる.

песчанка афганская = песчанка Заудного

песчанка большая (= заманчик),Phombomys opimus
オオスナネズミ(ネズミ目ネズミ科).体長15〜20cm,尾は体よりやや短い.背側は黄灰色で,腹側は白っぽい.中央アジア,カザフスタン南部の砂漠に生息する.地中に深い巣穴を堀り,コロニーで生活する.繁殖期は3〜6月で,1年に2回,1回に5〜6子を産む.おもに日中に活動するが,暑いときには巣穴の中にいる.

песчанка Виноградова,Meriones vinogradovi ビノグラードフスナネズミ

песчанка гребенщиковая = тамарисковая песчанка

песчанка Заудного (= афганская песчанка),Meriones zarudnyi アフガンスナネズミ

песчанка когтистая = монгольская песчанка

песчанка краснохвостая,Meriones erythrourus  アカオスナネズミ

песчанка малоазийская,Meriones blackleri,カフカススナネズミ.これをMeriones tristramiの1亜種とする見解がある.

песчанка монгольская (= когтистая песчанка),Meriones unguiculatus,モンゴルスナネズミ

песчанка персидская,Meriones persicus,ペルシャスナネズミ

песчанка полуденная,Meriones meridianua
スナネズミ(ネズミ目ネズミ科).体長10〜13cmで,尾は体長にほぼ等しい.背側は黄灰色,腹側は白い.ヴォルガ下流域,カザフスタン南部,中央アジア,ザカフカスの砂漠,半砂漠に生息する.地下に巣穴を堀って生活し,3〜10月に繁殖し,年に1〜3回,1回に6子くらいを産む.夜行性で,おもに植物の種子を食べる.

песчанка тамарисковая (= гребенщиковая песчанка) ,Meriones tamariscinus タマルスナネズミ

петь 囀る.一般に「петь」は小鳥類が囀る場合であるが,この他に「啼く(鳴く)」には種またはグループにより様々の動詞が使われる. верещать (короткохвостка,ヤブサメ),ворковать (горлица,ハト),каркать (ворона,カラス),кричать (дятел,キツツキ),куковать (кукушка,カッコウ),препевать (ворона,カラス)など.このほかпищать(雛がなく)がある.

пигалица белохвостая,Vanellus leucurus
オジロゲリ(チドリ目チドリ科).全長28cm.背側は灰褐色,顔,喉,尾は白く,胸は灰色,腹は淡黄色.カスピ海東岸からバルハシ湖西岸まで分布し,砂漠帯の川や湖沼近くに生息する.地上に巣を造り,4〜5月に産卵する.昆虫を食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.

пингивинообразные,Sphenisciformes ペンギン目

пискулька,Anser erythropus
カリガネ(カモ目カモ科).全長59cm.体は褐色で,腹に不規則な黒い横斑がある.嘴の基部と額は白い.コラ半島からチュコト半島までのツンドラに生息する.湖沼や川の近くに巣を造り,6月から産卵する.おもに草,種子,昆虫などを食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本には冬鳥として少数渡来する.

пищуха 1)キバシリ類.キバシリ属(Certhia)の小鳥類の総称.,2)ナキウサギ類.ナキウサギ属(Ochotona)のウサギの総称.全体にずんぐりしており,耳が小さく,尾はない.

пищуха алтайская,пищуха альпийская → пищуха северная

пищуха большеухая,Ochotona macrotis オオミミナキウサギ.Ochotona royleiの1亜種とする見解がある.

пищуха даурская,Ochotona daurica ダウリアナキウサギ

пищуха гималайская,Certhia himalayana ヤマキバシリ

пищуха короткопалая,Certhia brachydactyla タンシキバシリ

пищуха красная,Ochotona rutila アカナキウサギ

пищуха малая = степная пищуха

пищуха монгольская,Ochotona pricei モンゴルナキウサギ

пищуха обыкновенная (= пишуха),Certhia familiaris
キバシリ(スズメ目キバシリ科).全長14cm.背側は黄褐色で白い縦縞があり,眼上の眉斑は白く,喉から腹にかけては白色.ヨーロッパ地方,西シベリア南部,東シベリア南部,極東南部の針葉樹林や針広混交林に生息する.樹洞を巣とし,4〜6月に産卵する.樹上で昆虫を食べる.留鳥.日本にも生息する.

пищуха рыжеватая,Ochotona rufescens アフガンナキウサギ

пищуха северная,Ochotona hyperborea
ナキウサギ(ウサギ目ナキウサギ科).体長11〜19cm.体は夏に赤茶色,冬には灰色.東シベリア,極東,サハリンの高山帯,平地の岩の堆積したような環境に生息する.「キチッー・キチッー」と鋭い声を出す.繁殖期は5〜7月で,1年に1〜2回,1回にふつう2〜3子を産む.草や木の葉を食べ,秋にはこれらを岩の下などに貯える.日本では北海道に生息する.
この種をアルタイ,サヤンまで分布するальпийская пищуха(=алтайская пищуха,Ochotona alpine)の1亜種とする見解がある.

пищуха степная (= малая пищуха),Ochotona pusilla ステップナキウサギ

пищуховые,1)Certhiidae キバシリ科,2)Ochotonidae ナキウサギ科

плавун северный (= берардиус Бэрда),Berardius bairdii
ツチクジラ(クジラ目アカボウクジラ科).歯鯨の1種.体長9〜12m.吻部は細長く,額部がやや突出している.背側は暗褐色,腹側は淡い.ベーリング海,オホーツク海,日本海に生息し,20〜30頭の群れでいる.交尾期は2月で,その10か月後に子を産む.おもにイカ類,魚類を食べる.

плавунчик американсий (= блоьшой плавунчик),Phalaropus tricolor アメリカヒレアシシギ

плавунчик круглоносый,Phalaropus lobatus
アカエリヒレアシシギ(チドリ目ヒレアシシギ科).全長19cm.夏羽では雌の背側と胸は濃灰色で,背に赤褐色の斑があり,眼の後方から頚側面にかけて,喉,腹は白い,雄は全体に雌より淡色で地味な色である.趾の間にみずかきがある.コラ半島からチュコト半島までのツンドラや森林ツンドラに生息する.湖沼周辺の草むらに巣を造り,6月に産卵し,雄だけが抱卵する.水面で円を描いてせわしく泳ぎ,水生昆虫や甲殻類を集めて食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本には旅鳥として渡来する.

плавунчик плосконосый,Phalaropus fulicarius
ハイイロヒレアシシギ(チドリ目ヒレアシシギ科).全長22cm.夏羽では雌の頭と背側は黒褐色で,背に黄褐色の斑があり,顔は白く,喉,頚,胸,腹は赤褐色.雄は全体に雌より淡色で地味な色である.趾の間にみずかきがある.東シベリアと極東のツンドラ帯に分布する.生息環境や生態はкруглоносый плавунчикに似る.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本には旅鳥として渡来する.

пластичатоклювые = гусеобразные

плешанка = каменка-плешанка

плотность населения 生息密度

плюсна = цевка

поведение комфортное 慰安行動(com- fort behabior)

поведение отвлекающое 擬傷.抱卵期や雛が小さい時期に天敵が近づくと,親は傷ついたような行動をして天敵を巣や雛から引き離す.

поведение подражательное 擬態 → малая выпь

поведение рекламное = демонстрация

поведение смещения 転移行動

поведение социальное 社会的行動(social behabior)

поведение территориальное なわばり行動

погодка ペリット.鳥類で骨や羽毛・毛など不消化物を塊にして吐き出したもの.

поганка большая → чомга

поганка красношейная,Podiceps auritus
ミミカイツブリ(カイツブリ目カイツブリ科).全長33cm.夏羽では頭部が黒く,眼の後方に赤黄色の飾羽(украшающие перья)があり,背側は灰褐色,頚は赤褐色で,腹側は白い.ヨーロッパ地方から極東までの地域の南部に分布し,湖沼に生息する.水面に浮き巣を造り,6月に産卵する.潜水して魚や水生昆虫などを食べる.渡り鳥で,冬に南に渡る.日本には冬鳥として渡来する.

поганка малая,Tachybaptus ruficollis
カイツブリ(カイツブリ目カイツブリ科).全長26cm.背側は黒褐色,顔と頚上部は褐色で,腹側は泥白色.カザフスタン,中央アジア,沿海地方南部,千島列島に分布し,湖沼に生息する.水面に浮き巣を造り,6月に産卵する.潜水して魚や水生昆虫などを食べる.日本にも生息する.

поганка серощёкая,Podiceps greisegena
アカエリカイツブリ(カイツブリ目カイツブリ科).全長47cm.夏羽では頭は黒く,やや冠状(хохол)になる.背側は灰褐色,頚は赤褐色で,腹は白い.ヨーロッパ地方,西シベリア南部,バイカル以東の東シベリア,極東に分布し,湖沼に生息する.水面やヨシ原に巣を造り,潜水して魚や水生植物の種子などを食べる.渡り鳥で,冬に南に渡る.日本にも夏鳥として渡来する.

поганка черношейная,Podiceps nigricollis
ハジロカイツブリ(カイツブリ目カイツブリ科).全長31cm.夏羽では,頭部と頚が黒く,眼の後方に赤黄色の飾羽(украшающие перья)があり,背側は黒褐色,腹側は白い.ヨーロッパ地方から極東までの地域の南部に分布し,湖沼に生息する.水面に浮き巣を造り,6月に産卵する.魚や水生昆虫などを食べる.渡り鳥で,冬に南に渡る.日本には冬鳥として渡来する.

поганки = поганковые

поганковые (= поганки),Podicipedidae
カイツブリ科.足は弁足,すなわち趾がボートのオール状をしている.よく潜水する.水上に水草やヨシなどを積み重ねて巣をつくるが,巣はしばしば水面に浮く,いわゆる「浮き巣,плавучее гнездо」である.чомгаもカイツブリ科である.

поганкообразные,Podicipediformes カイツブリ目 → поганка

погоныш,Porzana porzana
チュウクイナ(ツル目クイナ科).全長23cm.背側は黄褐色と淡褐色のまだら,腹側は濃灰色で白い小斑があり,脇腹には白い横縞がある.ヨーロッパ地方から西シベリア南部まで分布し,森林から草原までさまざまな環境に生息する.湖沼近くの草むらに巣を造り,5〜6月に産卵する.おもに夜行性.昆虫やミミズなどを食べる.渡り鳥で冬には南に渡る.

погоныш белогрудый,Amaurornis phoenicurus シロハラクイナ

погоныш белокрылый,Porzana novebora- censis シマクイナ.分布域のうち北アメリカに生息するものをアメリカシマクイナ(P. noveboracensis ),アジアに生息するものをシマクイナ(Porzana exquisita)と2種に分ける見解がある.

погоныш большой,Porzana paykullii コウライクイナ

погоныш красноногий (= тёмный погоныш),Porzana fusca ヒクイナ

погоныш-крошка,Porzana pusilla
ヒメクイナ(ツル目クイナ科).全長20cm.背側は黄褐色で,白と黒の小斑があり,顔から胸は灰褐色,腹は黒と白の横縞になっている.ヨーロッパ地方南部からザバイカル南部まで分布する.生息環境や生態はпогонышに似る.渡り鳥で,冬には南に渡る.

погоныш малый,Porzana parva
コクイナ(ツル目クイナ科).全長19cm.雄の背側は黄褐色で暗褐色の斑があり,頚と腹側は灰色.雌では喉と胸が黄土色.ヨーロッパ地方南部からカザフスタンにかけて分布する.生息環境や生態はпогонышに似る.渡り鳥で,冬には南に渡る.

погоныш тёмный = красноногий погоныш

подбородок 腮.鳥類の下嘴と喉の間の部分.

подвид номинативный 基亜種

подклювье 下嘴

подковонос
キクガシラコウモリ類.キクガシラコウモリ科(Rhinolophidae)のコウモリの総称.鼻の周囲に鼻葉(кожистый вырост)といわれる葉状の皮膚の襞があり,顔は他のコウモリ類の顔と異なっている.

подковонос Блазиуса = средиземный подкованос

подковонос большой,Rhinolopus ferrumequinum キクガシラコウモリ.分布域の東部に生息するものを別種бухарский подковонос,Rhinolopus bocharicusとする見解がある.

подковонос бухарский → большой подковонос

подковонос малый,Rhinolopus hipposideros
ヨーロッパキクガシラコウモリ(コウモリ目キクガシラコウモリ科).翼を開くと25cmくらい.背側は灰黄色,腹側は白色または暗褐色.ヨーロッパ地方南部,カフカス,中央アジアの山地,砂漠地帯に生息する.単独または20〜30頭の群れで生活し,日没後に活動し,昆虫を食べる.6〜7月に出産する.冬には洞窟の天井に集まって冬眠する.

подковонос Мегели,Rhinolopus mehelyi メヘリキクガシラコウモリ

подковонос средиземный (= подкованос Блазиуса),Rhinolopus blasii ブラシウスキクガシラコウモリ

подковонос южный,Rhinolopus euryale ミナミキクガシラコウモリ

подлёток 巣立幼鳥.カイツブリ類,カモ類,ライチョウ類,ツル類,シギ.チドリ類など地上や水上の巣で孵化する種の飛べるようになった幼鳥.巣立ちしてもまだ飛べない幼鳥は「хлопнец」と言う.→ слёток

подорлик большой,Aquila clanga
カラフトワシ(タカ目タカ科).全長160〜182cm.全身黒褐色で.多くは腰に白っぽい斑がある.ヨーロッパ地方からザバイカルにかけてと沿海地方に分布し,森林や森林ステップに生息する.樹上に大きな巣を造り,5月に産卵する.げっ歯類,鳥類,爬虫類などを食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本には迷鳥として渡来する.

подорлик малый,Aquila pomarina アシナガワシ

подорожник (= подорожник лапландский),Calcarius lapponicus
ツメナガホオジロ(スズメ目ホオジロ科).全長16cm.夏羽では雄の頭上,頬,喉,胸は黒色,眼の後方と頚側面は白く,後頚は赤茶色,背側は黄褐色で黒い縦斑があり,腹は白く,脇腹には黒斑がある.雌の頭頂と眼上の眉斑は灰褐色で,頬が淡褐色.コラ半島かチュコト半島までのツンドラに生息する.地上に巣を造り,6〜7月に産卵する.昆虫や種子などを食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本には冬鳥としてまれに渡来する.

подпесня (= напевка) ぐぜり.不完全な囀り.→ песня

подхвостье = нижние кроющие хвоста

поза вертикальная 直立姿勢(upright posture)

позыв,позывка = звук

полёвка
ヤチネズミ属(лесная полёвка,Meodys),ハタネズミ属(серая полёвка,Microtus),タカネネズミ属(горная полёвка,Alticola)などのネズミ類の総称.一般にполёвкаは体がずんぐりしており,耳が小さく,尾の短いネズミに似た外形をもつげっ歯類のことを言う.これに対し尾の長いネズミはкрыса,мышьと言われる.→ крыса,мышь

полёвка арчёвая → полёвка памирская

полёвка афганская,Microtus afghanus,Microtus afghanus アフガンハタネズミ

полёвка большая (= дальневосточная полёвка),Microtus fortis ヨシハタネズミ

полёвка большеухая (= забайкальская горная полёвка,сибирская горная полёвка,высокогорная сибирская полёвка),Alticola macrotis オオミミタカネネズミ

полёвка Брандта,Microtus branditi ブラントハタネズミ

полёвка водяная (= водяная крыса),Alvicola terrestris
ミズハタネズミ(ネズミ目ネズミ科).体長14〜24cm,尾長15cm前後.背側は暗灰色ないし黒色,ときには赤褐色,腹側はそれより淡色.中央アジア,極北,東シベリア東部,極東を除く旧ソ連領全域に分布する.川沿いや湖周囲の湿地に生息し,半水生生活をし,秋には農耕地にも移動する.夜行性.地中に巣穴を掘ったり枯草の堆積上に巣を造り,4〜9月に2〜3回,1回に3〜8子を産む.草食性.

полёвка восточная = полёвка Максимовича

полёвка высокогорная сибирская = большеухая полёвка

полёвка горная (= скальная полёвка) タカネネズミ類.タカネネズミ属(Alticola)のネズミの総称.

полёвка гудаурская,Microtus gud カフカスハタネズミ

полёвка дальневосточная = большая полёвка

полёвка европейская лесная = рыжая полёвка

полёвка забайкальская горная = большеухая полёвка

полёвка закаспийская,Microtus transcaspicus カスピハタネズミ

полёвка земляная (= подземная полёвка),Microtus subterraneus ホリハタネズミ

полёвка китайская,Microtus mandarinus バイカルハタネズミ

полёвка красная (= сибирская полёвка),Meodys (=Clethrionomys) rutilus
ヒメヤチネズミ(ネズミ目ネズミ科).体長9〜12cm.尾長は体の半分くらい.背側は黄色を帯びた赤褐色,腹側は淡黄色.ヨーロッパ地方北部,シベリア,カザフスタン北部,極東の森林に生息する.夜行性.春から夏にかけ2回くらい,1回に5〜6子を産む.種子,漿果,キノコなどを食べる.日本では北海道に生息する.

полёвка красно-серая,Meodys (=Clethrio- nomys) rufocanus
タイリクヤチネズミ(ネズミ目ネズミ科).体長10〜13cm.尾長は体の半分くらい.背側は赤褐色,腹側は灰色を帯びた淡黄色.ヨーロッパ地方北部,シベリア,極東の森林に生息する.夜行性.春から夏にかけ2〜3回くらい,1回に5〜7子を産む.草や冬には樹皮も食べる.日本では北海道に生息する.

полёвка кустарниковая,Microtus majori ヤブハタネズミ

полёвка лемминговидная,Alticola lemminus ヒガシタカネネズミ

полёвка лесная ヤチネズミ類.ヤチネズミ属(Myodes (= Cle- thrioonmys))のネズミの総称.

полёвка Максимовича (= восточная полёвка),Microtus maximoviczii アムールハタネズミ.この種の記載後に,унгурская полёвка,Microtus ungurensisが新種と記載されたが,その後の研究で両者は同種とされている.

полёвка малоазийская = полёвка Роберта

полёвка Миддендорфа,Microtus middendorfii ミッデンドロフハタネズミ

полёвка монгольская,Microtus mongolicus モンゴルハタネズミ

полёвка общественная (= степпная полёвка),Microtus socialis ムレハタネズミ

полёвка обыкновенная,Microtus arvalis
ユーラシアハタネズミ(ネズミ目ネズミ科).体長9〜14cm.尾は体の半分よりやや短い.背側は黄褐色,腹側は灰色.ヨーロッパ地方,カフカス,カザフスタン,中央アジア南東部,シベリア南部に分布する.森林ステップやステップでは水域周辺の草地,森林では林縁,伐採跡などに生息する.地下に巣穴を掘り,春から秋にかけて5〜6回,1回に5子くらいを産む.草食性で,冬には樹皮も食べる.

полёвка памирская,Microtus juldaschi パミールハタネズミ.分布域北部に生息するものを,別の種полёвка арчёвая,Microtus carruthersiとする見解がある.

полёвка пашенная (= тёмная полёвка),Microtus agrestis
ヨーロッパハタネズミ(ネズミ目ネズミ科).体長11〜14cm.尾は短い.背側は淡褐色から黒褐色.南部を除くヨーロッパ地方,バイカル湖以西のシベリアに分布し,森林に生息する.地下に巣を造り,春から秋にかけて3〜4回,1回に平均7子を産む.種子,草,キノコ,漿果,冬には樹皮も食べる.

полёвка плоскочерепная,Alticola strelzovi アルタイタカネネズミ

полёвка подземная = земляная полёвка

полёвка Прометеева,Prometheomys schaposchnikovi プロメテエフネズミ

полёвка Роберта (= малоазийская полёвка),Microtus roberti ロバートハタネズミ

полёвка рыжая (= европейская лесная полёвка),Myodes (= Clethrioonmys) glareolus
ヨーロッパヤチネズミ(ネズミ目ネズミ科).体長8〜12cm.尾は体の半分よりやや長い.背側は赤褐色,腹側は暗灰色.ヨーロッパ地方,西シベリアの森林に生息する.冬には干草の山や人家にも入ることがある.夜行性.倒木の下や地下の巣穴で,春から夏にかけて3〜4回,1回に5〜6子を産む.種子,草,キノコなどを食べる.

полёвка сахалинская,Microtus sacha- linensis サハリンハタネズミ

полёвка северосибирская,Microtus hyperboreus キタハタネズミ

полёвка серая ハタネズミ類.ハタネズミ属(Microtus)のネズミの総称.

полёвка серебристая горная,Alticola argentatus カザフタカネネズミ

полёвка сибирская = красная полёвка

полёвка сибирская горная = большеухая полёвка

полёвка скальная= горная полёвка

полёвка снежная,Microtus nivalis ユキハタネズミ

полёвка стадная = узкочерепная полёвка

полёвка степпная = общественная полёвка

полёвка тёмная = пашенная полёвка

полёвка тянь-шаньская лесная,Myodes (= Clethrioonmys) frater テンザンヤチネズミ

полёвка унгурская → полёвка Максимовича

полёвка узкочерепная (= стадная полёвка),Microtus gregalis ホソガオハタネズミ

полёвка-экономка,Microtus oeconomus
ツンドラハタネズミ(ネズミ目ネズミ科).体長11〜15cm.尾は体長の半分くらい.体は褐色から暗褐色.ヨーロッパ地方南部,極北,中央アジア除く旧ソ連領全域に分布する.森林に生息し,川沿いの草地など湿潤な環境を好む.草などで巣を造り,春から夏にかけて4回くらい,1回に5〜6子を産む.夜行性で,種子,草,冬には樹皮も食べる.

полёвка шикотанская,Myodes (= Clethrionomys) sikotanensis シコタンヤチネズミ

полёт брачный (= токовый полёт) ディスプレイ飛翔. 飛びながら行うディスプレイで,ジシギ類ではなき声や急降下し大きな羽音を伴う.

полёт машущий 羽ばたき飛翔

полёт планирующий,полёт парящий 滑空,滑翔.羽ばたかず,グライダーのように滑空する飛び方.

полёт разведывательный (= парение) 帆翔.上昇気流などを利用して羽ばたかない飛び方.ワシ・タカ類やアホウドリ類で見られる.

полёт токовый = брачный полёт

полёт трепешущий 停空飛翔(=静止飛翔,ホバリング).空中のほぼ一定の位置にとどまる飛び方.ミサゴ,チョウゲンボウ,コアジサシ,カワセミなどに見られる.ハチドリのようにとくに翼動の速い場合には「вибрационный полёт」と言う.

полиандрия  多夫一妻

полигамия (=полигиния) 一夫多妻 → моногамия

полигамия факультативная 偶発的一夫多妻

полифаг = эврифаг

полорогие,Bovide ウシ科. 角は洞角(полорогий рог),すなわち頭骨後頭部から出た骨質の芯の上に角質の鞘がある.食べたものを反芻する.баран,горал,зубр,кабан,козёл,оленьなどがいる.

полосатиковые (= полосатики),Balaeno- pteridae ナガスクジラ科

полосатик малый,Balaenoptera acuto- rostrata
ミンククジラ(クジラ目ナガスクジラ科).体長は6〜9mで,ナガスクジラ科では最小.背側は黒褐色,腹側は白い.胸鰭の外側に白斑がある.ノヴァヤ・ゼムリャ,チュコト海,日本海の沿岸近くに生息する.交尾期は12〜翌年3月で,妊娠10〜11か月で1子を産む.甲殻類などを食べる.

полчок = соня-полчок

поморник большой (=южно-полярный поморник),Catharacta maccor- micki オオトウゾクカモメ.Stercorarius skuaの1亜種とする見解がある.

поморник длиннохвостый,Stercorarius longicaudus
シロハラトウゾクカモメ(チドリ目トウゾクカモメ科).全長53cm.頭は黒く,背側は灰褐色,頚側面は黄色く,腹側は白い.尾中央の羽毛が長い.コラ半島からチュコト半島までの沿岸部,ノヴァヤ・ゼムリャ,ベーリング海沿岸,カムチャツカ沿岸,オホーツク海北部沿岸に分布し,ツンドラに生息する.地上にコケや地衣類で巣を造り,6月に産卵する.おもに魚類を食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本には旅鳥として渡来する.

поморник короткохвостый,Stercorarius parasiticus
クロトウゾクカモメ(チドリ目トウゾクカモメ科).全長46cm.体色に2型がある.淡色型では頭が黒く,背側は灰黒褐色,頚側面は黄色,腹側は白い.尾中央の羽毛が少し長い.暗色型では腹側も灰黒褐色.分布域,生息環境,生態はдлиннохвостый поморникとほぼ同じ,渡り鳥で,冬には南に渡る.日本には旅鳥として渡来する.

поморник средный,Stercorarius pomarinus
トウゾクカモメ(チドリ目トウゾクカモメ科).全長51cm.体色に2型ある.淡色型は頭が黒く,背側は灰黒褐色で,翼に白斑があり,頚側面は黄色く,胸に褐色の帯があり,腹は白い.暗色型では腹側も灰黒褐色.尾羽中央が長い.ペチョラ海からチュコト半島までの沿岸部,ノヴァヤ・ゼムリャのツンドラに生息する.繁殖生態や食性はдлинно- хвостый поморникに似る.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本には旅鳥として渡来する.

поморник южно-полярный = большой поморник

поморники северные 北半球で繁殖する3種のトウゾクカモメ類длиннохвостый поморник, короткохвостый п., средный п.の総称.

поморник южнополярный,Stercorarius maccormicki ナンキョクオオトウゾクカモメ

помощиник ヘルパー.協同繁殖で雛の養育を手伝う個体.→ кооперативное гнездование

поморниковые,Stercorariidae トウゾクカモメ科.空中で他の海鳥を襲い,獲物を奪って食べる習性がある.

помощничество 手伝い.非繁殖個体が他のついがいの育雛を手伝うこと.

поползень большой скалистый (= большой скальный поползень),Sitta tephronota ヒガシイワゴジュウカラ

поползень косматый = черноголовый поползень

поползень малый скалистый (= малый скальный поползень),Sitta neumayer イワゴジュウカラ

поползень обыкновенный (= поползень),Sitta europaea
ゴジュウカラ(スズメ目ゴジュウカラ科).全長14cm.背側は青灰色,嘴基部から眼の後方にかけて黒線があり,眼上の眉斑と腹側は白色で,地域によっては脇腹が赤褐色.ヨーロッパ地方から極東までの森林に生息する.樹洞を巣とするが,入口に泥を塗り好みの大きさにする.4〜6月に産卵する.おもに幹の表面で昆虫などを食べる.留鳥.

поползень рыжегрудый,Sitta krueperi ムナオビゴジュウカラ

поползень черноголовый (= косматый поползень),Sitta villosa チョウセンゴジュウカラ

поползневые (= поползни),Sittidae ゴジュウカラ科

поручейник,Tringa stagnatilis コアオアシシギ

порхалиша レック.複数の雄がディスプレイのために集まる場所.

поясница 腰

прилёт 渡来

присада 見張り場,止り場.獲物を狙うために止る場所

пролёт = миграция

просянка,Emberiza calandra ハタホオジロ

прыжок 二足跳び,跳行.鳥類の歩き方の一つで,ホッピング(hopping)とも言う.→шаг

псовые (= собаки),Canidae イヌ科

птенец 雛.普通は巣にいる子をさす.巣立つとслёток,подлётокと言う.

птенцовые 早成性,就巣性.孵化したときすでに羽毛に覆われており,しばらくして巣を離れること.→ выводковые

птерилия 羽域,羽区.皮膚の羽毛の生える部分.надглазничная(内眼上),затылочная(後頭),плечная(上膊),спннная(背),копчиковая(尾)などがある.→ аптерия

птиц-хозяин 仮親 → кукушка обыкновенная

птица-носорог,Anthracoceros カササギサイチョウ属

птица околоводная 水辺の鳥.浅瀬や水際を利用するサギ類,チドリ類,セキレイ類など.

птица оседлая (= оседлый вид)  留鳥.渡りをせず,1年じゅう同じ地域に生息する鳥.

птица перелётная (= перелётный вид, пролётный вид,пролётная птица) 渡り鳥.繁殖地と越冬地との間を季節的に長距離移動する鳥.ロシアでは多くの種が夏に繁殖し,冬には北半球の中緯度以南や南半球まで渡る.日本では渡り鳥をさらに夏鳥(春に渡来し,繁殖後に越冬地に渡る種),冬鳥(越冬時期に渡来する種),旅鳥(繁殖地と越冬地の間を移動するさいに一時的に滞在する種)に区分している.

птица-провидение = тайфунник Соландра

птица-секретарь,Sagittarius serpen- tarius ヘビクイワシ

птица синяя,Myophonus caeruleus キバシルリチョウ

птицы древние (=ящехвостые птицы), Archaeornithes 古鳥亜綱,始祖鳥がいる.

птицы зубастые,Odontognathae 歯鳥上目()

птицы настояще (=веерохвостые птицы),Neornithes 新鳥亜綱

птицы новонёные (=типичные птицы), Neognathae 新口蓋上目

птицы плавающие,Impennis ペンギン上目

птицы хищные = соколообразные

пуночка,Plectrophenax nivalis
ユキホオジロ(スズメ目ホオジロ科).全長16cm.夏羽では,雄の背,翼の先端,尾の中央は黒色で,その他は白い.雌の頭は褐色,背側は淡褐色で黒い縦斑があり,腹は白く,胸脇は茶褐色.コラ半島からチュコト半島までのツンドラに生息する.岩の裂目や石の間に巣をつくり,6〜7月に産卵する.昆虫や種子などを食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本には冬鳥として渡来し,大きな群れでいる.

пустельга американская (= воробьиная пустельга),Falco sparverius アメリカチョウゲンボウ

пустельга обыкновенная (= пустельга),Falco tinnunculus
チョウゲンボウ(タカ目ハヤブサ科).全長30〜33cm.雄では頭部と尾が青灰色,背側は茶褐色で黒斑があり,尾の先端は黒く,腹側は淡黄色で黒い縦斑がある.雌では頭部と尾は赤褐色.ヨーロッパ地方,カザフスタンからオホーツク海沿岸部までの森林や森林ツンドラに生息する.岩棚,樹洞に巣を造ったり,カラスなどの古巣を利用し,4〜5月に産卵する.ネスミ類や昆虫を食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本にはおもに冬鳥として渡来する.

пустельга степпная,Falco naumanni
ヒメチョウゲンボウ(タカ目ハヤブサ科).全長30cm.体の色は雌雄ともобыкновенная пустельгаに似るが,雄の背側には黒色斑はない.ウクライナ,カザフスタン,西シベリア南部,東シベリア南西部に分布し,森林ステップ,ステップなどに生息する.崖や樹洞に巣を造り,5〜6月に産卵する.おもに昆虫を食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.

путь пролётный  渡りルート

путорак (= путорак пегий),Diplomesodon pulchellum
クラカケジネズミ(モグラ目トガリネズミ科).体長5cm.背側は灰褐色で,背に大きな白斑があり,横腹は白いのでまだらに見える.足の縁に硬い毛があり,砂上を歩くのに適している.中央アジア,カザフスタンの砂漠に生息する.地中に巣穴を掘り,4〜8月に平均5子を産む.夜行性で,おもに昆虫を食べる.

пух 幼綿羽(natal down)

пухляк = буроголовая гаичка

пыжик алеутский, Ptychoramphus aleuticus アメリカウミスズメ

пыжик длинноклювый,Brachyramphus marmoratus
マダラウミスズメ(チドリ目ウミスズメ科).全長25cm.夏羽では頭から背側は黒褐色,腹側は白地に褐色の鱗状模様となっている.オホーツク海沿岸,カムチャツカ東岸の海岸に生息する.海鳥であるが,山地の樹上に巣をつくり,6月に産卵する.雛は川沿いに海に出る.おもに魚を食べる.留鳥であるが,一部は南に渡る.日本にはおもに冬鳥として少数渡来する.

пыжик короткоклювый,Brachyramphus brevirostris コバシウミスズメ

пятно наседное 抱卵斑.繁殖期に腹部の羽毛が抜けて皮膚が裸出した部分.

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Р

ракшеобразные,Coraciiformes ブッポウソウ目

размах крыльев 開翼長,広げた翼の両先端間の長さ.

резец 切歯.前歯のこと.

ремез (= обыкновенный ремез),Remiz pendulinus
ツリスガラ(スズメ目ツリスガラ科).全長11cm.雄では頭は灰色,眼上の眉斑は白く,嘴基部から眼後方にかけて黒縞があり,背側は赤褐色,腹側は白色で,脇は黄土色を帯びる.ヨーロッパ地方,トルクメニア,カザフスタンからザバイカル南部まで分布し,川沿いの広葉樹林やヨシ原に生息する.草で袋状の吊り巣を造り,5〜6月に産卵する.昆虫や種子を食べる.渡り鳥で冬には南に渡る.日本には冬鳥として渡来する.

ремезы,Remizidae ツリスガラ科.この科をシジュウカラ科に含める見解がある.

реполов = коноплянка

рёлка 孤立林.湿原などに中に点在する小面積の林.

ржанка бурокрылая,Pluvialis fulva
ムナグロ(チドリ目チドリ科).全長24cm.背側は黄褐色と黒色のまだら模様,顔から腹側は黒く,額から頚側面,胸側面,脇は白い.カニン半島からチュコト半島までのツンドラ帯,森林ツンドラ帯に分布し,地上に地衣類などで巣を造り,6月に産卵する.昆虫,トビムシ類などを食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本には冬鳥,旅鳥として渡来する. P. fulvaをP. domi- nicaの1亜種とする見解がある.その場合はбурокрылая ржанка,P. dominica)ムナグロとなる.
近縁のзолотистая ржанка (Pluvialis apricaria,ヨーロッパムナグロ)がコラ半島からタイミル半島までのツンドラ帯,森林ツンドラ帯に分布する.外見や生態はбурокрылая ржанкаに似ている.

ржанка американская,Pluvialis domi- nica,アメリカムナグロ(P. fulvaを別種とする場合) → бурокрылая ржанка

ржанка золотистая → бурокрылая ржанка

ржанковые,Charadriidae チドリ科

ржанкообразные,Charadriiformes
チドリ目.大きなグループとしてはチドリ科(галстуник,зуёк,ржанка,тулес,чибисなど),シギ科(бекас,веретенник,дупель,кроншнеп,кулик,песочник,улитなど),カモメ科(поморник,чайка,крачка) ,ウミスズメ科(кайра,конюга,пыжик,чистикなど)がいる.

рог ветвистый 枝角.シカ類の枝のある角.春に基部(角座)から脱落し,新たに伸びはじめ,夏までに成長する.成長すると木の幹などに角をこすりつけて皮膚をはがす.伸び初めは皮膚で被われた袋角(панты)である.

рог полорогий 洞角.ウシ類やレイヨウ類の角鞘(роговый чехол)で被われた角.枝角のように脱落せず,種によっては加齢とともに大きくなる.

росомаха,Gulo gulo
クズリ(ネコ目イタチ科).体長80cm前後で,イタチ科では最大.体はずんぐりし,四肢は太い.体は黄褐色ないし黒褐色で,尾の付けねから横腹にかけて黄色の幅広い縞がある.ヨーロッパ地方北部,シベリアの極北以外の地域,極東に分布し,おもに森林ツンドラに生息する.岩の間や大木の根の下などを巣とする.交尾期は9〜10月で,翌年の春に2〜4子を産む.おもに夜行性.獰猛で,ノロ,トナカイ,ノウサギ,鳥を襲って食べる.

рострум 吻
рубец 排卵跡
рукокрылые,Chiroptera
]コウモリ目.前肢は翼となり,後肢との間にも飛膜があり,飛ぶのに適した形態をしている.熱帯,亜熱帯に分布し,昼行性で果実食のオオコウモリ類(Megachiroptera,ロシアには分布しない)と熱帯から寒帯にかけて分布し,夜行性で食虫性のコガタコウモリ類(Micro- chiroptera)に分けられる.→ летучая мышь

рулевые 尾羽.後端の形は種によって様々である.おもなものを挙げると,прямой(普通の角尾),округлый(後端が円形),выемчатый(後端中央部が凹形),клино- видный(後端が楔形),вильчатый(外側が長い燕尾形)がある.単に「尾」と言う場合には「хвост」を用いることがある.→ хвост

рысь,Lynx lynx
オオヤマネコ(ネコ目ネコ科).体長80〜100cm,尾は短い.四肢は長く,肩での高さ60cm,耳が大きく,頬に長い髭がある.体は淡灰色で,背,横腹,肢に黒褐色斑がある.足は大きく,雪上を歩くときかんじきの役目もする.極北を除くヨーロッパ地方北半分,シベリア,カフカス,中央アジア,カザフスタン,極東の森林に生息する.交尾期は2〜3月で,妊娠期間約70日で2〜3子を産む.夜行性で木のぼりがうまい.ウサギ,ノネズミ,リス,オオライチョウなどを捕らえて食べ,ときにはノロのような大型獣も襲う.

рысь камышовая = камышовый кот

рысь пустынная = каракал

рябинник,Turdus pilaris
ノハラツグミ(スズメ目ツグミ科).全長26cm.頭部と腰は青灰色,眼上の眉斑は白く,背は赤褐色,腹側は白色で,胸と脇腹に黒色斑がある.ヨーロッパ地方から東シベリアまでの森林帯に分布し,さまざまのタイプの森林に生息する.樹上に巣を造り,5〜6月に産卵する.昆虫,ミミズ,漿果などを食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本には迷鳥として記録されたことがある.

рябковые,Pteroclididae サケイ科.рябокのほか,саджаもサケイ科である.

рябок белобрюхий,Pterocles alchata  シロハラサケイ

рябок сенегальский,Pterocles senegallus セネガルサケイ

рябок чернобрюхий,Pterocles orientalis
オオサケイ(ハト目サケイ科).全長34cm.背側は黄褐色で暗色斑があり,喉は赤褐色で胸は灰色,腹は黒い.トルクメニヤ,カザフスタンに分布し,砂漠や半砂漠に生息する.地上に巣を造り,4月に産卵する.おもに種子を食べる.羽毛を水にひたし,雛に水を運ぶ習性がある.留鳥.

рябчик,Tetrastes (¬=Bonasa) bonasia
エゾライチョウ(キジ目ライチョウ科).全長36cm.背側は灰褐色で黒い横斑があり,嘴基部から頚側面にかけて白く,腹側は褐色,黒色,白色のまだら模様.頭には冠羽(хохолок)があり,雄の喉は黒い.ヨーロッパ地方からオモロン川付近,沿海地地方までとサハリンの森林帯に分布し,おもに針広混交林や落葉広葉樹林に生息する.地上に巣を造り,5月に産卵する.草,漿果,冬芽などを食べる.留鳥.日本では北海道に生息する.

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С

савка,Oxyura leucocephala カオジロオタテガモ

саджа (= копытка),Syrrhaptes paradoxus
サケイ(ハト目サケイ科).全長38cm.雄では背側が淡黄褐色で黒色斑があり,額と喉は赤褐色,胸は灰色で黒い横斑があり,腹は黒く,下腹部は白い.雌では額と喉が黄褐色.雌雄とも尾が長い.カザフスタンから東シベリア最南西部までの砂漠や半砂漠に生息する.群れ生活をし,集団で繁殖する.地上に巣を造り,4月に産卵する.留鳥.日本には迷鳥として渡来したことがある.

саджа тибетская,Syrrhaptes tibetanus チベットサケイ

сайга (= сайгак),Saiga tatarica
サイガ(ウシ目ウシ科).体長1〜1.5m,肩での高さ60〜80cm.雌はやや小さい.鼻が鉤鼻のようにふくれ,独特の形をしている.角は雄だけにある.体は冬には灰白色,夏には黄褐色で腹側は白色.カザフスタン,中央アジア北部,ヴォルガ下流域のステップ,半砂漠に生息する.群れ生活をする.交尾期は12月で,この時期に雄は雌5〜10頭をつれハレムをつくる.5月頃に2子を産む.草や潅木を食べる.

сапсан,Falco peregrinus
ハヤブサ(ハヤブサ目ハヤブサ科).全長38〜51cm.背側は暗青灰色,頬に髭状の黒色斑があり,腹側は白く,黒い横斑がある.カザフスタンなど砂漠帯を除き旧ソ連全域に分布し,ツンドラから山地までさまざまの環境に生息する.崖の岩棚に巣を造り,4〜5月に産卵する.ハトやカモなど中型の鳥を追跡して捕らえて食べる.留鳥であるが,一部は冬に南に移動する.日本にも生息する.

сарыч обыкновенный = канюк

сарыч ястребиный,Butastur indicus サシバ

сверчок
センニュウ類.センニュウ属(Locustella)の小鳥の総称.草むらや林内の林床部にひそんでいて,なかなか姿を現さない.

сверчок обыкновенный,Locustella naevia
ヤチセンニュウ(スズメ目センニュウ科).全長13cm.背側は黄褐色で,褐色の縦斑があり,腹側は淡褐色で,喉と腹は白っぽい.ヨーロッパ地方からカザフスタン,東シベリア最南西部に分布し,湿潤な草地や低木林に生息する.地上に巣を造り,6月に産卵する.おもに昆虫を食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.

сверчок островной,Locustella pleslei,ウチヤマセンニュウ

сверчок охотский → певчий сверчок

сверчок певчий,Locustella certhiola
シベリアセンニュウ(スズメ目センニュウ科).全長13cm.背側は灰褐色で,黒褐色の縦斑があり,喉は白く,胸と腹は淡黄色.東シベリア南半分,極東のマガダン地方以南,カムチャツカ南部に分布し,低木の疎生する草原に生息する.草むらの地上に巣を造り,6月に産卵する.おもに昆虫を食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本には迷鳥として渡来した記録がある.
同属のохотский сверчок(Locustella ochotensis,シマセンニュウ)がオホーツク海沿岸,サハリン,千島列島に生息する.日本にも夏鳥として渡来する.

сверчок пятнистый,Locustella lanceolata
マキノセンニュウ(スズメ目センニュウ科).全長12cm.茶褐色であるが喉と胸はやや淡色で,頭,背,胸,脇に黒い縦斑がある.ヨーロッパ地方中部から西シベリア中部,東シベリア南半分,極東中・南部に分布し,湿潤な草地や下草の多い疎林に生息する.地上に巣を造り,6月に産卵する.おもに昆虫を食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本には夏鳥として渡来する.

сверчок речной,Locustella fluviatilis
カワセンニュウ(スズメ目センニュウ科).全長13cm.背側は暗褐色,腹側は淡褐色で,頚,喉,胸に暗色の縦斑がある.ヨーロッパ地方に分布し,湿潤な草原,川沿い,下草の多い公園などに生息する.地上に巣を造り,6月に産卵する.おもに昆虫を食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.

сверчок соловьиный,Locustella luscinioides
ヌマセンニュウ(スズメ目センニュウ科).全長14cm.背側は赤味を帯びた褐色,腹側は黄白色で,脇は褐色を帯びる.ヨーロッパ地方南部からトルクメニア,カザフスタンにかけて分布し,水辺の低木林に生息する.草の茎に巣をかけ,5〜6月に産卵する.おもに昆虫を食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.

сверчок сахалинский → таёжный сверчок

сверчок таёжный,Locustella fasciolata
エゾセンニュウ(スズメ目センニュウ科).全長18cm.暗褐色で,眼上に白い眉斑があり,腹はやや淡色.東シベリア南部,極東南部に分布し,草むらや低木林に生息する.地上に巣を造り,6月に産卵する.繁殖期には大きな声で囀り,日中以外に夜中にもよく囀る.おもに昆虫を食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本には夏鳥として渡来する.
サハリンに生息する亜種を別種саха- линский сверчок,Locustella amnicolaとする見解がある.

сверчок японский = японская камышевка

свинка = морская свинья

свиные (= свиньи),Suidae イノシシ科

свинья белокрылая морская (= бело- крылая свинья),Phocaenoides dalli イシイルカ

свинья беспёрая морская (= беспёрая свинья),Neophcaena phocaenoides スナメリ

свинья дикая = кабан

свинья морская (= свинка),Phocaena phocaena
ネズミイルカ(クジラ目ネズミイルカ科).歯鯨の1種.体長は1.8m前後.鼻面は丸い.背側は暗灰色ないし黒色,腹側は白い.バレンツ海,白海,バルト海,北海.ベーリング海,オホーツク海などの寒海に生息するが,黒海やアゾフ海でも見られる.交尾期は7〜10月で,翌年の4〜6月に出産する.小群で生活し,魚類や甲殻類を食べる.

свиристелевые,Bombycillidae レンジャク科
свиристель,Bombycilla garrulus
キレンジャク(スズメ目レンジャク科).全長20cm.体はバラ色を帯びた灰色で,嘴基部から眼後方にかけて黒い線があり,翼の外側半分は黒く,尾の先端は黄色.冠羽(хохол)は大きい.ヨーロッパ地方北部,シベリア北部,マガダン地方,カムチャツカに分布し,針葉樹林やカンバ林に生息する.樹上に巣を造り,5〜6月に産卵する.昆虫や漿果を食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.
同属のамурский свиристель (=японский свиристель,Bombycilla japonica,ヒレンジャク)が極東南部に分布する.外見はсвиристельに似るが,尾の先端が赤い,2種とも日本には冬鳥として渡来する.

свиристел амурский (= японский свиристель) → свиристель

свиязь,Anas penelop
ヒドリガモ(カモ目カモ科).全長49cm.雄では額と頭頂は黄白色,頭部から頚,胸は茶褐色で,他の部分は灰色,雌は褐色で,腹が白い.ヨーロッパ地方から極東までのツンドラを除く地域の分布し,森林ツンドラや森林内の水域に生息する.水辺の草むらに巣を造り,5〜6月に産卵する.おもに植物質の植物を食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本には冬鳥として渡来する.

свиязь американская,Anas americana アメリカヒドリ

сгиб 翼角

сейвал = ивасёвый кит
секач セカチ.イノシシ,シカ,オットセイなどの2歳以上の成体雄のこと.

селевиниевые (= селевинии),Selevini- idae サバクヤマネ科

селевиния (= боялычная соня,пустынная соня),Selevinia betpakda- lensis
サバクヤマネ(ネズミ目サバクヤマネ科).体長8〜10cm,尾は長く6〜8cmの毛で被われている.背側は灰色で,腹側は白く,毛は長くや柔らかい.バルハシ湖北側の砂漠地帯の潅木のある環境に生息する.他のげっ歯類の巣穴を利用し,冬には冬眠する.4〜5月に約6子を産む.おもに昆虫を食べる.ロシア名は発見者のВ. А. Селевинに由来する.

серна,Rupicapra rupicapra
シャモア(ウシ目ウシ科).カモシカの1種.体長130cm前後で,四肢は細長く,肩高70〜80cm.角は黒く,尖端部で鉤状に後に曲がり,雌雄ともにある.体は夏には黄褐色ないし赤褐色,冬には黒褐色となる.耳の付けねから口先にかけ暗色縞がある.カフカス,カザフスタンの山地に生息し,夏は高山にも現れる.交尾期は10〜11月で,翌年の5月に出産する.急斜面の岩場を上手に走ることができる.小群で生活し,草や木の葉などを食べる.

серпоклюв,Ibidorhyncha struthersii トキハシゲリ

серьга 肉垂れ → лось

сиводушка → обыкновенная лисица

сивуч,Eumetopias jubatus
トド(アザラシ目アシカ科).体長は雄成体で3.2〜3.5m,雌で2.3〜3m.雄成体では首にたてがみ状の長毛がある.体は黄褐色ないし暗褐色.ベーリング海,オホーツク海東部の沿岸,島に生息する.5月下旬〜6月上旬にまず雄が繁殖地に上陸し,遅れて雌がやってくる.一夫多妻で雄は10数頭の雌を集めハレムをつくる.雌は繁殖地に着くと出産し,その数日後に交尾する.繁殖が終わると,南下し,回遊を始める.魚類やイカを食べる.

сизоворонка,Coracias garrulus
ニシブッポウソウ(ブッポウソウ目ブッポウソウ科).全長31cm.頭部と腹側は青緑色,背は褐色で,翼の後方半分は黒い.ヨーロッパ地方南部からカザフスタン,トルクメニヤにかけて分布し,森林から砂漠までさまざまの環境に生息する.樹洞を巣とし,5〜6月に産卵する.昆虫,カエル,ネズミ類などを食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.

сизоворонковые,Coraciidae ブッポウソウ科
синехвостка,Tarsiger cyanurus
ルリビタキ(スズメ目ヒタキ科).全長14cm.雄では背側と尾は青色,腹側は白色で,脇はオレンジ色.雌の背側や黄褐色.ヨーロッパ地方北東部からマガダン地方,沿海地方まで,カムチャツカ,サハリンに分布し,森林に生息する.半樹洞,倒木の上,地上に巣を造り,5〜6月に産卵する.昆虫を食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本にも生息する.

синица
シジュウカラ類.シジュウカラ属(Parus)の小鳥の総称.гаичка,лазоревка,московка,пухляк,киязекもシジュウカラ属である,秋から冬にかけては,同種だけのまたは異種のシジュウカラ類で群れ生活をし,この群れにкоролёк,ополовник,поползеньなど他の属の鳥が加わることもある.シジュウカラ属以外にもсиницаの名がつく種が少数いる.

синица большая,Parus major
ヨーロッパシジュウカラ(スズメ目シジュウカラ科).全長15cm.背側は青灰色,頭,喉,頬の周囲,胸・腹の中央の線は黒く,頬は白く.腹は黄色い.ヨーロッパ地方,カザフスタン,西シベリア,東シベリア南部,アムール川中流部まで分布し,森林や農耕地内の林,公園などに生息する.樹洞を巣とし,4〜6月に産卵する.おもに昆虫を食べるが,秋,冬には種子なども食べる.留鳥.

синица бухарская → серая синица

синица восточная,Parus minor,シジュウカラ

синица длинохвостая,Aegithalos caudatus
エナガ(スズメ目エナガ科).全長14cm.背,翼,尾は黒色,肩は赤紫色,顔と腹側は白い.尾が長い.ヨーロッパ地方南部,西シベリア南部,東シベリア南部,極東南部に分布し,針広混交林や落葉広葉樹林に生息する.樹上に球型で横に入口のある巣を造り,4〜5月に産卵する.おもに昆虫を食べる.留鳥.日本にも生息する.

синица рыжешейная,Parus rufonuchalis アカエリガラ

синица серая,Parus bokharensis ボハラシジュウカラ.分布域西部に生息するбухарская синица (Parus bokharensis)と東部に生息するсерая синица (Parus cinereus)の2種に分ける見解がある.

синица тисовая (=японская синица),Parus varius ヤマガラ

синица усатая,Panurus biarmicus ヒゲガラ

синица хохлатая,Parus cristatus
カンムリガラ(スズメ目シジュウカラ科).全長12cm.頭に冠羽(хохол)があり,背,翼,尾は灰褐色,喉,眼後方の縞,冠羽の斑は黒く,腹側は褐色を帯びた白色.ヨーロッパ地方北部に分布し,針葉樹林に生息する.樹洞を巣とし,4〜6月に産卵する.おもに昆虫を食べる.留鳥.

синица японская = синица тисовая

синицевые (=синицы),Paridae シジュウカラ科.この科にツリスガラ科(Remizidae)を含める見解がある.

синицы длинохвостые,Aegithalidae エナガ科

синицы толстоклювые → суторовые

синичка расписная,Leptopoecile sophiae ゴシキムシクイ

синьга американская → синьга

синьга,Melanitta nigra
クロガモ(カモ目カモ科).全長48cm.雄は全身黒色で,上嘴基部はふくらみ,黄色い.雌は黒褐色で,顔と前頚上部が灰色.ヨーロッパ地方北部から極東北部までのツンドラ,森林ツンドラ,針葉樹林内の水域に生息する.水辺の地上に巣を造り,6月に産卵する.潜水して水生昆虫,腹足類などを食べる.渡り鳥で,冬には南に渡り,海上で越冬する.日本には冬鳥として渡来する.
レナ川以東に分布するものを別種 американская синьга,Melanitta ameri- canaとする見解がある.

сип белоловый,Gyps fulvus シロエリハゲワシ

сипуха,Tyto alba
メンフクロウ(フクロウ目フクロウ科).全長38cm.背側は黄褐色で暗色斑があり,腹側は白色または黄土色.顔盤はハート型.旧ソ連のヨーロッパ地方西部に分布し,住宅地に生息する.建物に巣を造り,4〜5月に産卵する.げっ歯類や昆虫を食べる.留鳥.

сипухи,Tytonidae メンフクロウ科 система зубная 歯列(dental system)

скальник 崖営巣種

скворец
ムクドリ類.ムクドリ属(Sturnus)の小鳥の総称.一部のмайнаもムクドリ属である.

скворец = обыкновенный скворец

скворец браминский (= горная майна) Sturnus pagodarum ズグロムクドリ

скворец китайский,Sturnus sinensis カラムクドリ

скворец краснощекий = японский скворец

скворец малый,Sturnus sturninus
シベリアムクドリ(スズメ目ムクドリ科).全長17cm.雄では頭と下面は灰白色で,後頭に紫黒色斑があり,背は黒く,腰は黄褐色.雌は雄に似るが,後頭の斑と背は暗褐色.東シベリア最南東部,極東南部に分布し,小さな林や林縁部に生息し,樹洞に巣を造って5〜6月に産卵する.渡り鳥で,冬には南に渡る.

скворец обыкновенный (= скворец),Sturnus vulgaris
ホシムクドリ(スズメ目ムクドリ科).全長21cm.夏羽では黒色で緑や紫の光沢があり,背,翼,尾に淡黄色の小斑がある.ヨーロッパ地方からカザフスタン,バイカル地方にかけて分布し,疎林,農耕地,人家周辺に生息する.樹洞を巣として,4〜6月に産卵する.繁殖後に大きな群れとなる.昆虫や果実などを食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本には迷鳥として渡来する.

скворец розовый,Sturnus roseus
バライロムクドリ(スズメ目ムクドリ科).全長22cm.頭,冠羽,頚,翼,尾は黒色で金属光沢があり,その他の部分はピンク色.ウクライナからカザフスタンにかけて分布し,崖や岩のある環境に生息する.コロニーで繁殖し,岩の裂目などに巣を造り,5〜6月に産卵する.昆虫や果実などを食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.

скворец серый,Sturnus cineraceus ムクドリ

скворец японский (= краснощекий скворец),Sturnus philippensis コムクドリ

скворцовые (= скворцы),Sturnidae ムクドリ科

складчатогуб широкоухий,Tadarida teniotis
ヨーロッパオヒキコウモリ(コウモリ目オヒキコウモリ科).体長8〜9cm.耳が大きく,尾は腿間膜から長く突き出る.背側は褐色,腹側は茶色.中央アジア,ザカフカス,ザバイカルの山地に生息する.夜行性で,5月に1子を産む.飛んでいる昆虫を食べる.冬には南に渡る.

скопа,Pandion haliaetus
ミサゴ(タカ目ミサゴ科).全長54〜64cm.頭部は白く,嘴基部から眼の後方まで黒縞があり,背側は黒褐色,腹側は白い.ヨーロッパ地方から極東まで広く分布し,海岸,河川,湖沼に生息する.崖上や高木の先端に大きな巣を造り,4〜5月に産卵する.空中から水面めがけて飛び込み,魚を捕らえて食べる.冬には南に渡る渡り鳥.日本にも生息する.

скотоцерка,Scotocerca inquieta オウギムシクイ

скрадок = маскировка

славка,ズグロムシクイ類.ズグロムシクイ属(Sylvia)の小鳥の総称.

славка белоусая,Sylvia mystacea メネトリームシクイ

славка горная (= горная славка- завирушка),Sylvia althaea カシミヤムシクイ

славка-завирушка (=славка-мельничек),Sylvia curruca
コノドジロムシクイ(スズメ目ムシクイ科).全14cm.背側は灰褐色で,嘴基部から眼の後方まで黒縞があり,腹側は泥白色で,喉は白い.ヨーロッパ地方から東シベリアにかけて分布し,おもに森林に生息する.巣を樹木の低い所に造り,5〜6月に産卵する.おもに昆虫を食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本にはまれな旅鳥として渡来する.

славка-завирушка горная = горная славка

славка-мельничек = славка-завирушка

славка певчая,Sylvia hortensis メジロムシクイ

славка-портниха золотистая (= золотистая цистикола) Cisticola juncidus セッカ.

славка пустынная,Sylvia nana サバクムシクイ

славка садовая,Sylvia borin
ニワムシクイ(スズメ目ムシクイ科).全14cm.背側は灰緑色,腹側は淡灰緑色.ヨーロッパ地方,西シベリア中部,東シベリア南西部に分布し,おもに川沿いの低木林に生息する.低木に巣を造り,5〜6月に産卵する.おもに昆虫を食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.

славка серая,Sylvia communis ノドジロムシクイ(スズメ目ムシクイ科).全14cm.背側は茶褐色で,頭と頚は灰色,腹側は赤味を帯びた白色で,喉は白い.ヨーロッパ地方から東シベリア南西部にかけて分布し,おもに低木林に生息する.低木に巣を造り,6月に産卵する.おもに昆虫を食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.

славка черноголовая (= славка-черно- головка),Sylvia atricapilla
ズグロムシクイ(スズメ目ムシクイ科).全長14cm.体は灰褐色で,雄の頭は帽子をかぶったように黒い(шапочка).ヨーロッパ地方からカザフスタン北部にかけて分布し,森林のほか公園や庭にも生息する.低木に巣を造り,5〜6月に産卵する.おもに昆虫を食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.

славка ястребиная,Sylvis nisoria
シマムシクイ(スズメ目ムシクイ科).全15cm.背側は暗灰色,腹側は白く,暗灰色の横斑がある.ヨーロッパ地方からカザフスタン,東シベリア南西部にかけて分布し,おもに森林に生息する.低木に巣を造り,6〜7月に産卵する.おもに昆虫を食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.

славкоые,Sylviidae ウグイス科

слепушонка
モグラレミング類.モグラレミング属(Ellobius)のげっ歯類の総称.地下生活に適した体型をしており,体はがっちりし,尾は短く,眼が小さい.

слепушонка афганская,Ellobius fuscocapillus アブガンモグラレミング

слепушонка закавказская (= горная слепушонка),Ellobius lutescens ヤマモグラレミング

слепушонка обыкновенная,Ellobius talpinus
モグラレミング(ネズミ目ネズミ科).体長10〜12cm.体は灰褐色で,眼の周囲と頭の一部が黒い.ヨーロッパ地方南部,カザフスタン,中央アジアの森林ステップ,ステップ,半砂漠,砂漠に生息する.地下に坑道を掘って生活し,地上に出ることはまれである.ほぼ1年中繁殖し,1回に2〜4子を産む.植物の地下部を食べる.

слепыш
メクラネズミ類.メクラネズミ属(Spalax)のげっ歯類の総称.体はずんぐりし,尾は非常に短く,眼は皮膚下にあり,地下生活に適した形態している.切歯は強大である.

слепыш белозубый (= горный слепыш,малый слепыш),Spalax leucodon コメクラネズミ

слепыш гигантский (= кизлярский слепыш),Spalax giganteus オオメクラネズミ

слепыш обыкновенный,Spalax microphtalmus
メクラネズミ(ネズミ目ネズミ科).体長は20〜26cm,体は黄褐色.頭の両側に短い剛毛があり,ブラシのように見える.ヨーロッパ地方南部の森林ステップ,ステップに生息し,肥沃な土地や植物の多い所を好む.地下に長い坑道を掘り,地下生活をする.植物の地下部を食べる.

слёток 巣立幼鳥.スズメ目鳥類やタカ類など,樹上や建物などにある巣で育ち飛べるようになった幼鳥.→ подлёток

снегирь,Pyrrhula pyrrhula
ウソ(スズメ目アトリ科).全長16cm.雄の頭,翼,尾は黒く,頬と喉は紅色,腰は白く,その他は灰色.地域によっては胸または胸と腹が紅色.雌では雄の紅色と灰色の部分が灰褐色.ヨーロッパ地方北部から極東のオホーツク海沿岸,沿海地方,カムチャツカ,サハリン,千島列島に分布し,おもに森林に生息する.樹上に巣を造り,5〜6月に産卵する.昆虫や種子を食べる.留鳥であるが,一部は冬に南に移動する.日本にも生息する.
極東南部に生息するものを別種とする見解がある.この場合ヨーロッパ地方から極東北部にかけて生息するのがобыкновенная снегирь (Pyrrhula pyrrhula,カムチャツカ産はベニバラウソで雄の胸・腹が赤い),極東南部に生息するのがуссурийский снегирь (Pyrrhula griseiventris,ウソ)となる.

снегирь длиннохвостая (=урагус),Uragus sibiricus
ベニマシコ(スズメ目アトリ科).全長15cm.雄の夏羽では,背側が赤褐色で黒い縦斑があり,翼と尾は黒褐色,額,嘴基部,胸,腹は紅色.雌は淡黄褐色で,背側には黒い縦斑がある.東シベリア南部と極東南部の疎林や低木林に生息する.樹上の低い所に巣を造り,5月に産卵する.おもに種子を食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本にも生息する.

снегирь монгольский,Rhodopechys mongolica モンゴルナキマシコ

снегирь обыкновенная → снегирь

снегирь пустынный (= толстоклювый пустынный вьюрок),Rhodopechys githaginea ナキマシコ

снегирь серый,Pyrrhula cineracea ハイイロウソ

снегир уссурийский → снегирь

собака енотовидная,Nyctereutes procyonides
タヌキ(ネコ目イヌ科).体長65〜80cm.尾は太く,15〜25cm.体は黄褐色で,背側がやや黒っぽく,胸と四肢は黒褐色.眼の周囲は仮面をつけたように黒い.極東南部に分布するほか,1930年頃にヨーロッパ地方に移入された.おもに落葉広葉樹林に生息する.おもに夜行性.巣穴を堀ったり樹洞を巣とし,秋には皮下脂肪を貯え,冬には穴ごもりする.交尾期は2〜3月で4〜5月に5〜7子を産む.雑食性で,げっ歯類,鳥類,カエル,果実などを食べる.日本にも生息する.

соболь,Martes zibellina
クロテン(ネコ目イタチ科).体長35〜55cm,尾は11〜19cmで,雌ややや小さい.体は黄褐色から黒褐色,頭や淡色で,喉や黄色味を帯びる.毛や密生し柔らかい.極北を除くシベリア,ウラル,極東,サヤン,サハリンの常緑針葉樹林に生息する.倒木や根の下などを巣とし,6〜7月に交尾し,翌年4〜5月に3〜4子を産む.ネズミ,リス,鳥類,木の実,漿果などを食べる.毛皮獣として有名.日本では北海道に生息する.

сова белая,Nyctea scandiaca
シロフクロウ(フクロウ目フクロウ科).全長60cm.雄は全身白く,翼に黒色斑がある.雌は翼以外に頭,背,胸,腹にも黒色斑がある.「снежная баба」の愛称がある.ノヴァヤ・ゼムリャ,カラ海沿岸からチュコト半島までのツンドラに生息する.地上に巣を造り,5〜6月に産卵する.レミングや他の鳥類を捕らえて食べる.レミングなど餌となる動物の発生が少ないと,冬は南に移動する.日本にはまれな冬鳥として渡来する.

сова болотная,Asio flammeus
コミミズク(フクロウ目フクロウ科).全長35〜41cm.色はушастая соваに似るが,顔は灰褐色で,眼の周囲が黒く,耳羽は小さい.極北の一部を除きほぼ全域に分布し,おもに草原や湿原のような開けた環境に生息する.地上に巣を造り,4〜5月に産卵する.おもにネズミ類を食べるが,夜間のほか,日中にも狩りをする.北方に生息するものは冬には南に移動する.日本に冬鳥として渡来する.

сова иглоногая,Ninox scutulata アオバズク

сова ушастая,Asio otus
トラフズク(フクロウ目フクロウ科).全長35〜40cm.背側は灰色で,黒色,褐色,白色のまだら模様,顔は赤味を帯びた黄褐色で,眼の横に縦の白線があり,胸と腹は黄褐色で黒い縦斑がある.長い耳羽がある.ヨーロッパ地方からハバロフスク地方,沿海地方まで分布し,おもに森林に生息する.カラスなどの古巣を利用して4月に産卵する.ネズミ類や小鳥を食べる.北方に生息するものは冬には南に移動する.日本にも生息する.

сова ястребиная,Surnia ulula
オナガフクロウ(フクロウ目フクロウ科).全長36〜40cm.背側は灰色で白斑があり,顔は白いが周囲は黒い.腹側は白く,褐色の横縞がある.尾が長い.ヨーロッパ地方北部,西シベリア,東シベリア,極東のほぼ北緯65度以南の森林に生息する.先端の折れた木の上,幹の折れた部分などに巣を造り,4月に産卵する.おもにネズミ類を食べる.北方に生息するものは冬には南に移動する.

совиные,Strigidae
フクロウ科.趾は前2本,後2本になっている.耳羽(уши,ушки)のない丸顔の種や耳羽のある種(いわゆる「ミミズク」)がいる.顔は扁平でлицевой диск(顔盤)といわれる.夜行性.сова,совка,сплюшка,сыч,неясть,филинがいる.сова,неястьは中・大型,филинは大型,その他は小型である.

совка буланая (= совка пустынная),Otus brucei サバクミミズク

совка восточная,совка восточно- азиатская → сплюшка

совка ошейниковая,Otus lempiji
オオコノハズク(フクロウ目フクロウ科).全長24〜26cm.背側は黄褐色で暗色斑があり,後頚に半月型の淡色斑(ошейник)がある.腹側は黄土色で暗色斑がある.耳羽がある.沿海地方,サハリンの森林に生息し,おもに昆虫,小鳥などを食べる.樹洞を巣とし,4〜5月に産卵する.留鳥.日本にも生息する.
この種をOtus bakkamoenaの1亜種とする見解がある.その場合,ロシア名,和名は同じ.

совка уссурийская → сплюшка

совообразные (= совы),Strigiformes フクロウ目

сойка,Garrulus glandarius
カケス(スズメ目カラス科).全長33cm.体は紅色を帯びた褐色,頭は白く(地域によって茶色,または暗灰色)黒色斑があり,喉と腰は白く,眼の周囲,翼,尾は黒い.翼の一部に青色で黒い細縞のある羽毛がある.ヨーロッパ地方からザバイカルまでと極東南部のに森林に生息する.樹上に巣を造り,4〜6月に産卵する.ドングリを好むが,昆虫や漿果なども食べる.留鳥.日本にも生息する.

сойка монгольская (= монгольская саксаульная сойка,монгольская пустынная сойка),Podoces hendersoni ハシナガサバクガラス

сойка саксаульная,Podoces panderi サバクガラス

сокол-крошка,Microhierax ヒメハブサ属

сокол средиземноморский = рыже- головый балобан

соколиные,Falconidae ハヤブサ科.

сокол-крошка,Microhierax ヒメハヤブサ属

соколообразные (=хищные птицы),Falconiformes タカ目.このうちハヤブサ科(соколиные)をハヤブサ目とする見解がある.

соловей
ノゴマ類.ノゴマ属(Luscinia)の小鳥の総称.варакушкаもノゴマ属.ノゴマ属以外の種でもсоловейの名がつくものが少数いる.

соловей-белошейка (= белогорлый соловей),Irania gutturalis ノドジロコマドリ

соловей-красношейка,Luscinia calliope
ノゴマ(スズメ目ヒタキ科).全長16cm.背側はオリーブ褐色で,眼上の眉斑,嘴基部から後方に伸びる斑,腹は白く,胸と脇は灰色.雄は喉が赤い.西シベリアからカムチャツカまで,サハリン,千島列島に分布し,潅木草原に生息する.草むらの地上に球型の巣を造り,5〜6月に産卵する.おもに昆虫を食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本には夏鳥として渡来する.

соловей обыкновенный (= соловей),Luscinia luscinia
ヨナキツグミ(スズメ目ヒタキ科).全長17cm.背側は暗褐色,腹側は灰褐色.ヨーロッパ地方から東シベリア南西部にかけて分布し,潅木草原や庭に生息する.草むらの地上に巣を造り,5〜6月に産卵する.おもに昆虫を食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.

соловей-свистун,Luscinia sibilans
シマゴマ(スズメ目ヒタキ科).全長13cm.背側は褐色,腹側は褐色を帯びた白色で,胸と脇に鱗状の褐色斑がある.東シベリアの南半分からハバロフスク地方,沿海地方まで,サハリンに分布し,おもに森林に生息する.朽木の洞に巣を造り,5〜6月に産卵する.おもに昆虫を食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本では渡りの途中でまれに見られる.

соловей синий,Luscinia cyane
コルリ(スズメ目ヒタキ科).全長14cm.雄の背側は青色,腹側は白い.雌の背側はオリーブ褐色,腹側はオリーブ色.東シベリア南部と極東南部に分布し,森林に生息する.地上に巣を造り,5〜6月に産卵する.おもに昆虫を食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本では夏鳥として渡来する.

соловей тугайный,Erythropygia galactotes オタテヤブコマドリ

соловей южный,Luscinia megarhynchos サヨナキドリ

солонгой (= сусленник),Mustela altaica
タカネイタチ(ネコ目イタチ科).体は細長く,19〜26cm,尾は比較的長い.体は灰褐色,カザフスタン,中央アジア,アルタイ,ザバイカル,極東南部のステップ,川沿いの森林に生息する.木の根元の隙間や他の動物の巣穴を巣とする.2〜3月に交尾し,4〜5月に2〜8子を産む.泳ぎや木登りが上手く,ネズミ類や小型鳥類,,カエルなどを食べる.

соневые (= сонии),Gliridae ヤマネ科

соня боялычая = селевиния

соня лесная,Dryomys nitedula
モリヤマネ(ネズミ目ヤマネ科).体長9〜12cm,尾は6〜11cmで,毛に覆われている.背側は黄褐色,腹側は灰黄色で,鼻先から耳の付け根にかけて黒縞がある.ヨーロッパ地方中・西部,カフカス,中央アジア山地,カザフスタン,アルタイに分布する.広葉樹林に生息し,夜行性で,樹上生活をする.樹洞などを巣とし,5〜8月に1〜2回,1回に3〜4子を産む.冬には冬眠する.果実,漿果,堅果,昆虫などを食べる.

соня мышевидная,Myominus personatus ホソヤマネ

соня орешниковая (= мушловка),Muscardinus avellanarius
ヨーロッパヤマネ(ネズミ目ヤマネ科).体長7〜9cm,尾は長く6〜7cm.体は黄褐色で腹側は淡い.ヨーロッパ地方中・南西部の広葉樹林に生息する.夜行性で,樹上生活をする.樹上1〜2mに草や葉で巣を造ったり,樹洞を巣とし,5〜10月に2回,1回に3〜5子を産む.果実,漿果,堅果などを食べ,冬には貯食する.

соня-полчок,Glis glis
オオヤマネ(ネズミ目ヤマネ科).体長16〜20cm,尾は毛で被われ11〜15cm.体と尾の背側は灰色ないし褐色,腹側は白い.ヨーロッパ地方中部,カフカス,ザカフカス南・西部,カルパチアの落葉広葉樹林に生息する.夜行性で,樹上生活をする.樹洞に巣を造り,7月頃から繁殖を始め,3〜10子を産む.落葉広葉樹の堅果,漿果,昆虫などを食べる.

соняп устынная = селевиния

соня садовая,Eliomys quercinus メガネヤマネ

сорока,Pica pica
カササギ(スズメ目カラス科).全長45cm.背側と胸は金属光沢のある黒色,肩に白色部があり,腹は白い.尾が長い.ヨーロッパ地方,カフカス,西シベリアから東シベリア南部,沿海地方まで,カムチャツカに分布し,都市や農耕地に生息する.樹上に大きな巣を造り,4〜5月に産卵する.昆虫,カエル,果実などを食べる.留鳥.

сорока голубая,Cyanopica cyana オナガ

сорокопут
モズ類.モズ属(Lanius)の鳥の総称であるが,Hypocoliusもсорокопутと言われる.жуланもモズ属である.

сорокопут большой = серый сорокопут

сорокопут длиннохвостый,Lanius schach タカサゴモズ

сорокопут клинохвостый,Lanius spheno- cercus オオカラモズ

сорокопут красноголовый,Lanius senator ズアカモズ

сорокопут маскированный,Lanius nubicus シロクロモズ

сорокопут свиристелевый, Hypocolius ampelinus ミミグロレンジャクモドキ

сорокопут серый (= большой сорокопут),Lanius excubitor
オオモズ(スズメ目モズ科).全長25cm.背側は灰色で,翼と尾は黒色,腹側は白色,嘴基部から眼の後方まで黒い縞がある.ヨーロッパ地方から極東まで広く分布し,森林ツンドラ,疎林,低木林などに生息する.樹上に巣を造り,4〜5月に産卵する.昆虫,カエル,小型哺乳類などを食べる.留鳥であるが,北部に生息するものは冬に南に渡る.

сорокопут тигровый,Lanius tigrinus チゴモズ

сорокопут чернолобый,Lanius minor
ヒメオオモズ(スズメ目モズ科).全長20cm.背側は灰色で,額,嘴基部から眼の後方までの縞,翼,尾は黒色,腹側は白色.ヨーロッパ地方南部,カフカスに分布し,ステップや低木林に生息する.樹上に巣を造り,4〜5月に産卵する.昆虫,カエル,小型哺乳類などを食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.

сорокопут японский,Lanius bucephalus モズ

сорокопутовые (= орокопуы),Laniidae モズ科

сохатый = лось

сплюшка,Otus scops
コノハズク(フクロウ目フクロウ科).全長19〜22cm.灰褐色で,褐色,黒色,灰色の斑がある.耳羽がある.ヨーロッパ地方南半分からザバイカル地方までと沿海地方,サハリンに分布し,森林に生息する.樹洞に巣を造り,5月に産卵する.おもに昆虫を食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.
沿海地方に生息するものを別種とする見解がある.その場合,西部のものはсплюшка (Otus scop,ヨーロッパコノハズク),東部のものはуссурийская совка (= восточная совка,восточно-зиатская совка,восто- чная сплюшка (Otus suina,コノハズク)となる.後者は日本には夏鳥として渡来する.

старик,Synthliboramphus antiquus ウミスズメ

старик хохлатый,Synthliboramphus wumizusume カンムリウミスズメ

ствол 羽軸→перо

  ствол побочный = добавочный стержень

стенолаз,Tichodroma muraria カベバシリ(ゴジュウカラ科)

стенофаг 狭食性.食性の範囲が狭いこと. → эврифаг

стервятник,Neophron percnopterus エジプトハゲワシ

стержень добавочный (=побочный стволб, побочный стержень) 後羽(afterfeather, aftershaft)

стерх (= белый журавль),Grus leucogeranus
ソデグロヅル(ツル目ツル科).全長135cm.体は白く,初列風切羽と初列雨覆が黒い.嘴は長く暗赤色,前頭部は皮膚が裸出し,暗赤色,脚は淡赤色.オビ川やレナ川の下流部のツンドラや森林ツンドラに生息する.沼近くの地上に草で大きな巣を造り,6月に産卵する.草の根や芽,昆虫,小型げっ歯類を食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本には迷鳥として渡来したことがある.

стрежень добавочный (подочный) 後羽

стрелоух белобрюхий,Otonycteris hemprichi ヘンプリッチミミナガコウモリ

стрепет,Otis tetrax ヒメノガン

стрижеобразные,Apodiformes アマツバメ目

стрижиные (= стрижи),Apodidae
アマツバメ科.翼は長細く,飛ぶ速度は非常に速い.飛んでいる姿は鎌のように見える.

стриж белоблюхий,Apus melba シロハラアマツバメ

стриж белопоясный → чёрный стриж

стриж иглохвостый (= колючехвост),Hirundapus caudacutus
ハリオアマツバメ(アマツバメ目アマツバメ科).全長21cm.開翼長50cm.体は黒褐色で,額,喉,腰の下部は白い.尾の先端は羽軸だけが3〜5mmの針状となる.脚は短い.アルタイから沿海地方までとサハリン,千島列島の森林に生息する.樹洞に巣を造る.飛ぶのが速く,羽ばたくことなく滑空し,飛びながら昆虫を捕って食べる.渡り鳥で,冬には南に渡る.日本には夏鳥として渡来する.

стриж малый,Apus affinis ヒメアマツバメ

стриж чёрный,Apus apus
ヨーロッパアマツバメ(アマツバメ目アマツバメ科).全長17cm.体は黒褐色で,喉が泥白色.ヨーロッパ地方からバイカル湖周辺まで分布し,おもに都市に生息する.コロニーで繁殖し,樹洞,建物などに巣を造り,6月に産卵する.飛びながら昆虫を食べる.渡り鳥で冬には南に渡る.
同属のбелопоясный стриж(Apus pacificus,アマツバメ)が東シベリア南部と極東に分布する.日本にも夏鳥として渡来する.

стрижи-саланганы,Collocalia アナツバメ属

султанка,Porphyrio porphyrio セイケイ

сумка фабрициевая ファブリキウス嚢(鳥類)

сурок
マーモット類.マーモット属(Marmota)のげっ歯類の総称.体はずんぐりし,四肢は短い.足には頑丈な爪があり,穴掘りに適している.байбак,тарбаганもマーモット属である.→ байбак,тарбаган

сурок алтайский = серый сурок

сурок длиннохвостый (= красный сурок),Marmota caudata オナガマーモット

сурок камчатский (= черношапочный сурок),Marmota camtschatica
カムチャツカマーモット(ネズミ目リス科).体長40〜55cm.体は黄褐色で,背はやや暗色,頭は黒い.東シベリア,カムチャツカの山岳地帯に生息する.地下に巣穴を掘り,10〜5月には冬眠し,冬眠からさめると繁殖を始め,1回に5子くらいを産む.一つの巣穴に20頭近くもいる.花,草の茎,種子,昆虫などを食べる

сурок Мензбира,Marmota menzbieri テンザンマーモット

сурок монгольский = тарбаган

сурок серый (= алтайский сурок),Marmota baibacina アルタイマーモット

сурок сибирский = тарбаган

сурок степпной = байбак

сусленник = солонгой

суслик
ハタリス類.ハタリス属(Citellus)のげっ類の総称であるが,Spermophilopsis属もсусликと言われる.地上性のリス.頬袋をもつ.日中に活動し,巣穴の入口近くでよく後足で立ち上がった姿勢でいる.巣穴を掘った土を入口周辺に盛り,塚(бутан)をつくる.

суслик азиатский длиннохвостый = длиннохвостый суслик

суслик арктический (=амриканский длиннохвостый суслик,берингийский суслик),Citellus parryi
キタハタリス(ネズミ目リス科).体の大きさや色はдлиннохвостый сусликに似る.マガダン地方,チュコト,カムチャツカの山岳ツンドラや高山草原に生息する.地下に坑道を掘り,群れ生活をする.10〜4月に冬眠し,5〜6月に平均5〜7子を産む.草,種子,漿果類のほか昆虫も食べる. длиннохвостый сусликと同種とする見解もある.

суслик большой (= рыжеватый суслик),Citellus major オオハタリス

суслик даурский (= забайкалский суслик),Citellus dauricus ダウリアハタリス

суслик длиннохвостый (= азиатский длиннохвостый суслик),Citellus undulatus
オナガハタリス(ネズミ目リス科).体長20〜32cm,尾は比較的長く10〜15cm.背側は黄灰色ないし黄褐色で,白っぽい斑点がある.腹側は淡黄色.天山北部,アルタイ・サヤン山地からプリアムーリエまでの森林や森林ステップに生息する.地下に複雑な坑道を掘り,群れ生活をする.10〜3月に冬眠し,4月から繁殖を始め,1回に5〜10子を産む.おもに草食性で,昆虫やキノコも食べる.

суслик европейский,Citellus citellus ヨーロッパハタリス

суслик жёлтый (= суслик-песчаник),Citellus fulvus
キハタリス(ネズミ目リス科).体長23〜38cm,尾長6〜12cm.体は淡黄褐色ないし黄灰色で,背は波立って見える.腹側は淡い.ヴォルガ川左岸下流域,カザフスタン,中央アジアの砂漠,半砂漠に生息する.地下に坑道を掘り,生活をする.5〜6月に夏眠を始め,2〜3月に目覚めると繁殖を始める.1回に4〜13子を産む.おもに草の茎,葉,種子を食べる.

суслик крапчатый,Citellus suslicus フイリハタリス

суслик краснощекий,Citellus erythro- genys ホオアカハタリス

суслик малый,Citellus pygmaeus
コハタリス(ネズミ目リス科).体長12〜24cmで,尾は短い.体は黄灰色から灰褐色で,背に淡い斑点があることがある.ウクライナ南部,ヴォルガ川中・下流域,カザフスタン,北カフカスのステップ,砂漠,半砂漠,まれに農耕地に生息する.地下に坑道を掘り,数頭のコロニーで生活する.冬に冬眠し,2〜4月に冬眠からさめると繁殖を始め,1回に3〜8子を産む.おもに草の茎,葉,種子を食べる.

суслик реликтовый (= тянь-шаньский суслик) ,Citellus relictus テンザンハタリス

суслик тонкопалый,Spermophilopsis leptodactylus ホソユビハタリス

суслик тянь-шаньский = реликтовый суслик

сутора = бурая сутора

сутора тростинковая,Paradoxornis heudei カオジロダルマエナガ

сутора бурая (= сутора),Paradoxornis webbianus ダルマエナガ

суторовые (= толстоклювые синицы),Paradoxornithidae ダルマエナガ科

сухонос,Anser cygnoides
サカツラガン(カモ目カモ科).全長87cm.頭から後頚は黒褐色,顔から前頚は黄土色,体は灰褐色で,淡色の横斑があり,下腹部は白い.東シベリア最南部,極東南部の湖沼に生息する.草地に巣を造り,4月下旬から産卵する.おもに草を食べる.渡り鳥で冬には南に渡る.日本にはまれに冬鳥として渡来する.

сыч 小型のフクロウ類の総称であるが,このほかсовка,сплюшкаも小型のフクロウ類である.→ совиные

сыч воробьиный (= сыч-воробей),Glaucidium passerinum
スズメフクロウ(フクロウ目フクロウ科).全長17cm.背側は褐色で白斑があり,顔は白く,腹側は白地に黒色斑がある.耳羽はない.ヨーロッパ地方北部から,東シベリア南部,極東にかけて分布し,森林に生息する.樹洞を巣とし,4〜5月に産卵する.ネズミ類や小鳥類などを食べる.留鳥であるが,北部に生息するものは冬に南に渡る.

сыч домовый,Athene noctua
コキンメフクロウ(フクロウ目フクロウ科).全長22cm.背側は褐色で白斑があり,顔は白く,腹側は白地に黒色斑がある.耳羽はない.ヨーロッパ地方南部からカザフスタンにかけて分布し,森林ステップから山地までさまざまの環境に生息する.崖の裂目や建物の隙間などに巣を造り,4〜5月に産卵する.ネズミ類,小鳥類,昆虫などを食べる.留鳥.

сыч мхононогий,Aegolius funereus
キンメフクロウ(フクロウ目フクロウ科).全長25cm.背側は褐色で白斑があり,顔は白く,腹側は白地に黒色斑がある.耳羽はなく,足は趾まで羽毛に覆われる.ヨーロッパ地方北部から極東にかけての森林に生息する.樹洞を巣とし,4月に産卵する.ネズミ類や小鳥類などを食べる.留鳥であるが,北部のものは冬に南に渡る.日本では北海道に生息する.

сычики краликовые,Glaucidium スズメフクロウ属 → воробьиный сыч

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Т

тайфунник シロハラミズナギドリ属(Pterodroma)

тайфунник белолобый,Pterodroma leucoptera ミナミシロハラミズナギドリ

тайфунник Пиля,Pterodroma inexpectata マダラシロハラミズナギドリ

тайфунник Соландра,Pterodroma solandri ハジロミズナギドリ

таловка = пеночка-таловка

тауи бурый,Pipilo erythrophthalmus ワキアカトウヒチョウ

темя 頭頂

теньковка=пеночка-теньковка

тетерев,Tetrao tetrix (またはLyrurus tetrix)
クロライチョウ(キジ目ライチョウ科).全長41-53cm.雄の体は黒く,下尾筒(подхвостье)が白く,眼上の肉冠は赤く目立つ.雌は赤褐色で細かい黒色斑がある.雄は雌より大きい.ヨーロッパ地方から極東の沿海地方にかけて分布し,森林や森林ステップに生息する.春先に数羽の雄が開けた場所に集まり,翼を半開きにし,尾を広げてディスプレーをする.地上に巣を造り,5月に産卵する.雌だけが抱卵する.草,木の冬芽,漿果,昆虫などを食べる.留鳥.

тетерев кавказский,Tetrao mlokosiewiczi (またはLyrurus mlokosiewiczi) コーカサスクロライチョウ

тетеревиные,Tetraonidae
ライチョウ科.глухарь,дикуша,куропатка(一部はキジ科),рябчик,тетеревがいる.

тетеревятник,Accipiter gentilis
オオタカ(タカ目タカ科).全長50-57cm.背側は暗青灰色,腹側は白く,黒く細い横縞があり,尾に4本の黒帯がある.ヨーロッパ地方からアナディール地方まで,ツンドラ帯を除きほぼ全域に分布する.森林,森林ステップ,森林ツンドラに生息する.樹上に枝と積み重ねて巣を造り,4−5月に産卵する.小鳥類からハト大の鳥を捕らえて食べる.留鳥,一部は冬に南に移動する.

тимелия полосатая (=кустарница),Garrulax lineatus ミヤマスジチメドリ

тиркушка восточная,Glareola maldivarum ツバメチドリ

тиркушка луговая,Glareola pratincola
ニシツバメチドリ(チドリ目ツバメチドリ科).全長25cm.背側は灰褐色で,腹と腰は白く,胸は黄褐色.尾は長くツバメの尾のように二又に分かれ,黒い.ウクライナからカザフスタンにかけて分布し,乾燥した開けた植物の少ない環境に生息する.コロニーで繁殖し,4−5月に水域近くの地上に産卵する.昆虫を食べる.渡り鳥で,冬には南下する.

тиркушка степная,Glareola nordmanni ハグロツバメチドリ

тиркушковые,Glareolidae ツバメチドリ科

ткачиковые,Ploceidae
ハタオリドリ科.スズメ属(Passer),イワスズメ属(Petronia),ユキスズメ属(Montifringilla)がいる.

токование = демонстрация → глухарь

токовище アリーナ.繁殖期に雄が雌を獲得するために集まる場所.→ глухарь

топорик,Lunda cirrhata エトピリカ

травник(=красноношка),Tringa totanus
アカアシシギ(チドリ目シギ科).全長28cm.体は灰褐色で腰が白い.嘴の基部と脚は赤い.北部を除くヨーロッパ地方,シベリア南部,極東南部,カフカス,ザカフカスに分布する.湿地や湿潤な草原に生息する.草の茂った小高い所に巣を造り,5〜6月に産卵する.浅瀬で昆虫や甲殻類などを食べる.渡り鳥で,冬には南下するが,渡り途中や越冬地では干潟にも生息する.日本には旅鳥として春と秋に渡来する.

трехперстка,Turnix tanki ミフウズラ

трехперстковые,Turnicidae ミフウズラ科

трубконосые,Procellariiformes
ミズナギドリ目.嘴にある鼻孔が管状になっており,管鼻類とも言われる.альбатрос,буревестник,глупыш,крачка,тайаунникがいる.

трупиал западный луглвой,Sturnella neglecta ニシマキバドリ

трупиал ржавчатый,Euphagus carolinus クロムクドリモドキ

трясогузка
セキレイ類.セキレイ属(Motacilla)の鳥類の総称.体は細長く,尾も長い.地上にいるときにはいつも尾を上下に振る習性がある.ただし,древесная трясогузкаは尾を横に振る.

трясогузка белая,Motacilla alba
ハクセキレイ(スズメ目セキレイ科).全長21cm.雄では背側,喉,胸は黒色,翼の大部分と腹側は白い.雌では背が灰色で,喉は白く,その他は雄とほぼ同じ.ほぼ旧ソ連全域に分布し,川沿い,海岸,農耕地などに生息する.岩の間や人家の隙間に巣を造り,5−6月に産卵する.昆虫を食べる.渡り鳥で,冬には南下する.日本にも生息する.

трясогузка горная,Motacilla cinerea
キセキレイ(スズメ目セキレイ科).全長20cm.頭と背は青灰色,翼は黒褐色,腰は黄色,尾は黒く,腹側は黄色.雄では喉が黒い.ほぼウラル山脈以東の北緯65度以南に分布し,おもに山地河川に生息する.川沿いの岩の下などに巣を造り,5−6月に産卵する.昆虫を食べる.渡り鳥で,冬には南下する.日本にも生息する.

трясогузка древесная,Dendronanthus indicus イワミセキレイ

трясогузка жёлтая,Motacilla flava
ツメナガセキレイ(スズメ目セキレイ科).全長17cm.雄では頭は灰色または黒色,背は緑オリーブ色,翼と尾は黒褐色,腹側は黄色.雌は雄に比べて背側は暗色で,腹側は淡い.ほぼ旧ソ連全域に分布し,湿原や草原に生息する.地上に巣を造り,5−6月に産卵する.昆虫を食べる.渡り鳥で,冬には南下する.日本では北海道北部で繁殖する.

трясогузка желтоголовая,Motacilla citreola
キガシラセキレイ(スズメ目セキレイ科).全長17cm.雄では頭と腹側は黄色,背は灰色で,翼は黒い.雌では頭がオリーブ褐色で,それ以外は雄とほぼ同じ.ヨーロッパ地方から東シベリア,極東南部にかけて分布し,湿原や草原に生息する.地上に巣を造り,5−6月に産卵する.昆虫を食べる.渡り鳥で,冬には南下する.日本には春にまれに渡来する.

трясогузка японская (=японская белая трясогузка),Motacilla grandis セグロセキレイ

трясогузковые,Motacillidae セキレイ科

тулес,Pluvialis squatarola
ダイゼン(チドリ目チドリ科).全長30cm.夏羽では背側は黒褐色と白色のまらだ模様,顔から胸,腹にかけては黒く,胸側面は白い.カニン半島からチュコト半島までのツンドラ帯に生息する.地上に巣を造り,6月に産卵する.小型無脊椎動物を食べる.渡り鳥で,冬には南下する.日本には旅鳥または冬鳥として渡来する.

тупик → ипатка

тупик-носорог (=длинноклювый тупик,рогатый тупик),Cerorhinca monocerata ウトウ

турач,Francolinus francolinus クビワシャコ

турпан,Melanitta fusca
ビロードキンクロ(カモ目カモ科).全長55cm.雄は全身黒く,眼下に白斑があり,翼の一部が白い.雌は全身黒褐色で,翼の一部が白い.ヨーロッパ地方東部から極東にかけて広く分布し,ツンドラや森林ツンドラの海岸や湖沼に生息する.水辺近くの草むらに巣を造り,6月に産卵する.腹足類,水生昆虫,小魚などを食べる.渡り鳥で冬には南下する.日本には冬鳥として渡来し,海上に生息する.
東シベリア以東に分布するものを別種とする見解がある.その場合,東部のものはгорбоносый турпан (Melanitta deglandi,ビロードキンクロ),西部のものの和名はニシビロードキンクロとなる.

турпан пестроносый,Melanitta persicillata アラナミキンクロ

турухтан,Philomachus pugnax
エリマキシギ(チドリ目シギ科).全長25-32cm.夏羽では背側が黒褐色で,腹側は白い.雄には眼上と頚に飾り羽があり,頚のものは襟巻き状(воротник)になる.飾り羽の色は,白色,灰黒色,黄褐色など多様である.ヨーロッパ地方から極東北部にかけて分布し,ツンドラからステップまでさまざまの環境に生息する.繁殖期には数羽の雄が集まり,飾り羽をたてて雌獲得のためのディスプレーをする(турнир).地上に巣を造り,6月に産卵する.昆虫などを食べる.渡り鳥で,冬には南下する.日本には旅鳥として渡来する.

тювик,Accipiter badius ミナミハイタカ

тяга ヤマシギのディスプレー飛翔 → вальдшнеп

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У

удод,Upupa epops
ヤツガシラ(ブッポウソウ目ヤツガシラ科).全長26cm.頭に大きな冠羽があり,細長い嘴は下に曲がる.体は黄土色で,腹は白っぽく,翼は黒と白の縞模様,尾は黒い.ヨーロッパ地方南部,東シベリア,極東南部に分布し,孤立した小さな林,農耕地,都市では公園などに生息する.樹洞を巣とし,4−6月に産卵する.地上で昆虫やミミズなどを食べる.渡り鳥で,冬には南下する.日本にはまれに飛来する.

уздечка 眼先(嘴基部と眼の間の部分)

улар
セッケイ類.セッケイ属(Tetraogallus)の鳥類の総称.キジ科の1グループで,中型の鳥.高山・亜高山帯に生息する種が多く,草など植物質の餌を食べる.

улар алтайский,Tetraogallus altaicus アルタイセッケイ

улар гималайский (=темноблюхий улар),Tetraogallus himalayensis ヒマラヤセッケイ

улар кавказский,Tetraogallus caucasicus コーカサスセッケイ

улар каспийский,Tetraogallus caspius カスピアセッケイ

улар тибетский,Tetraogallus tibetanus チベットセッケイ

улит большой,Tringa nubularia
アオアシシギ(チドリ目シギ科).全長35cm.脚が長く,背側は灰色で暗灰色の斑があり,腹側は白い.ヨーロッパ地方から極東にかけてのほぼ北緯55〜65度に分布し,森林帯や森林ツンドラの湖沼,河川,湿原に生息する.地上に巣を造り,5−6月に産卵する.昆虫や小魚などを食べる.渡り鳥で,冬には南下する.日本には旅鳥として渡来する.

улит желтоногий,Tringa flavipes コキアシシギ

улит охотский,Tringa guttifer カラフトアオアシシギ

улит пепельный американский,Heteroscelus incana メリケンキアシシギ

улит пепельный сибирский,Heteroscelus brevipes キアシシギ

улит пёстрый,Tringa melanoleuca オオキアシシギ

урагус = длиннохвостая снегирь

утиные,Anatidae
カモ科.大部分の種で雌雄の体の色が異なり,雌は褐色の地味な色である.また,繁殖期後に羽毛が抜け換り,一時期雄も雌のような色になる.

утка серая,Anas strepera
オカヨシガモ(カモ目カモ科).全長50cm.雄では頭が褐色,体は灰黒色で,腹は白い.雌では褐色で,黒褐色斑がある.ヨーロッパ地方から極東までのツンドラ帯を除く地域に分布し,湖沼や河川に生息する.地上に巣を造り,5月に産卵する.おもに植物質の餌を食べる.渡り鳥で,冬には南下する.日本には冬鳥として渡来する.

уха кроюшие 耳羽(眼の斜め下の部分)

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Ф

фаза светлая,淡色型(同じ種で体の色に2型あり,色の淡い方)

фаза тёмная ,暗色型(同じ種で体の色に2型あり,色の濃い方)

фазан,Phasianus colchicus キジ

фазановые,Phasianidae
キジ科.кеклик,куропатка(一部はライチョウ科),перепел,турач,улар,фазанがいる

фазанчик водяной = якана

филин,Bubo bubo
ワシミミズク(フクロウ目フクロウ科).全長66cm.全身褐色で,暗褐色斑がある.耳羽が長い.ヨーロッパ地方から極東までのほぼ北緯65度以南に分布し,森林から砂漠までさまざまの環境に生息する.岩棚などに巣を造り,4月に産卵する.ノウサギ,ネズミ類,ライチョウ類などを捕らえて食べる.留鳥.
沿海地方,サハリンの森林にはрыбный филин (Ketupa blakistoni,シマフクロウ)が生息する.2種とも日本に少数生息する.

филин рыбный → филин

фифи,Tringa glareola
タカブシギ(チドリ目シギ科).全長22cm.背側は灰褐色で,淡灰色や白色の斑があり,腹側は白い.ヨーロッパ地方北部から極東にかけ極北部を除く地域に分布し,ツンドラ,湿原,草原などさまざまの環境に生息する.草むらに巣を造り,6月に産卵する.おもに昆虫を食べる.なき声は「фи-фи,фи-фи」と聞こえる.渡り鳥で,冬には南下する.日本には旅鳥または冬鳥として渡来する.

фламиго розовый,Phoenicopterus roseus ベニイロフラミンゴ

фламиговые,Phoenicopteridae フラミンゴ科

фрегат- ариель,Fregata ariel コグンカンドリ

фрегат малый,Fregata minor オオグンカンドリ

фрегаты,Fregatidae グンカンドリ科

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Х

халей (=восточная клуша),Larus heuglini ホイグリンカモメ

セイタカシギ(チドリ目セイタカシギ科).全長32cm.夏羽の雄では頭上,後頚,背,翼は黒く,その他は白い.雌では頭部も白い,脚は非常に長い.ウクライナ南部からカザフスタン南部にかけて分布し,湖沼周辺など水域近くに生息する.水辺近くの地上に巣を造り,5月に産卵する.水生昆虫や腹足類などを食べる.渡り鳥で,冬には南下する.日本にはまれに渡来する.

хохотун черноголовый,Larus ichthyaetus オオズグロカモメ

хрустан,Eudromias morinellus コバシチドリ

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Ц

цаплевые,Ardeidae
サギ科.волчок,выпь,кваква,цапляがいる.

цапля サギ類.アカガシラサギ属(Ardeola),アマサギ属(Bubulcus),シラサギ属(Egretta),アオサギ属(Ardea)のサギ類の総称.

цапля белая блоьшая,Egretta alba ダイサギ

цапля белая малая,Egretta gazelle コサギ

цапля белая средная,Egretta intermedia チュウサギ

цапля белокрылая,Ardeola bacchus アカガシラサギ

цапля египетская,Bubulcus ibis アマサギ

цапля жёлтая,Ardeola ralloides カンムリアマサギ

цапля жёлтоклювая,Egretta eulophotes カラシラサギ

цапля рыжая,Ardea purpurea ムラサキサギ

цапля серая,Ardea cinerea
アオサギ(コウノトリ目サギ科).全長93cm.頭は白く,目上から後方に黒縞があり,後頭に黒い冠羽がある.背側は青灰色,頚は灰色で全面に黒い縦縞があり,腹は白い.ヨーロッパ地方南部から極東南部にかけて分布し,湖沼や河川に生息する.樹上に巣を造り,5月に産卵する.小魚や両生類などを食べる.渡り鳥で,冬には南下する.日本にも生息する.

цевка ふ蹠(脚の踵と趾の間の部分)

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Ч

чайка
カモメ類.カモメ属(Larus),クビワカモメ属(Xema),ミツユビカモメ属(Rissa), ヒメクビワカモメ属(Rhodostethia),ゾウゲカモメ属(Pagophila)の海鳥の総称.ただし,これらを全てカモメ属にまとめる見解もある.コロニー(птичий базар)で繁殖する.

чайка белая,Pagophila eburneus ゾウゲカモメ

чайка большая полярная = бургомистр

чайка буроголовая (=тибетская чайка),Larus brunnicephalus チャガシラカモメ

чайка вилохвостая,Xema sabini クビワカモメ

чайка китайская,Larus saundersi ズグロカモメ

чайка малая,Larus minutes
ヒメカモメ(チドリ目カモメ科).全長28cm.背と翼の背側は灰色,頭部は黒く,腹側は白い.ヨーロッパ地方尾北部,西シベリア中部,東シベリア中部,極東北西部に分布し,海岸や大きな河川沿いに生息する.地上に巣を造り,5−6月に産卵する.昆虫や甲殻類などを食べる.渡り鳥で,冬に南下する.

чайка морская,Larus marinus オオカモメ

чайка морская тихоокеанская = тихоокеанская чайка

чайка озёрная,Larus lidibundus
ユリカモメ(チドリ目カモメ科).全長40cm.背と翼背側は青灰色,頭部は黒く,腹側は白い.ヨーロッパ地方から極東にかけてのほぼ北緯65度以南の地域で,カザフスタンを除く地域に分布し,海岸,湖沼,河川に生息する.地上に巣を造り,4−5月に産卵する.魚や昆虫などを食べる.渡り鳥で,冬には南下する.日本には冬鳥として渡来する.

чайка полярная малая,Larus glaucoides アイスランドカモメ

чайка реликтовая,Larus relictus ゴビズキンカモメ

чайка розовая,Rhodostethia roseus ヒメクビワカモメ

чайка серебристая,Larus argentatus
セグロカモメ(チドリ目カモメ科).全長60cm.背と翼背側は青灰色で,頭部と腹側は白い.翼の先端は黒く,白斑がある.ヨーロッパ地方から極東にかけてのほぼ北緯65度以北,カザフスタン,西シベリア,東シベリア西部の分布し,海岸,湖沼,河川に生息する.地上に巣を造り,5−6月に産卵する.魚や腹足類などを食べる.北部に生息するものは,冬に南下する.日本には冬鳥として渡来する.
近縁のтихоокеанская чайка (Larus schistisagus オオセグロカモメ)が極東の海岸部に生息する.日本にも生息する.

чайка серокрылая,Larus ichthyaetus ワシカモメ

чайка сизая,Larus canus
カモメ(チドリ目カモメ科).全長45cm.背と翼背側は青灰色で,頭部と腹側は白い.翼の先端は黒く,白斑がある.ヨーロッパ地方から極東にかけてのほぼ北緯65度以南の地域で,ヨーロッパ地方南部,カザフスタン,極東南部を除く地域に分布し,海岸,湖沼,河川に生息する.地上に巣を造り,5−6月に産卵する.魚や腹足類などを食べる.渡り鳥で,冬には南下する.日本には冬鳥として渡来する.

чайка тибетская= буроголовая чайка

чайка тихоокеанская → серебристая чайка

чайка черноголовая,Larus melanocephalus ニシズグロカモメ

чайка чернохвостая,Larus crassirostris ウミネコ

чайковые,Laridae
カモメ科.бургомистр,говорушка,голубок,клуша,маёвка,чайка,хохотунがいる.

чеглок,Falco subbteo
チゴハヤブサ(タカ目ハヤブサ科).全長28〜31cm.背側は灰黒色,腹側は白く,胸と腹に黒い縦斑があり,下腹部は赤褐色.ヨーロッパ地方から極東までのほぼ北緯65度以南に分布し,林と開け環境が組合わさった所に生息する,カラス類などの古巣を利用し,6月に産卵する.昆虫や小鳥を捕らえて食べる.渡り鳥で,冬には南下する.日本には夏鳥として渡来する.

чеграва,Hydroprogne caspia オニアジサシ

чекан большой,Saxicola insignis オオノビタキ

чекан луговой,Saxicola rubetra
マミジロノビタキ(スズメ目ツグミ科).全長13cm.背側は褐色,喉と胸は赤黄土色,腹は白く,雄では嘴基部から頬にかけて黒褐色.ヨーロッパ地方から西シベリア南部にかけて分布し,潅木草原に生息する.草むらに巣を造り,5−6月に産卵する.おもに昆虫を食べる.渡り鳥で,冬には南下する.

чекан черноголовый,Saxicola torquata
ノビタキ(スズメ目ツグミ目科).全長13cm.雄の背側は黒く,胸は赤褐色で,腹と腰は白い.ヨーロッパ地方東部からマガダン地方,サハリンまで広く分布し,潅木草原に生息する.草むらに巣を造り,5−6月に産卵する.おもに昆虫を食べる.渡り鳥で,冬には南下する.日本にの夏鳥として渡来する.

чекан чёрный,Saxicola caprata クロノビタキ

чернеть морская,Aythya marila
スズガモ(カモ目カモ科).全長45cm.雄では頭と胸は黒色,背は灰色で,腹と脇は白い.雌では嘴基部の周囲と腹が白く,その他は黒褐色.コラ半島からオモロン川までのほぼ北緯65度以北とカムチャツカに分布し,ツンドラや森林ツンドラに生息する.水辺近くの草むらに巣を造り,5月に産卵する.潜水して腹足類,甲殻類,小魚などを食べる.渡り鳥で,冬には南下する.日本には冬鳥として渡来する.

чернеть морская американыкая,Aythya affinis コスズガモ

чернеть хохлатая,Aythya fuligula
キンクロハジロ(カモ目カモ科).全長40cm.雄の腹と脇は黒く,それ以外は黒く,黒い冠羽(хохол)がある.雌は全身黒褐色.ヨーロッパ地方から極東までのほぼ北緯65度以南に分布し,湖沼や川に生息する.水辺近くの草むらに巣を造り,5月に産卵する.潜水して腹足類,甲殻類,小魚などを食べる.渡り鳥で,冬には南下する.日本にも生息する.

чернозобик,Calidris alpina
ハマシギ(チドリ目シギ科).全長21cm.背側は赤褐色で,褐色斑があり,顔,頚,胸は白くて黒く細い斑がある.腹は白く中央に大きな黒斑がある.コラ半島からチュコト半島までのツンドラに生息する.乾燥した所で地上に巣を造り,6月に産卵する.甲殻類,腹足類,昆虫などを食べる.渡り鳥で,冬には南下する.日本には冬鳥として渡来する.

черныш,Tringa ochropus
クサシギ(チドリ目シギ科).全長24cm.背側は黒褐色で小さな白斑があり,顔から胸には白地に黒褐色の縦斑があり,腹は白い.ヨーロッパ地方からマガダン州,沿海地方までのほぼ北緯68度以南に分布し,森林内の川沿い,湖沼,湿地に生息する.地上に巣を造ったり,カラス類やツグミ類などの古巣を利用して,5−6月に産卵する.おもに水際で昆虫などを食べる.渡り鳥で,冬には南下する.日本には冬鳥として渡来する

чечевица большая,Caprodacus rubicilla イワバオオマシコ

чечевица обыкновенная,Caprodacus erythrinus
アカマシコ(スズメ目アトリ科).全長14cm.雄では頭,喉,胸,腰が赤く,背と尾は褐色で,腹は泥白色.ヨーロッパ地方からカムチャツカまでの北緯65−75度以南に分布し,低木林に生息する.低木に巣を造り,5−6月に産卵する.種子や昆虫を食べる.渡り鳥で,冬には南下する.日本には冬にごくまれに渡来する.

чечевица розовая (=малый розовая чечевица),Caprodacus rhodochlamys ヒゴロモマシコ

чечевица сибирская,Caprodacus roseus
オオマシコ(スズメ目アトリ科).全長18cm.体は紅桃色で,背側には黒い縦斑がある.雄では前頭と喉が銀色.東シベリアと極東のほぼ北緯65度以南に分布し,森林に生息する.樹上に巣を造り,6月に産卵する.おもに種子をたべる.なき声は「чавычу видел」と聞こえる.渡り鳥で,冬には南下する.日本には冬鳥として渡来する.

четётка (=обыкновенная четётка),Acanthis flammea
ベニヒワ(スズメ目アトリ科).全14長cm.額は赤く,背側は灰褐色で黒い縦斑があり,腹側は汚白色で,胸側面と脇には黒い縦斑がある.雄の胸は赤い.ヨーロッパ地方北部から極東にかけて分布し,ツンドラ,森林ツンドラ,低木林に生息する.低木や地上に巣を造り,5−6月に産卵する.おもに種子を食べる.渡り鳥で,冬には南下する.日本には冬に渡来する.

четётка горная,Acanthis flavirostris キバシヒワ

четётка тундрная (=пепельная четётка),Acanthishornemanni
コベニヒワ(スズメ目アトリ科).全13長cm.体の色はчетёткаに似るが,雌雄同じ色で,雄の胸は赤くない.西シベリアから極東にかけてのツンドラ帯に分布し,ツンドラ,森林ツンドラ,低木林に生息する.低木や石の間に巣を造り,5−6月に産卵する.おもに種子を食べる.渡り鳥で,冬には南下する.日本には冬鳥としてまれに渡来する.

чечевичник краснокрылый,Rhodopechys sanguinea ベニバネナキマシコ

чибис,Vanellus vanellus
タゲリ(チドリ目チドリ科).全長32cm.頭は黒く,後頭に長い冠羽があり,後頚から胸は黒く,背側は緑色光沢のある黒色,腹側は白い.ヨーロッパ地方から東シベリア南部にかけて分布し,草原や農耕地に生息する.地上に巣を造り,5−6月に産卵する.昆虫,腹足類,ミミズなどを食べる.渡り鳥で,冬には南下する.日本にはおもに冬鳥として渡来する.

чибис серый,Microsarcops cinereus ケリ

чибис украшенный,Vanellus indicus インドトサカゲリ

чибис шпорцевый,Vanellus spinosus ツメバゲリ

чиж,Carduelis spinus
マヒワ(スズメ目アトリ科).全長13cm.雄では頭が黒く,背側は灰緑色で黒い縦斑があり,腹側は黄色で,下腹部側面に黒い縦斑がある.雌は雄に似るが,頭が黒くない.ヨーロッパ地方から西シベリア南部,東シベリア南部,極東南部にかけて分布し,針葉樹の多い森林に生息する.針葉樹の枝上に巣を造り,5−6月に産卵する.種子や昆虫を食べる,冬には大きな群れとなる.北部に生息するものは,冬には南下する.日本には冬鳥として渡来する.

чирок мраморный (=узконосый чирок),Anas angustirostris ウスユキガモ

чирок-свистунок,Anas crecca
コガモ(カモ目カモ科).全長38cm.雄では頭部は茶色で眼周囲から頚にかけて緑色,体は灰色.雌は褐色で,黒褐色の斑がある.ほぼ旧ソ連全域の分布し,湖沼などの水域に生息する.水域に近い地上に巣を造り,5月に産卵する.水生昆虫や種子を食べる.渡り鳥で,冬には南下する.日本にはおもに冬鳥として渡来する.

чирок-трескунок,Anas querquedula
シマアジ(カモ目カモ科).全長38cm.雄の顔は褐色で,眼上から後方に白い斑があり,胸は暗褐色で,体の他の部分は灰色.雌は褐色で,黒褐色の斑がある.ヨーロッパ地方から極東にかけてのほぼ北緯60度以南に分布し,森林,森林ステップ,ステップの水域に生息する.水辺の地上に巣を造り,5月に産卵する.腹足類や甲殻類などを食べる.渡り鳥で,冬には南下する.日本には冬鳥として渡来する.

чистик,Cepphus grylle ハジロウミバト

чистик очковый,Cepphus carbo ケイマフリ

чистик тихоокеанский,Cepphus columba ウミバト

чистиковые,Alcidae
ウミスズメ科.гагарка,ипатка,кайра,конюга,люрик,пыжик,старик,топорик,тупик,чистикなどがいる.

чомга,Podiceps cristatus
カンムリカイツブリ(カイツブリ目).全長56cm.夏羽では,頭上の冠羽は黒く,背側は黄褐色で,顔,頚.腹側は白い.顔から後頭にかけてある飾羽(украшающие перья)は赤褐色で「воротник」といわれる.ヨーロッパ地方から東シベリア南西部にかけて分布し,湖沼に生息する.繁殖期には雌雄が体の半分以上を水面から出し,並んで水面を走るディスプレーをする.水面やヨシ原に巣を造り,5月に産卵する.潜水して魚や両生類などを食べる.渡り鳥で冬には南下する.日本にも冬鳥として渡来する.

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Ш

шаг 二足歩行.足を交互に動かす歩き方.→прыжок

шилококлювка,Recurvirostra avosetta
ソリハシセイタカシギ(チドリ目セイタカシギ科).全長43cm.脚と嘴は長く,嘴は上方に反っている.頭上,後頚,肩,翼の一部が黒く,その他の部分は白い.カザフスタン,西シベリア南部に分布し,ステップや砂漠地帯に生息する.コロニーで繁殖し,水域水際の地上に浅い窪みを造って,5−6月に産卵する.昆虫や腹足類などを食べる.渡り鳥で,冬には南下する.日本にはまれに渡来することがある.

шилококлювковые,Recurvirostridae セイタカシギ科

шилохвость,Anas acuta
オナガガモ(カモ目カモ科).全長53−75cm.雄では尾が長く,頭が黒褐色,背と脇は灰色で,前頚,胸,腹は白い.雌は褐色で,黒褐色の斑がある.旧ソ連領のほぼ全域に分布し,ツンドラ,森林ツンドラ,森林,森林ステップの水域に生息する.水際の草むらに巣を造り,5−6月に産卵する.水草,昆虫,腹足類などを食べる.渡り鳥で,冬には南下する.日本には冬鳥として渡来する.

широконоска,Anas clypeata
ハシビロガモ(カモ目カモ科).全長50cm.嘴は大きく幅広い(和名のハシビロは「嘴・広」の意味).雄では頭が緑色光沢のある黒色,背は中央が黒く,その両側は白色,胸は白く,脇は茶色.雌は褐色で,黒褐色の斑がある.ヨーロッパ地方から極東にかけてほぼ北緯65度以南に分布し,森林,ステップなどの水域に生息する.草むらに巣を造り,5月に産卵する.おもに昆虫や甲殻類を食べる.渡り鳥で,冬には南下する.日本には冬鳥として渡来する.

широкорот,Eurystomus orientalis ブッポウソウ

широкохвостка короткокрылая → короткокрылая камышевка

широкохвостка соловьиная → широкохвостая камышевка

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Щ

щегол,Carduelis carduelis
ゴシキヒワ(スズメ目アトリ科).全長12cm.雄では顔の嘴周囲は赤く,背は褐色,後頭,翼,尾は黒色,腹は白い.ヨーロッパ地方から西シベリア南部,ザバイカルにかけてとカフカスに分布し,森林に生息する.樹上に巣を造り,4−5月に産卵する.種子や昆虫を食べる.北部に生息するものは,冬には南下する.
ザバイカルに分布するものは,頭が黒くなく,別種とする見解がある.この場合,西部のものはчерноголовый щегол (Carduelis carduelis,ゴシキヒワ),東部のものはседоголовый щегол (Carduelis caniceps,シロガシラヒワ)となる.

щеголь,Tringa erythropus
ツルシギ(チドリ目シギ科).全長33cm.嘴と脚が長い.夏羽では黒く,背側に細かい白斑があり,脚は赤い.コラ半島からチュコト半島までのほぼ北緯65度以北に分布し,ツンドラや森林ツンドラに生息する.草むらや湿原の地上に巣を造り,5−6月に産卵する.昆虫や腹足類などを食べる.渡り鳥で,冬には南下する.日本には冬鳥として渡来する.

щур,Pinicola enucleator
ギンザンマシコ(スズメ目アトリ科).全長20cm.雄の頭部,胸,腹は赤く,下腹部は暗灰色.雌は黄褐色で下腹部が暗灰色.ヨーロッパ地方北部から極東までのほぼ北緯65度以南に分布し,山地の森林に生息する.針葉樹の枝に巣を造り,5−7月に産卵する.針葉樹の種子や漿果を食べる.北部に生息するものは,冬には南下する.日本では北海道の高山に生息するほか,冬鳥としても渡来する.

щурка зелёная,Merops superciliosus ルリホオハチクイ

щурка золотистая,Merops apiaster
ヨーロッパハチクイ(ブッポウソウ目ハチクイ科).全長28cm.嘴基部から後頭にかけてと喉に黒い縞があり,喉は黄色,頭と背は金色を帯びた褐色,腹側は灰青色.ヨーロッパ地方南部からカフカスに分布し,ステップなど開けた環境に生息する.コロニーで繁殖し,崖の隙間などを巣とし,5−6月に産卵する.渡り鳥で,冬には南下する.

щурковые,Meropidae ハチクイ科

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Ю

юла (= лесной жаворонок),Lulula arborea
モリヒバリ(スズメ目ヒバリ科).全長15cm.頭に短い冠羽がある.背側は黄褐色で黒褐色の縦斑があり,腹側は淡黄褐色で,胸に褐色の縦斑がある.ヨーロッパ地方中部に分布し,林縁部に生息する.地上に巣を造り,5−6月に産卵する.昆虫や草の種子を食べる.渡り鳥で,冬には南下する.

юнок,Junco hyemalis ユキヒメドリ

юрок = вьюрок

Я

якана (=фазанчик водяной),Hydrophasianus chirugus レンカク

ягиятник = бородач

якановые,Jacanidae レンカク科

ястреб короткопалый = китайский перепелятник

ястребиные,Accipitridae
タカ科.いずれの種も雄より雌の方が大きい.беркут,гриф,канюк,коршун,лунь,орлан,орёл,осоед,перепелятникなどがいる.

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